人生は自分を生かして創るもの

アイホージュでは、どうしたいのかわからない悩みを自分で解決するための基礎作りと称し、

  • 古い価値観の連鎖からの脱却
  • 自分と他者の違いを尊重した実り多き人生の実現

を目的に、EFTタッピングの手法を用いた「第三の自分を育む」取り組みを行うと書きましたが、ここでは、人生は自分を生かして創るものと称し、第三の自分とは何か、どんなことをするのかを説明します。

【第三の自分】とは自分を生かすこと

第三の自分を育むとは、日常のさまざまな場面で生じる、内なる素材を生かし、扱うことを通じて

  • 対応力やコミュニケーション能力など、前に進むために必要な術を身に着ける
  • 実りを得る
  • 自信、存在価値、居場所、原動力を自らの内に生み出す

ことなどをしながら

  1. 悩みを解決するための基礎を作る
  2. 持ち味「やりたいこと、やる必要のあることを知る」
  3. 持ち味を発揮し、互いに刺激しあいながら、発展する

という、段階的な取り組みを行うことを指します。

1、2、3と書きましたが、基本的にやることは同じです。

ただし

  • 1がなければ2はできない
  • 2がなければ3はできない

ので、段階を踏む必要があるのです。

自分を生かすために内なる素材を生かす

自分を生かすために必要な、内なる素材とは

  • 自分の答え
  • 自分がどうしたいのか

などと呼ばれる、欲(~したい)となり得るもののことで、一般的には感覚と呼びます。

ここでは、出来事や他者の言動(問題)に対して生じる、自分の感覚を指します。

内なる素材である感覚のことを欲(~したい)とと書いたのには理由があります。

なぜなら

  • 自分の答え
  • 自分がどうしたいのか

などは、最初から欲(~したい)の形をしている訳ではなく、自分で欲へと変える必要があるから。

変えなければ欲(~したい)にはならないので、自分がどうしたいのかがわからない状態になります。

よく「答えは自分の内側にある」と言います。

確かにそうなのですが、自分が欲(~したい)へと変えなければ、答えは引き出せないのです。

自分はどうしたいのかを引き出すために必要な掘り下げ3セット

どうしたいのかを引き出すために、出来事や他者の言動などの外側に対して生じる内なる感覚を、自分で欲へと変えていく訳ですが、その際に必要なのが

  1. 自分の中に「ある」ものを、そのまま「ある」と自分が「認める」こと
  2. 言語化
  3. 自問自答

の掘り下げ3セットです。

自分の中に「ある」ものを、そのまま「ある」と自分が「認める」ことを

  • 自分で自分をありのまま認める
  • 自分を尊重する

とも言います。

物事は内なる素材を自分が認識することから始まる

自分の中に生じた感覚を欲へと変えるにあたり、最初にやることがあります。

それは、出来事や他者の言動に対して生じた感覚を、そのまま「ある」と自分が「認める」こと。

普段、ほとんど意識しませんが、物事(問題の発生・解決・自己実現など)は、出来事や他者の言動などの外側に対して生じる自分の感覚を、あると自分が認識し、わかることから始まります。

