アイホージュでは、感情開放に留まらずに、悩みを根本解決しつつ、自律的な生き方を身に着けることを目的に、EFTタッピングを提供しています。

これは、備わっている力を適切に扱おうという取り組みでもあります。

このような内容でEFTを提供している理由は、ただ一つ。

それは、一個人の自分(あなた)として、幸せに生きるため です。

人は何のために生きるのか

幸せについて触れる前に、人は何のために生きているのかを説明します。

人生は、生きるとは、突き詰めると、~したいという自分の欲(意思)を扱うことの連続・積み重ねです。

~したいという自分の欲(意思)を扱うとは、出来事に対して生じる、自分の

  • 認・・感情、感覚を認識する
  • 欲・・認識した感情、感覚を欲へと変える
  • 求・・欲を満たすために、思考・選択・行動をする
  • 満・・行動の結果、満足したり、次の課題を見つけたりする
  • 活・・次に活かす

ことを指します。

つまり、自分の欲(意思)を、自分がどのように扱うのかが、自分の人生を左右するということです。

自分として幸せになるためには何が必要か

自分として幸せになるためには、常の、目の前の出来事に対し、自分の欲(意思)を、自分が活かす(生かす)扱い方をすること。

これは、出来事に対して生じる、自分の感情や感覚を、ひとまず、ネガティブ・ポジティブといった判断を加えずに、自分が「ある」と認識し、生かすことから始まります。

アイホージュでは、この欲の扱い方を自律と呼びます。

自分の意志を活かす、自律という欲の扱い方が、自分と他者の違いを互いに尊重し合うこと、互いに発展することへとつながります。

年を重ねるごとに人生は発展し、豊かで興味深く、面白いものとなりますし、本来は、子供が大人になることに憧れるはず、なのです。

以上を踏まえて、次に、悩みや問題とは何かを説明します。

悩みや問題とは何か

アイホージュでは

人間関係、仕事、お金、自分が嫌い、自信がないなど、さまざまな悩みや不安を抱えていて、何とかしたいけれど、考えても堂々巡りをするばかり。

結局どうしたらいいのかがわからない。

自分がどうしたいのかもわからない。

頑張ってもうまくいかない。

やることがわかっても行動に移せない。

という方を対象に、EFTタッピングを提供していると書きました。

このような悩みや問題、不安などが生じる状態は、日常の目の前の出来事に対し、自分の意志を、自分が活かさない、欲の扱い方の連続・積み重ねをしたことによって、起きています。

アイホージュでは、この欲の扱い方を、自己犠牲と呼びます。

自己犠牲って何だろう

自己犠牲は、主に3つのタイプに分かれるのですが、全てに共通しているのは

周囲に認めてもらえる自分になる、または、周囲を認めさせる自分になることによって、ヒト・モノ・コトが、自分の思い通りになると感じる、欲の扱い方

  • 自分と向き合う方法
  • コミュニケーション方法
  • 悩みや問題の解決方法
  • 望みを実現する方法
  • 原動力(やる気)を得る方法
  • 愛される、わかってもらう、選ばれる方法
  • 自分や周囲を守る術

などとして使っているということ。

自己犠牲をもう少し簡単に書くと、常に、自分を肯定してくれる(認めてくれる)人や、自分に従うイエスマンだけを求めるという方法です。

周囲が本当に自分を肯定するかどうかは関係がなく、周囲から肯定されたと自分が感じることが、必要なのです。

自己犠牲をしてはいけない理由

ただ、このやり方には問題があります。

最初は繁栄を得られるのですが、一時的でしかなく、長期的に積み重ねると衰退に向かうのです。

衰退とは

自己犠牲を積み重ねている状態では、誰かが、自分とは違う意見を言った時に

  • 傷ついた
  • 自分を否定された
  • 馬鹿にされた
  • 見下された
  • わかってもらえなかった
  • 愛されていない

などと感じます。

だから、うかつに自分の意見など言えませんし、相手を傷つけたくもありませんし、心証を悪くしたくもありません。

自己犠牲の状態で言う、問題の解決とは、表向きは、何もなかったことにしたり、もみ消したり、別な内容に置き換えたりすること。

なので、立場によって、内心はどう思っていたとしても、外側だけ相手に合わせるか、権力を使って相手を従わせるかする訳です。

最初のうちは仲良くなったり、盛り上がったりします。

一回一回の自己犠牲による選択・対処の影響は大したことがないと感じていても、積み重なることで

  • いじめ、仲間外れ
  • ~ハラ
  • DV
  • マウンティング
  • 業績の悪化
  • ストーカー、粘着傾向
  • 家庭内の不和・離婚
  • 同調圧力をかけたり、かけられたりする
  • 毒親
  • 老害

などへと発展していきます。

悩みや不安が増えていく、自己犠牲による問題の解決方法

自己犠牲をしている場合、悩みや不安を解決したり、願いをかなえたりするはずの方法で、実際は、悩みや不安が増えるのです。

表向きは、皆が一つになることで安心するのですが、内側では、不安や不満が募るばかり。

この解消方法は、ただ一つ。

常に、自分を肯定してくれる(認めてくれる)人や、自分に従うイエスマンだけを求めること。

一般人は肯定感が不足しがち

常に、周囲から自分を認めてもらえたと感じることは、不可能なので、基本的に肯定感が不足しがちです。

自己犠牲を積み重ね、悩みや不安を抱えている方に「あなたはどうしたいのですか?」という問いかけをすると、言葉に詰まったり、「自分がどうしたいのかわからない」と返ってきたりします。

そこで、EFTタッピングを使って掘り下げていくと、人それぞれ言葉による表現こそ違うのですが、周囲に対し、自分の思い描く反応を求めていて、それによって、自分を認めてもらえたと感じて、安心したいという答えになっています。

