
ありのまま認める×EFTで
- 自分がどうしたいのかわからない
- 自分がない
- 本当の自分がわからない
と感じている方の「何」を生かすのかというと「本心」です。
「本心」だと漠然とした感じがするので、もう少しわかりやすく表現しましょう。
「欲」です。
あなたの「欲」を生かすのです。
この記事は
の続きです。
自分の欲を生かすとは?
自分の欲を生かすとは、どういうことでしょう。
「欲」という言葉に、何となく良いイメージがないと感じた方がいらっしゃるでしょうか。
恐らく
- わがまま
- 強欲
- 承認欲求
- 支配欲
- 物欲
- 金銭欲
- 名(誉)欲
などといった内容を、想像なさるのではないでしょうか。
では、これだとどうでしょう。
- 悩みや問題を解決する
- 自己実現
- 願望実現
- 希望を持つ
- 目標を掲げる
- 研究する
- 解明する
- 疑問を抱く
- 疑問を解く
- 直す・治す
- 学ぶ
- 目標を持つ
- 作る・創る
- 愛する
- 何もしたくない
- 書く
- 話す
- 聞く
- 気を付ける
- お金をためる・支払う
- 旅行する
- 運転する
- 呼吸する
- 洗濯する
- 選択する
- 歯を磨く
- 経験する
- 幸せ
- 楽しい
- 試す
- 謝罪する
- 感謝する
- 音楽を聴く
- 助ける
- 後悔する
- 片付ける
- 離したくない
- つまらない
- やりたくない
など、私たちの思考や感情、行動の背景には
- 知りたい
- わかりたい
- 欲しい
- ありたい
- なりたい
- 納得したい
- 伝えたい
- 行きたい
- 楽しみたい
- 泣きたい
- 謝りたい
- したくない
- 助けたい
- 守りたい
- 保ちたい
- 聞(聴)きたい
- ~したい
- ~したかった
- ~したくない
- 何かが必要だ
- 他のものが必要だ
といった、さまざまな「欲」が存在しています。
「欲」は、別の言い方をすると「あなたは、どうしたいのか」です。
自分を生かす欲の扱い方を身に着ける
ただ、「欲」だけでは、動きがありません。
例えば、「知りたい」と思っていても、そのまま止まってしまっていては、あなたの「欲」は満たされませんよね。
実際に「知る」ための選択や行動をして、納得したり、得たことを何かに生かしたりするのではないでしょうか。
なので、自分を生かす「欲」の扱い方となる
- 認める
- 求める
- 満たす
- 次につなげる
ことを、身に着ける必要があるのです。
つまり、何かしらうまくいかない・・と感じている場合は、「欲」の扱い方である
- 認める
- 求める
- 満たす
- 次につなげる
動きをチェックすると、どこでつまづいているのかが、わかるということです。
ありのまま認める×EFTって何?の記事で、このEFTは、「自分がどうしたいのかがわからない」「自分がない」「本心がわからない」と感じている人のための
- 思考や感情の手入れ方法
- 悩みを根本から自分で解決する方法
- 自己実現方法
- 主体的に思考し、行動する方法
- 持ち味を生かす方法
であり、解法は一緒と書きました。
これらの方法は、表現こそ違いますが、全て同じ「自分を生かす欲の扱い方」です。
本当に望む世界を創るってどういうこと?
ありのまま認める×EFTって何?の記事で、EFTには「本当に望む世界を創る」という目的があると述べました。
世界という響きに、大それた感じがするかもしれませんが、実際はそうではありません。
自分がどうしたいのかわからないのは何故?悩みが生じる原因と対応策の記事に、自分を抑える選択・対応を、長年に渡って使い続けたことによって、あなたの外側で生じたのがAの悩み、内側に生じたのがBの悩みと書きましたが、あなたの世界は、あなたの扱った欲が、あなたの外側(A)・内側(B)へと反映することによって、創られています。
だから、本当に望む世界を創るためには、あなたの欲を生かすことが大切なのです。
人生とは、生きるとは、欲を認め、求め、満たすことの連続・積み重ねであり、それしかしていない
実は、人生とは、生きるとは、突き詰めると、目の前の出来事に対し、自分の欲を認め、求め、満たすことの連続・積み重ね であり、それしかしていません。
そのために、人は、思い感じ考え、選択し、行動しています。
そもそも
「欲」の存在に、気づかなければ
「欲」があることを認められませんし
「欲」を求めることも
「欲」を満たすことも
できず、人の成長はあり得ません。
愛も、文化も、社会も、技術や医療なども発展しませんし、実りも、豊かさもないのです。
「欲」は、とても大切なものなのです。
欲の扱い方には注意が必要です
ただし、認め方、求め方、満たし方など、欲の扱い方には、注意が必要です。