例えば

  • 尿意・便意
  • おなかが鳴る

などの感覚が自分の内側で生じた際は、その感覚をあると自分が認め、わかることから始まっていますよね。

あると自分で認めることによって、物事は1つずつ前に進みます。

内なる感覚を生かすには言語化が必要

感覚をあると認めた次にやることが、言語化です。

  • トイレに行きたい
  • おなかが減った

といった具合に、あると認めた自分の内なる感覚を、言葉に置き換えて認めていきます。

生まれてこの方、排せつをしてきているので、無意識のうちに、感覚があると認め、言葉に置き換え「トイレに行きたい」という欲へとすぐに変えられます。

ただし、すぐに欲に変えられないものもあります。

例えば、「何かモヤモヤする」という表現があります。

これも感覚の言語化ではありますが、欲にはなっていません。

このように、欲になっていないものは、自分で掘り下げをする必要があります。

自分がどうしたいのかがわかるまで内なる感覚を掘り下げる

すぐに欲へと変わらない場合は、前述した掘り下げ3セット

  1. 「ある」をそのまま「ある」と「認める」こと
  2. 言語化
  3. 自問自答

を使い、自分がどうしたいのか(欲)がわかるまで、内なる感覚を掘り下げます。

例えば

おなかが減った

もう12時か

そろそろ何か食べよう

何食べたいかなあ


何食べたい気分だろう


カレーを食べたい

といった具合に、3セットを使った掘り下げによって「カレーを食べたい」という欲の形になり

  • 自分の答え
  • 自分がどうしたいのか

が引き出せるのです。

自分はどうしたいのか欲は扱ってナンボ

ただ、~したいという欲だけでは、動きがありません。

例えば「カレーを食べたい」「トイレに行きたい」と思ったとして、何もせずに現状が変わるのを待っていたらどうでしょう。

  • 我慢した状態で「カレー」や「トイレ」が頭から離れなくなり、物事が手につかなくなる
  • いつまでたっても満たされなかったり、我慢の限界が来たりする

などが起こります。

なので、欲の扱い方となる

  1. わかる(自分がどうしたいのか、何をする必要があるのか)
  2. 求める(選択・行動)
  3. 満たす(結果)
  4. 次につなげる

が、必要になる訳です。

人生とは自分の欲を扱うことの連続・積み重ねである

人の感情、思考、選択、行動の背景には、必ず欲があります。

欲が生じることによって、人は感じたり、思考したり、選択したり、行動したり、実りを得たり、次につなげたりします。

日常のさまざまな場面で、自分の欲を扱い、積み重ねることによって、人は成長します。

つまり、人生とは、生きるとは、突き詰めると、自分の欲となる「自分はどうしたいのか」を扱うことの連続・積み重ねであり、それしかしていないのです。

以上のことを踏まえて、ここから、マズローの5(6)段階欲求の図を使って、このEFTタッピングの取り組みをもう少しわかりやすく説明します。

マズローの6段階欲求の図は人生の縮図

あなたは、マズローの5(6)段階欲求の図をご存じでしょうか。

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。

1段下の欲が満たされると、次の欲を満たそうとする、人間の基本的な心理行動を表しています。

人生とは、生きるとは、突き詰めると自分の欲を扱うことの連続・積み重ねなので、マズローの5(6)段階欲求の図は、あなたの人生の縮図とも言えます。

この図は「欲求」とある通り、~したいという欲で止まるのではなく、実際に欲を扱うことが前提となっています。

また、それぞれの階層が独立しているのではなく、全てつながっています。

どういうことかというと、先ほど「カレーを食べたい」「トイレに行きたい」と思ったして、何もせずに現状が変わるのをただ待っていたらどうでしょうかという話をしました。

ただ待っているだけなら

  • 我慢した状態で「カレー」や「トイレ」が頭から離れなくなり、物事が手につかなくなる
  • いつまでたっても満たされなかったり、我慢の限界が来たりする

などが起こりますが、実際にカレーを食べたり、トイレに行ったりすることで

1段階の生理的欲求を満たされると、心身の安全が確保できるので、2段階の安全欲求も満たされ、落ち着いて次の3段階へと移ることができます。

これが、1段階下の欲が満たされると、次の欲を満たそうとするということです。

EFTタッピングとマズローの6段階欲求の図

このEFTタッピングは、どうしたいのかわからない悩みを自分で解決するための基礎作りと称し、

  • 古い価値観の連鎖からの脱却
  • 自分と他者の違いを尊重した実り多き人生の実現

を目的に「第三の自分を育む」のですが、5段階までが「基礎」、6段階が「応用」となるため、以下マズローの6段階欲求の図とします。

6段階目は、自己超越という表現によって、ものすごい何かをやるような感じがするかもしれませんが、他の階層と変わりなく、自分の欲となり得るものを、自分であると認め、掘り下げ、扱うことの連続・積み重ねによって、たどり着ける場所です。

詳しくは後述しますが、図を眺めると、5段階までを基礎(土台)とし、6段階で発展していくのが、何となくでもお分かりいただけるのではないでしょうか。

あなたらしさを生かすために社会的な欲を扱う

先ほど、物事(問題)は、出来事や他者の言動などの外側に対して生じる内なる感覚を、あると自分が認識し「わかる」ことから始まると書きましたが、このEFTタッピングで扱う欲があります。

