親の良くない影響が子に及んだ背景と対応策【自律最善タッピングセッション事例】

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

この話は、自律最善タッピングセッション事例・人の愚痴を聞くのは苦じゃないってどういうこと?の続きです。

子供たちに愚痴の影響が及ぶのを気にしていた理由

Tさんが、お子さん達への影響を気にしていたのには理由がありました。

昔、Tさんは、父親に自分の意見を言おうとすると、母親から止められていたと言います。

そして、「思っていることを言えない」女性たちが集まって、愚痴を言い合っているのを見てきたのだそうです。

彼女が、自分の意見を旦那さんに言えないのも、愚痴を聞くことが苦じゃないのも、小さい頃にご両親を始めとする、周囲の大人たちから受けた影響なんですよね。

無自覚のうちに「自分の意思を犠牲にすることで、穏便に暮らせる」と学習していたのでした。

自分が両親の影響を受けたように、子供も自分たちの影響を受けているのではないか。

世代間連鎖に気づいたTさんが、お子さん達を気にするのは当然だと思います。

自己犠牲が世代間連鎖した背景

連鎖は、ご両親うんぬんというより、時代背景が大きかったはず。

Tさんは、40代なので、小さい頃は「自分の意思を犠牲にすることで、穏便に暮らす」のが当然だったでしょう。

大きくなってからも、「女だから」「嫁だから」という理由で、自分の意思を犠牲にすることで、穏便に暮らさざるを得ない」場面も多かったと思うのです。

そうするのが当然で、そうするしか方法がなかった時間を多く過ごしてきているのですよね。

自己犠牲をしている時の問題解決方法

自己犠牲をしている時の、問題解決方法って「相手がどう思っているのかは関係なく、表面上は、自分の思い通りに動く」なのです。

これは
「どちらかが、どちらかを従わせる(誰かに自分を認めさせる)」
「双方が黙る」
「双方が怒鳴り合って、どちらかが折れる」
で可能になります。

そうすれば、表面上は、問題がないことになるのです!

だから、Tさんと旦那さんにとっては

旦那さん:怒鳴り続ける

Tさん:心の内ではモヤモヤがあっても、表面上はないように振舞う

が問題の解決方法だったんですよね。

自己犠牲の積み重ねによる代償

でも、思うことがあるのに、旦那さんに何も言わずにやり過ごし続けたら、どうなるでしょう。

一概には言えませんが、旦那さんは、家庭内で暴君になってもおかしくありません。

旦那さんを怒らせないよう、Tさんは周りと愚痴を言い合うことで、互いの認め満たし合いをして、やり過ごす。

としたら、お二人の状態は

長年一緒にいる、一番近い、大事なパートナーであるはずなのに、お互いに肝心なことを話せない。

話し合いにもならないし、話にもならない。

ということでもあるのです。

タッピングを使って、ネガティブな感情をありのまま認めることで引き出したTさんの意志が、「旦那と話をしたい」だったのは、こういう背景があったから、なんですよね。

そして、Tさんが黙ってやり過ごし続けた代償が、「話をしたいけれど、どうしたらいいのかわからない」だった、ということ。

自己犠牲の代償は思っている以上に大きいけれど対応策はある

「意思を引き出せても、必要な行動へと結びつけられない」のであれば、どうしたらいいのかわからなくなる。

必要な行動がわかっても、動きたくないし、動けないと感じる。

と言った具合に、一つ動くたびに、引っかかりが起きます。

なので、自律最善タッピングを使って、思考や感情をありのまま認め、細やかに掘り下げながら、頭と心が納得した上でTさんが動ける状態を作っていきました。

Tさんの視点・思考・選択・言動が変われば、その影響は、お子さん達や旦那さんに及びますものね。

皆が幸せであれ(互いの違いを尊重した上で意思を活かせるようになれ)と思うのです。