3タイプに分かれるクライアントさん

プライベート・仕事・対人関係・お金といった、様々な問題や悩みに対応するにあたって、精一杯、誰かに自分を認め満たしてもらうために、長年に渡り、大人の自分を抑え込んで【子供仕様】の欲の認め満たし方を選択・実行することを積み重ねて、飢えた状態にあるセッション前のクライアントさん達。

 

同じ「飢えた」状態ではあるのですが、クライアントさん達は、主に下記の3タイプに分かれています。

空腹ではあるけれど、周囲に自分を認めてもらえると感じる傾向が強い方

周囲に自分を認めてもらうことで、現状を変えようとする

空腹かつ、周囲に自分を認めてもらえないと感じる傾向が強い方

何とかして、周囲に自分を認めてもらいたいと努力することで、現状を変えようとする

周囲に自分を認めてもらうことを諦め、半ば自暴自棄気味にある方

空腹かつ、周囲に自分を認めてもらえないと感じる傾向が強い方で、何とかして、周囲に自分を認めてもらうことで、現状を変えようと頑張ってきたけれど、何も変わらず、周囲に自分を認めてもらうことを諦め、半ば自暴自棄気味になっている

タイプの違いによって、セッションで押さえるポイントが少し違うのですが、タイプが分かれていても、クライアントさん達の訴えも、躓きも、「共通」です。

セッション前の訴え

  • 1つの問題に手をかけようとすると、別の問題が絡み合ってしまい、身動きが取れない
  • 現状を何とかしたいと思って、色々頑張っているのに、何もうまくいかない
  • 自分がどうしたいのかがわからない。どうしていいかわからない。これ程頑張っても何も変わらないなら、自分にはどうすることもできない

といったことをお話になります。


つまり

・【子供仕様】の欲の認め満たし方では、クライアントさんが本当に欲しい何かは得られない
・【子供仕様】の欲の認め満たし方が、クライアントさんには合わない

のです。

 

ただ、クライアントさん達は、長年に渡り【子供仕様】の欲の認め満たし方を積み重ねたことにより【大人仕様】の欲の認め満たし方の自体を知らない上に、身に付けていません。


その為、問題や悩みが生じた際に、表面上テクニックをあれこれ変えながら、周囲に自分を認め満たしてもらうことを求めて、【子供仕様】の欲の認め満たし方を使い続けるしかないのです。

 

【子供仕様】の欲の認め満たし方では、誰かに自分を認めて貰いさえすれば、問題や悩みは解決することになっているので、仕方がありません。

周囲に自分を認めてもらえる時

【子供仕様】の欲の認め満たし方で、周囲の誰かや何かから自分を認めてもらえていると感じる状態が持続している時は、高揚感や期待感といったものが生じ「この先、何か変わりそうだ」「物事が何もかもうまくいきそうだ」といったことを感じやすくなります。

 

充実感を得られる為、やる気も出やすく、精神的にも安定します。

 

周囲に自分を認めてもらえたら、問題・悩みが解決することになっている為、現状が変わる・望みが実現する・夢が叶うといった希望が持てる状態になります。

 

現状を変えたり、望みを実現したりする為に、さらに周囲に自分を認めてもらうための活動に精を出すのです。

 

本来、現状を変えたり、望みを実現したりしようとするなら、自分が何をする必要があるのかをわかった上で、一つ一つ行動する必要があるのですが、【子供仕様】では、それがありません。

 

なので、時間の経過と共に「うまくいっているはずなのに、何も変わらない」と感じることが起き、「これでいいのだろうか」と不安になったり「もっと努力しないといけない」と思ったり、「どうして、自分はうまくいかないのだろう」と考えたりするようになります。

 

これは、例えるなら、周囲に刺激を受け、高揚感が湧き、勢いに乗って、現状を変える為に何かの資格を取ろう・勉強を始めようと考え、物を揃えて開始したけれど、何日もしないうちにやる気が失せてしまい、「自分って長続きしないなあ」と自分を責めるようなものです。

 

でも、実の所、自分を責める必要なんてないのです。

 

何故なら【子供仕様】の欲の認め満たし方では、周囲に刺激を受け、高揚感が湧き、勢いに乗って、何かの資格を取ろう、勉強を始めようと考え、物を揃えて開始したという段階で、タスク完了になるのですから。

