
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
この記事は、前回の続きです。
自由という言葉に含まれる意味
同じ「自由」でも
- 自分の意志を活かしているのか
- 自己犠牲を積み重ねているのか
によって、言葉に含まれる意味は異なります。
今日は、普段、自律最善タッピングで提供している、「自分の意志を活かす自由」について触れます。
自由とは何ぞやということで調べると、色々出てきますが
自由とは、まず第一に、強制や束縛を受けずに気ままにふるまえることを意味する。
引用元: コトバンク
とありました。
自分の意志を活かす自由
自分の意志を活かす場合は、自分がどうしたいのか、そのために、何をする必要があるのかをわかった(自分を尊重した)上で、関係者に話をし、必要な同意・合意・許可・協力などを得ます。
つまり、関係者に自分が何をしようとしているのか、何が必要なのか、理解(尊重)してもらう努力をすること。
そうすれば、強制や束縛などを受けずに、自分の意志に沿って動ける可能性が、とても高くなります。
ポイントは、「言わなくても、わかってくれるはずだ」「私のことを本当に大切に思っているなら、味方になってくれるはずだ」という思い込みや前提で動かずに、関係者に伝わるよう、説明をすること。
「好き勝手にさせてほしい。ほうっておいてほしい。」のだとしても、説明を省かないこと。
話す内容によっては、関係者が同意・合意・許可をしない場合もあります。
関係者にも、考えや都合などがあるからです。
この場合は、関係者の意志を理解(尊重)しつつ、
- 伝え方を変えるか
- 別の人に打診するか
- 別なやり方を考えるか
します。
スムーズにいかない時は、そのまま突き進むのではなく、どこかに改善点があることが多いからです。
改善しても、やっぱりうまくいかないのであれば「そっちじゃない」可能性があります。
この場合は、いったん手を引きます。
後で理由がわかるはず。
時に、言葉を尽くしても、関係者にまったく話が通じないことがあります。
相手が一方的に要求してくるだけで、こちらへの尊重が一切ないことが続くのだとしたら、心理的・物理的に距離を取り、自分の意志を活かせる場所に移動したら良いと判断します。
このように、自分の意志を活かした状態で自由を求めるのには、段階があります。
自己犠牲を積み重ねている場合は、自分を尊重するという、最初の段階で躓きが生じるので訓練が必要です。
日々の出来事に対応しながら視点・思考・言動を変え、判断・対応力をあげていきます。
自らの欲を成り立たせる
それから、もう1つ。
「由」という言葉には、拠り所という意味があります。
拠り所には
- 頼みとするところ。支えてくれるもの。
- ある物事が成り立つもとになるもの。根拠。
引用元: Weblio辞書
という意味があります。
このサイトで、何度か書きましたが、人生は、生きるとは突き詰めると、自分の欲(~したいという自らの意志)を扱う(認め、求め、満たす)ことの連続・積み重ね。
自由とは、自(らの欲を)由(成り立たせるために)、自分の思考や感情、言動などを自分がありのまま認めて掘り下げ
- 自分を尊重
- 自分と他者の違いを尊重
した上で、自分がどうしたいのかに沿って行動すること という意味にも取れると個人的には思っています。
次回は、自己犠牲を積み重ねた状態で指す自由について触れます。