
自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
今日は、EFTタッピングを使って未来への準備をしていた時の話を書きます。
苦し紛れで使ったEFTタッピング
13年前の今頃。
アイホージュを立ち上げると決めたはいいけれど、どうにも物事が進まない。
極端な話、アイホージュとなる部屋を片付けるために、椅子一つを動かすのも、抵抗を覚える始末。
何をやっていいのかわからない。
グダグダする毎日を過ごしていました。
これでいいはずがない。
焦る中、何とかせねばと思っていました。
お金がないピンチをチャンスに変える
当時の私は、
- 以前、問題が発生した時にEFTタッピングのセッションを受けたことがあり、変化の体験をしている
- 講習会に出て、やり方は知っていた
- 自分でも使える状態にある
だから、EFTタッピングは、ネガティブな感情を開放するものだと知っている。
感情開放すると、すっきりするのも知っている。
でも「ネガティブな感情を開放すること」と「アイホージュの立ち上げ」が、私の中でどうにも結びつかないのです。
しかも、事故を機に仕事を辞め、無職の期間が長くなったこともあって、懐具合はサミシイ。
これ以上、起業や技術取得のためのセミナー関連に出るのはムズカシイ。
こうやって私は、何の役に立つのかわからないと感じるまま、EFTタッピングを使うしかない状況へと追い込まれていくのです。
ピンチをチャンスに変えたと書いたら、キレイにまとまる話ですが、実際はそうせざるを得なかった、のでした。
チャンスはチャンスの顔をしていない
あの頃の私だったら、金銭に余裕がある限り、どこかのセミナーに行っては「立ち上げられそうな高揚感」を味わいながら、ダラダラしたはず。
自己犠牲を積み重ねて他人軸が育ち、承認を得ることを求めて、お金と時間や労力が漏れ、自信や居場所、存在価値を失うという、ロスが連動するパターンに、まんまとはまってしまっていたのです。
これはよろしくない。
ならば!
それができなくなる状況を作ればいいのです。
そうしたら、EFTタッピングを使いながら「物事を進められない自分と向き合って、アイホージュを立ち上げる」しかないですものね。
良いこととは、本当に自分のためになること・・なんだと知るのはずっと後のこと。
そんな訳で「お金がない時は、タッピングを使って、漏れにアプローチしながら、準備しておいたほうがいいぞー。
そうしないと、未来でも漏れるからな。←体験者は語る」
という話もお伝えできるようになりました。
EFTタッピングを使ってネガティブな感情や思考にひたすらアプローチを続ける日々
アイホージュの立ち上げに伴う、やりたくないとか、面倒くさいとか、不安とか、怖いとかそういった現在の思いにアプローチしているのに、浮上してくるのは、いつも小、中学校時代の出来事。
最初のうちは、これが何を意味しているのか、なぜ浮上してくるのか、全くわかりませんでした。
でも、お金はないけれど、時間だけはある。
思い出したものも、片っ端からタッピングしていました。
EFTタッピングを使い続けるうちに物事が進まない理由を知る
ひたすらEFTタッピングを使う日々を過ごすうちに、私は、アイホージュを立ち上げに対して
「アイツ変なことを始めたと周りに指を差されて冷やかされる」
ことを恐れていたのだと気づきました。
これが、小、中学校時代の共通点です。
普段、まったくこのことを気にしていなかったので、正直おどろきました。
でも、実際は、気にしていなかったのではありません。
私の内側には、常に、言葉にならない状態で、ぼんやりとした重たいものがあったのですが、それが当たり前すぎて、気づけなかったのです。
もし、ここでアプローチしなければ、私はこの先もずっと、出来事を変えた状態で、同じことに悩み続けたはず。
正体不明のぼんやりとした重たいものを抱えたまま、必要な行動へと結びつけられず、「なぜうまくいかないのだろう」と嘆いたはず、なのです。
つまり・・アクセルとブレーキを踏みながら、お金や時間、労力漏れ漏れ、自信、居場所、存在価値のロスでグダグダするってことです。
EFTタッピングを使って、理由がわかっても動けないにアプローチ
でも、理由がわかっても、すぐには動けませんでした。
なぜなら、頭では違うとわかっているけれど、あたかも事実のように感じていたから。
このまま無理やり前に進むのは、得策ではないと考えた私のやったこと。
同じフレーズを、2週間ほど続けました。
少しはフレーズ(言葉)を変えたりしましたが、内容は大して変わりません。
「あー、今日も何も変わらないだろうなー」と思いながら、いつも通りタッピングしていたら、ふっと動いた瞬間がありました。
「へえ、じゃあ、自分が本当に欲しいものじゃなくて、アイツを選ぶんだ」
この時、初めて、「自分が欲しい・やりたいと思っていること」ではなく、傷つかないよう安心を求めて「どうでもいいもの」を選んでいることに気づきました。
これなら、お金や時間、労力漏れ漏れ、人間関係もうまくいかず、自信、居場所、存在価値のロスでグダグダするのも仕方ない訳です。
でも、私は、もうそれを選ばない。
アイホージュを立ち上げる。
ここで、頭と心が納得した状態になったのです。
未来の対策を考える
もし、アイホージュを立ち上げて、本当に20年前から、その人が追いかけてきたら、どうする?
頭と心が納得したからこそ、出てきた問いかけです。
私は、具体的な対策を練りました。
仮に現実になったら、こういう対応を取る。
そう決めたら、立ち上げに向けて、動けるようになりました。
気づかぬうちに次の準備が始まっていた
人から見たら、大したことがないように映るかもしれませんが、当時の私にとっては一大事でした。
でもですね。
EFTタッピングを使い続けることで、自分がどうしたいのかに沿って、納得して前に進む。
そのために、「自分の内側から出てきたネガティブな感情や思考をタッピングする」
この繰り返しによって、私は、後にセッションを提供する際の方法やコツまでもを得ていたのでした。
実はこの頃、推拿と物販をするつもりで、タッピングを提供する予定はなかったのです。
私が気づいていないだけで、未来への準備は、ちゃくちゃくと進んでいたのです。
そして、この先、再び窮地に陥る形で、EFTタッピングを提供せざるを得ない状況に追い込まれます。
無自覚のうちに、未来の準備をしながら、チャンスの顔をしていないチャンスをつかんでいく。
自己犠牲を積み重ね、他人軸が育ち、承認を求めて受け身で何かいいことが起こるのを待つ癖がついていた私。
「何がどうなっているんだか・・」という困惑な日々が待っていたのでした。