生き方の軌道修正が必要な理由

なぜ、生き方の軌道修正が必要なのでしょう。

それは、悩むばかりで、どうしたいのかわからないと感じる状態に陥る根本原因が

世代間連鎖による、日常的な自己犠牲の積み重ね

にあるから

もう少し詳しく書くと、幼い頃に、親を始めとする周囲とのやり取りを通じて、子供なりに自分や周囲を守るために身に着けた「自己犠牲」を処世術として日常的に使い続けたために、自分の意思を活かして行動する術を、自らの内に育む機会を失ったまま大人になったことが、悩みの根本原因になっているのです。

自己犠牲って何だろう

自己犠牲とは、自分を犠牲にし、周囲を優先すること。

周囲と波風を立てたり、問題を起こしたりしないようにするために、自分はどうしたいのか、意思の元となる感情や思考、言動などを抑えこみ、表向きは人に従うこと。

大人になった今は、無意識のうちに力関係を判断し、誰かを自分に従わせたり、自分が誰かに従ったりすることで、自分や周囲を守ることが、あなたの処世術であり、悩みの解決方法であり、願いを叶える方法となっているはず、なのです。

でも、実際の所、この方法は「悩みを解決する・願いが叶う・うまくいく」どころか、対人を含む、さまざまなトラブルを引き起こす原因となります。

自己犠牲の積み重ねによるさまざまなトラブル

自分を尊重しようとすると、他者が犠牲になる。

他者を尊重しようとすると、自分が犠牲になることの積み重ねが

  • 仲間外れ
  • いじめ
  • ~ハラ
  • 夫婦関係の悪化
  • 不倫
  • 嫁姑舅問題
  • 毒親(過干渉・ネグレクト・虐待・親ガチャなど)
  • ストーカー
  • クラッシャー
  • 老害
  • 洗脳
  • 散財・貧困
  • マウンティング

などの深刻な状態を、あなたにもたらします。

ところが、このような状態に陥っても、必要な対応が取れないので、抜け出すことができません。

なぜなら、長年による積み重ねによって

  • 自己犠牲をうまくいく(悩みの解決・願いを叶える)と思い込んでいる
  • 自分がどうしたいのかに沿って、行動する術が身についていない

からです。

そのため、自分ごとや対人関係において、自己犠牲による的を射ない対処に

  • 時間
  • 労力
  • お金

を費やした揚げ句、トラブルを引き起こし

  • 自信
  • 居場所
  • 存在価値
  • 肯定感

を失い

  • 自己否定を強める
  • 後悔してばかり
  • ストレスが生じる

という流れにはまり、満たされないことが多いのです。

ところが、自己犠牲による対処をうまくいくと思い込んでいるため、どうしてうまくいかないのかがわからず、出口もないまま悩み続けることになる訳です。

このような状態に陥っている時に必要なのが「大人として、自分らしく幸せに生きる」ことへの軌道修正なのです。

メタ認知能力を育む必要性