それは、社会的な欲。

マズローの6段階欲求の図で表すと、3段階目にあたります。

社会に所属することによって、あなたの内側に生まれる、欲となり得る感覚を指すのですが、これを「あなたらしさを生かすため」に扱います。

社会的な欲を扱うことが何故あなたらしさになるのか

でも、なぜ、社会的な欲が、あなたらしさを生かすことへとつながるのか。

少し説明をしましょう。

あなたは、生まれてこの方、国・育った時代・都道府県、市町村・家族・親戚・学校・友人・サークル・団体・宗教・会社などのいくつもの社会に、同時に所属することで、さまざまな影響や刺激を外側から受けています。

これら外側の刺激や影響と、欲の積み重ねによるあなたの内側の歴史が、ぶつかり合って反応し、生まれた内なる感覚が、社会的な欲「自分はどうしたいのか」になり得るのです。

例え「同じ時間に、同じ場所で、同じ出来事」に居合わせたとしても、皆、所属している社会も、そこから受けた影響も、欲の積み重ねの歴史も、欲となり得るものも、思い感じ考えることも違います。

だから、自分らしさを育もうとするなら、自分の中に生じる社会的な欲となり得る感覚を、日々、扱い続けたら良いのです。

人は、食べる・寝る・排せつするなどの、1段階目の生理的欲求を満たすのみで、生きる訳ではありません。

日々の生活は、1段階目の生理的な欲を満たし、2段階目で心身の健康や安全を確保した上で、3段階目の社会的な欲を扱うことの連続・積み重ねなのです。

社会的な欲とは、例えば

  • 興味が湧く
  • 疑問を抱く
  • 目標を掲げる
  • 勉強する
  • 追究する
  • 夢や希望を抱く
  • 学ぶ
  • 作る・創る
  • 何かをやる
  • 仕事をする
  • 何かを読む
  • 旅に出る
  • チャレンジする
  • 休憩する
  • コミュニケーションを図る

などがあります。

一見、欲とは関係がないように感じるかもしれませんが、背景には

  • 知りたい
  • わかりあいたい
  • 欲しい
  • ありたい
  • なりたい
  • 納得したい
  • 伝えたい
  • 聞きたい
  • 見たい
  • 行きたい
  • 楽しみたい
  • 変えたい
  • 成長したい
  • 泣きたい
  • 謝りたい
  • 育てたい
  • 助けたい
  • 守りたい
  • 何もしたくない
  • 辞めたい
  • 愛したい、愛されたい
  • 行きたい
  • 休みたい

などの「欲」が、必ず存在しています。

人生とは、生きるとは、突き詰めると、自分の欲を扱うことの連続・積み重ねです。

あなたらしさを生かすなら、日常生活の中で生じる、あなたの社会的な欲を扱えばいいのです。

欲の扱い方は2つだけ

3段階で発生した、社会的な欲となり得るものの扱い方は

  1. 自分を尊重する
  2. 自分と他者の違いを尊重し、必要があれば合意・同意・許可・協力などを得て、実行する

の2つだけです。

自分を尊重する【A】

Aは、3段階で発生した欲となり得るものを、そのまま自分であると認め、掘り下げ3セットを使って

  • 自分はどうしたいのか
  • 何をする必要があるのか
  • そのためにどうしたらいいのか
  • 何をするのか、しないのか

など、自分の意志や必要な情報を、言語化した状態で把握することを言います。

図で表すと下記のような感じです。

自分と他者の違いを尊重する【B】

Bは、物事を実現するにあたり、他者との合意・同意・許可・協力を得る必要がある場合に使います。

3段階で自分を尊重した上で4段階へと進み、他者とのやり取りをしたり、必要な行動を取ったりした結果が5段階。

図で表すと

自分と他者と違いを尊重とは、「自分にも、他者にも、意思や意思が生まれる背景が「ある」ということを、互いに認め、必要があれば互いの合意点を探って行動すること」です。

これは、普段

  • 友達と〇〇に行きたい
  • 友達を誘って、都合を聞く
  • 都合が悪く断られたので、別な人を誘う
  • 実行

という感じに、使っています。

日々、小さな1~5段階の積み重ねをしながら、人は成長します。

2つの方法を応用し続けることで初めて行ける場所がある

このEFTタッピングでは、A・B2つの欲の扱い方を、日常のあらゆる場面で応用していくのですが、最初は、1~5段階の欲を扱い、冒頭で述べた、1・悩みを解決するための基礎を作る に取り組みます。