人間は、もともと「自分(欲=持ち味)を生かす」ことによって、幸せに生きられるよう創られていると書きましたが、これらが可能になるかどうかは、あなたの欲の扱い方にかかっているからです。
自分(の欲)を生かす場合は、自分や周囲の尊重と安全の確保を前提に「感覚・感情」「理性」どちらも生かして欲を扱う(認め、求め、満たす)ことが必要です。
これを、ありのまま認める×EFTでは、「自律」と言います。
ありのまま認める×EFTでは、自律によって、自分の欲を自分で認め、求め、満たしていきます。
感覚・感情だけを生かした欲の扱い方
仮に「感覚・感情」だけを生かす場合は、どうでしょうか。
小さい頃から大人になるまで、感覚・感情の赴くまま、何でもかんでも、好き勝手に、自由に振る舞うとしたら、幸せでしょうか。楽しいでしょうか。
これは、例えるなら、本来、自力で動ける人たちが、生まれたばかりの子のように、周囲の事情に、一切配慮せずに「いつでも、周囲が自分のお膳立てや尻ぬぐいをしてくれるのが当然だ」と振る舞うようなものです。
ちなみに、生まれたばかりの子と、世話する周りの人たちは、「子が成長し、自分を生かしていくこと」を前提に、面倒を見る・見られる関係であり、互いを尊重した状態にあります。
周りの人が世話をすることで、子の命や人生は、守られています。
このやり方は、何の見返りもない状態で、お膳立てしてくれる人がいることで初めて成り立ちます。
お膳立てしてくれる人が得られたら、ラッキー!でしょうか。
確かにラッキーかもしれません。
でも、これは、同時に、自分を生かすことの放棄を意味します。
つまり、自分を抑える選択・対応と同じ動きが出るのです。
見た目は成長していても、内面は「自分は非力であり、誰かの庇護がなければ、生きられない」という状態になるので、若いうちは何とかなったとしても、年を重ねるほどに、生きづらさが増します。
好き勝手に振る舞っているように見えても、行きあたりばったりに過ぎない。
お膳立てしてくれる人がいなくなるのを恐れ、顔色をうかがう。
お膳立てしてくれる人を暴言や暴力などで押さえつけて、自分の思い通りにしようとする。
などと言った具合に、周囲に左右される、不自由な生き方なのです。
感情・感覚を押さえつけて、理性だけを生かした欲の扱い方
では、感情・感覚を押さえつけて、理性だけで動くとどうでしょうか。
例えば、「有能な誰かが決定したことを、周囲に有無を言わせずに通す」という話があります。
双方が、納得しているのであればいいのですが、そうでなければ、全員が自分を抑える選択・対応になり「自分が生かせなくなる」のです。
改めて別な記事で触れますが、自分を抑える選択・対応にはタイプが分かれます。
「誰にも文句を言わせないよう、力をつける努力をした」
「意見があっても、目の敵にされるのを恐れて、言えない(表向きは合意しているように振る舞うけれど、内心は不満だ。」
という関係を経験なさったことはあるでしょうか。
これは、それぞれが、他者の反応によって、原動力やほしい何かを得られる、または、報復を恐れ、表向きの安全を確保したいと感じる状態にあります。
「どうすれば、周囲(ヒト・モノ・コト)が自分の方を向いたり、思い描く反応をしたりするのかをに沿って、自分の在り方を決める」ので、やっぱり周囲に左右されるのです。
感覚・感情だけ、理性だけ、どちらにも共通していること
「感情・感覚だけ」「理性だけ」それぞれが全然違うように感じますが、共通しているのは「誰かの犠牲(誰かが自分を抑える選択・対応をする)の上に、自分が成り立つ」「自己犠牲の上で、誰かが成り立つ」こと。
「自分も周囲も生かす」ためには、感情・感覚も、理性どちらも、生かす必要があります。
まとめ
では、ここまでの内容をまとめます。
- ありのまま認める×EFTでは、自分の「欲」を生かす
- 自分がどうしたいのかわからない、自分がない、本心がわからないと感じている場合は、自分を生かす欲の扱い方を身に着ける必要がある
- 人生とは、生きるとは、突き詰めると、目の前の出来事に対し、自分の欲を認め、求め、満たすことの連続・積み重ね である
- 自分の世界は、自分の扱った欲が、自分の外側(A)・内側(B)へと反映することによって、創られている
- 自分や周囲の尊重と安全の確保を前提に「感覚・感情」「理性」どちらも生かして、欲を扱う(認め、求め、満たす)ことが必要
ありのまま認める×EFTで扱い、生かす欲について
さて、さまざまな「欲」がある中で、ありのまま認める×EFTで扱い、生かす「欲」があります。
それは、マズローの5段階欲求の図で言う、3段階目の社会的欲(求)です。

この図は、人によっていろいろな捉え方があると思うのですが、ありのまま認める×EFTで言う、社会的欲(求)とは、
を意味します。
では、今日はこの辺で終わりにして、次回「社会的欲求」と「扱い方」について、詳しく説明します。