 

「長続き」とか「次に繋げる」とか「活かす」いうのは、【大人仕様】の欲の認め満たし方で行うことであり、【子供仕様】では管轄外なのです。

 

【子供仕様】では、周囲に認めてもらえていると感じているうちは、安定していますが、自分を認めてもらえないと感じることが続くと、どんどん不安定になっていきます。

 

「自分の人生は、周囲の誰かや何かが認めてくれるかどうか次第」なので、仕方がありません。

 

不安定になると、安定を求めて、周囲に自分を認めてもらうための活動に精を出します。

 

結果的に、この活動が、その場を凌ぎに繋がり、時間の経過と共に問題を大きくしてしまうのですが【子供仕様】の欲の認め満たし方しか知らないので、必要な手を打てません。

 

【子供仕様】の欲の認め満たし方しか知らない上に、小さな頃から現在に至るまで、この方法に慣れ親しんでいる場合、問題や悩みが生じた際には、どうしても【子供仕様】の方法で、周囲の承認を得ることに力を注ぎ、現状が変わることを期待してしまいますし、それが当たり前なのです。

「ありのままの自分でいいんだよ」と言われると混乱する

クライアントさんの中では、誰かに自分の欲を認め満たしてもらうためには、ありのままの自分でいてはいけないという状態になっています。


その為、ご自分では、ありのままの自分(の欲)を認められないし、認めてはいけないことになっているのです。


なので、誰かから「ありのままの自分を認めましょう」と言われると、クライアントさんの中では

・【子供仕様】の欲の認め満たし方しか知らないから「ありのままの自分を認めてはいけない」


・【大人仕様】の欲の認め満たし方があることを知らないから「ありのままの自分をどうやって認めてよいのかわからない」

と混乱してしまうのです。

 

同じ「ありのままの自分」も【子供仕様】と【大人仕様】では意味が全く異なります。

 

【子供仕様】で指す、ありのままとは

自分の欲を赴くままに満たしたり、自分の欲を赴くままに満たす為に、周囲を自分の思い通りに動かす自分を良し(認める)とする

 

なので、わがまま・自分勝手と感じて出来ないと立ち止まるか、ありのままの自分を抑え込むことに疲れきってしまい、思い切って実行するかで揺れるのです。

 

どちらも【究極】なので、揺れるのも当然です。

 

しばらく揺れた後、「ありのままの自分を認めるなんてできない」と感じ、慣れ親しんだ【子供仕様】の欲の認め満たし方に落ち着くパターンが多いのです。

 

でも、もしかしたら、たがが外れて【子供仕様】のありのままの自分を認めることを実行するかもしれません。

 

最初のうちは、恐々

自分の欲を赴くままに満たしたり、自分の欲を赴くままに満たす為に、周囲を自分の思い通りに動かす自分を良し(認める)とする

のですが、慣れてくると

皆、自分の欲を赴くままに満たしたり、自分の欲を赴くままに満たす為に、周囲を自分の思い通りに動かす自分を良し(認める)とする私を見て!認めて!

になり、周囲から注目を浴びる(認めてもらう)為に、ありのままの自分を良しとするという動きになるのです。

 

【子供仕様】では、「自分の人生は、周囲が自分を認めてくれるか次第」なので仕方がないことなのですが、周囲に対して認めてもらうことを、どんどん求めるのです。

 

エスカレートすると、どんなことをしても、沢山の人の注目を得ようとします。

 

沢山の注目を得たら、大きな問題や悩みが解決したり、望みが叶うことになっているのですから。

 

気が付いたら、犯罪に手をかけていたなんてこともあり得るのです。

 

以上のことから、セッション前のクライアントさん達にとっての問題とは、

周囲の誰かや何に自分を認めてもらえないこと

なのですが、実際の問題は

何をしても、どこまでいっても【子供仕様】の躓きから抜け出せず、結局【子供仕様】を選ばざるを得ないこと(=本質・特性を活かせない状態から抜け出せず、本質・特性を活かせない選択をするしかない)

なのです。

 

【子供仕様】から抜け出せないことで、クライアントさん達は、知らず知らずのうちに、次、次と別の問題を自ら引き起こした挙句、自己否定に行きつく悪循環にはまり続けるのですが、どのようなことが起きているのでしょう。