これを愛と呼ばずに何と言う

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

今日は、感覚は知っている【2】の続きです。

タッピング歴が長い、上級者向けの内容です。

そして、この話は、note の記事ともつながっています。

どこで何がつながっているのかは、タッピング歴の長いアナタには、きっとわかるはず!

過去の嫌な記憶に自律最善タッピングを使う

「正直言えば、嫌な記憶だけれど、自分の中では、すっかり終わっていて、遠い過去の話。

一度も思い出したり、タッピングしたりしたことがない」内容を思い出した時、猛烈に腹が立ちました。

もう30年近くも前の話だというのに、感覚に意識を向けると、忘れていたと思っていたことが、言葉が伴った状態でよみがえります。( ´艸`)

感覚の言語化の積み重ねはすごいな。

最初のうちは、相手に対するいら立ちとか、許せないと感じる思いを、認めるだけでした。

私は、時間がかかっても、いい内容に置き換えたりせずに、ひたすらありのまま認めて、自分の感覚が動いたり、内容が掘り下がったりするのを待ちます。

なぜなら、過去は現在の私を救済したり、必要なことを教えてくれたりするために浮上しているからです。

また「ここだけの話」ではなく、未来につながっていくので、ヘタに置き換えると、それができなくなっちゃう。

もったいないよね。

ということで、さんざん相手をののしって数日が経過する頃。

相変わらず私は腹を立てていましたが、一つ変化がありました。

相手ではなく、自分に腹が立つ、と感じるようになったのです。

相手ではなくて自分に腹が立つ

当時、私には好きな人がいました。

最初から、付き合うのは無理だと思っていました。

だから、その件で声をかけようとか、手に入れようとか、一度も考えたことがありません。

そのため、何かしらの行動もすることなく「好き止まり」にしていました。

この時は、これで良かったのです。
今の自分だったら、付き合わなくても、もう少しやれることはあると思うし、ちょっとだけ動くかな。

問題は次。

そんな私の目の前に、別に嫌ではないと感じる相手が現れます。

いろいろ思うことがある中で、この方に手を伸ばしたのですが、最終的によろしくない結果となり、数年嫌な思いを引きずりました。

嫌な思いを引きずると傷は大きくなりますし、前に進もうとする時のブレーキにもなりやすいです。

当時は気づきませんでしたが、今なら、自分の選択が、後の人生にどれほど影響を及ぼしたのかがわかります。

だから、自分に対して腹を立てていたのでした。

過去の嫌な記憶が教えてくれたこと

過去の嫌な記憶は、私に「欲しいヒト・モノ・コトに対して必要な行動を取らずにはなから諦めたら、妥協して後悔する」ことを教えてくれました。

「このまま前に進んだらまずいな・・」と感じていた私には思い当たる節があり、次にやりそうになったら軌道修正できるように落とし込んでいきました。

苛立ちや怒りや許せないといった思いや感情は、さんざん認め続けて昇華してしまうと、不思議なもので、

「今から続く、この先の人生で、私が自分として幸せに生きていくために、好きな人や相手がこうやって過去から登場して、必要なことを教えてくれる。

これを愛と呼ばずに何という。」

なんて、個人的には思うのです。

ただ、これは誰に対しても・・という訳ではありません。

私の場合は、一時でも、大切な人だったと言える場合に限ります。