これは、他者からの肯定が足りないと、自分が感じている ということです。

そのため、足りていない、他者からの肯定を埋める行動として

  • 「解決策も、意見もいらないから、うんうん話を聞いてほしい」と求める
  • 役職がついていたために、周りから丁寧に扱われていたのが、退職して、ただの人となったことで、ちょっとした一言や態度に、バカにされたと感じ、お店などで激高する

などが起こる訳です。

こうやって、他者の肯定を得たと自分が感じることを求めて、時間や労力やお金を費やすのですが、結果的に、問題が大きくなります。

時間や労力、お金などを費やした結果、対人関係がつらくなる上に、自分の意志に沿って、行動してきていないので、前に進んだり、問題を解決したりするために必要な術を身に着ける機会を失っています。

そのため、何かをやろうとしても動けず、自信や存在価値自己肯定感もない。

だから、

人間関係、仕事、お金、自分が嫌い、自信がないなど、さまざまな悩みや不安を抱えていて、何とかしたいけれど、考えても堂々巡りをするばかり。

結局どうしたらいいのかがわからない。

自分がどうしたいのかもわからない。

頑張ってもうまくいかない。

やることがわかっても行動に移せない。

ということが起きているのです。

完璧な自分になっても問題は解決しない

このような、実際にはうまくいかない方法を、うまくいくと思い込んでいることで、問題や悩みが大きくなっている
状況を変えるために、完璧な自分にならなければいけないと思っている方は多いです。

自己犠牲における完璧とは、常に、周囲に認めてもらえる自分になる・または、周囲を認めさせる自分になることを意味します。

そうすれば、常にヒト・モノ・コトが、自分の思い通りになると感じるからなのですが、実際は、自己犠牲を繰り返し、その場をしのぐだけで、衰退に向かいます。

出来事を変えた状態で、自己犠牲のループを回り続けていきます。

そもそも、他者からの肯定を求めて、行動しているのであれば、肯定感を得られて当然なのに、足りないと感じていたり、問題や悩みなど、不安が増えたりしているのであれば、「自己犠牲」という欲の扱い方は、成り立っていません。

つまり、使ってはいけないのです。

本来、人は、自分の人生において、自分の意志を犠牲にするために、何十年も生きる訳ではないはずです。

このやり方は不自然です。

なので、自分の持っている力を適切に扱おうというのが、アイホージュのEFTタッピングです。

そのために、悩みを根本解決しつつ、自律的な生き方を身に着けることを目的に、EFTタッピングの手法を使っているのですが、感情開放に留まらないのは、もう1つ理由があります。

アイホージュのEFTタッピングが、感情開放に留まらない理由

それは、ミスマッチを防ぐため。

さきほど、自己犠牲には3タイプあると申し上げましたが、感情開放を、現状を変えるための行動へと結びつけられるのは、実は1タイプのみ。

残りの2タイプは、感情開放だけだと「ラクになるけれど、問題も悩みも何も解決しない」のです。

そのため、自己犠牲を繰り返しながら、いつか何とかなるのを待つしかありません。

なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。

EFTタッピング:感情開放テクニックは、アメリカのエンジニア、ゲアリーグレイグ氏が考案したものです。

感情開放は素晴らしいのですが、感情開放だけでは足りない、日本人特有の、自己犠牲による欲の扱い方とのミスマッチが起きているのです。

そのため、根本から対応しようとするならば、ネガティブな感情の開放に留まらずに、これを現状を変えるための情報へと変えたり、原動力を生み出したり、行動につなげたりするプロセスを加える必要があるのです。

また、現状を変えるための行動ができるタイプの方が、「〇〇をやればうまくいく」という情報を出し「うまくいっている人の真似をすればいい」と話していたとしても、残りの2タイプの人は、真似をしても現状を変えることができません。

現状を変えるために行動ができるタイプの方からは、他の2タイプが「努力が足りない」「理由をつけて動かない」ように映ります。

でも、実はそうではなく、タイプの違いを理解していないことによる、ミスマッチが起きているのです。

アイホージュのEFTタッピングは、3タイプの方に使えるのですが、セッションや講座をお受けになるのは、現状を変えるために行動ができるタイプの方ではなく、主に他の2タイプの方なのです。

ミスマッチを防ぐために

ミスマッチを防ぐためにも、自律の方法は役に立ちます。

悩みを根本解決する際には、自律の方法を使って、自分の自己犠牲の癖を一つずつ肯定し、どこでつまずいているのかを理解します。

これは、テストで間違った所を、なぜつまずいたのかを明らかにして、問題を解けるようになるのと同じ。

そうすることによって、初めて、何をする必要があるのかを理解したり、頭も心も納得して、行動を変えたりできますし、次の問題を解くための土台にもなります。

一個人として、幸せに生きるためには、まずは「自分のつまずきをも活かして、理解する」ことが、大切です。

先ほど、自己犠牲の状態で言う、問題の解決とは「表向きは、何もなかったことにする、揉み消す、別な内容に置き換える」と書きました。

これは、テストに例えると

  • ×はなかったことにしよう
  • 答案を隠そう
  • ×に〇をつけよう
  • 〇だけを数えよう

みたいなものです。

その場はいいかもしれませんが、積み重ねてしまうと非力になります。

肝心なところで必要な手が打てなくなるので、自信がつきません。

結果的に、自分が傷つけることになります。

幸せに生きることからは遠のくので、気を付けたいものです。

長くなったのでこの辺で終わりにして、次回は、なぜ、自己犠牲による欲の扱い方を、うまくいくと思い込んで使ってきたのかを説明します。