基礎作りの時期は、主に目の前の出来事に対応し、1つ1つ納得しながら、日々

  • 対応力やコミュニケーション能力など、前に進むために必要な術を身に着ける
  • 経験や物質などの実りを得る
  • 自信、存在価値、居場所、原動力を自らの内に生み出す

ことを積み重ねます。

基礎作りを終える時、「やりたいこと」または「やる必要のあること」となり得る感覚が、あなたの内側で生まれます。

この感覚をありのまま認め、言語化し、欲へと変えることによって、2・持ち味「この先でやりたいこと、またはやる必要のあること」がわかります。

これまでの積み重ねがあって、初めてたどり着ける場所です。

やると決めることによって、3・持ち味を発揮し、互いに刺激しあいながら、発展する という6番目の自己超越の段階に足を踏み入れます。

6段階では、5段階までの取り組みを土台に、目の前の出来事に対応しつつ、自ら選んだことに対し、必要な行動の積み重ねを通じて、持ち味を発揮したり、互いの違いによって刺激しあいながら、改善したり、発展したり、時に後戻りをして確認したりしながら、前に進んでいきます。

本来、人生は自分を生かして創るものであり、人は、自分として成功するしかないように創られています。

年を重ねるごとに人生は興味深く、また味わい深くなるはずであり、子供にとって大人は、憧れの存在になるはず、なのです。

私たちは欲の中で生きている

先ほど、人生は、生きるとは、突き詰めると、欲を扱うことの連続・積み重ねだと書きました。

普段、意識することはありませんが、私たちは、過去の時代に生き、すでにこの世にはいらっしゃらない方々や、今の時代に生きている人たちの欲によって生まれ、育てられました。

また、過去から現在に至るまで、たくさんの誰かの欲によって生まれ、改善・発展・進化してきた知識・理論・物・サービス・人などに囲まれて暮らし、これらを次の時代に生きる人へとつなげていきます。

普段、何気なく使っているものも、新しい物・事・サービスなども、既存の何かに、誰かの欲の積み重ねが結びついたものであり、これらはいつでも、欲となり得るものを「ある」と認める所から始まっています。

日常のさまざまな場面で生じる欲となり得るものを、あると認めて扱い続けることが、あなたを興味深い人生の旅へと誘ってくれるはずです。

悩みを解決するためには自分の欲を適切に扱えば良い

悩みを解決したり、現状を変えたりするために、思い切ったことや大きなことをやろうとしたり、すごい人になろうとしたり、誰かを変えようとしたりする必要はなく、日々、内側に生じる欲となり得るものを、自分が適切に扱えばいいのです

    マズローの図にもあるよう、社会的な欲は、1段階目の生理的欲求を満たし、2段階目の心身の安全・安定を確保した上で、扱います。

    例えば、睡眠が不足し、食べるものも食べず、体調があまりよくない時に、何かを頑張ろうとしても、「それよりも休みたい、食べたい、寝たい」と思いませんか。

    なので、まずは健康に留意し、食べるものを食べ、睡眠をとり、休む時は休み、深呼吸をしたり、体を動かしたり、必要があれば病院に行き治療を受けたりすることが大切です。

    これらができてから、自分の内側となる、社会的な欲となり得るものを扱います。

    社会的な欲を扱う際も、心身の他にも法律や秩序、金銭面などの安全に留意します。

    そして、第三の自分を育むことを通じて

    • 不自然な欲の扱い方からの脱却
    • 自分はどうしたいのかに沿って欲を扱う

    をセットにした、欲の扱い方を身に着ける取り組みを、日常のさまざまな場面で応用していきます。

    欲の扱い方が変わると世界が変わる

    自分の中に生じる欲を適切に扱い、あなたらしさを生かす時、知らず知らずのうちに、その影響は周囲に及びます。

    知り合いの6人をたどると、全世界の人と知り合いになると言います。

    つまり、自分の扱い方が変わると、世界が変わるという訳です。

    ただ、このサイトの記事をお読みくださっているのであれば、「世界を変えるとか、そういう話はどうでもいい。自分のことで精いっぱい。」というのが、正直な思いなのではないでしょうか。

    それでいいんです。

    このEFTタッピングは、まずは、どうしたいのかわからない悩みを自分で解決するための基礎を作ることが目的なのですから。