自律最善タッピングはトラウマの解消に使えるのか

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

自律最善タッピングはトラウマの解消に使えますか?

聞かれたことはありませんが、私の答えは、その方の状態と、何をトラウマと思っているかによる、です。

過去の追体験になるので、その方が「やりたい」とお考えだったとしても、事情や状態、内容によってはセッションや講座受講をお断りして、病院や然るべき機関を勧めます。

私自身、トラウマを持っているのかと聞かれたら「そうとは思っていない」けれど「思い出しては怖くなる」経験をしたことはあります。過去形ですね。

昔、赤信号で車を停めていた所に、後ろの大型トラックが加速してきて、追突を避けようとできる限り移動しながら、ぶつかってくるまでの一連の流れをミラー越しに全部見たのですが、最初は何とも思っていませんでした。

でも、数日たってから異変が生じて、そこから次々と訳のわからない症状が出てきて、車も運転も怖くなりました。

もともと運転は大好きだったのですが、何年かはダメでしたね。

今は、事故に遭った時と似たような状況になると、身構える癖が出ますが、自分を守ろうとしているんだろうなと思うだけです。

このことについて、タッピングをしたことはありません。

今の私が、受傷直後の自分にタッピングを勧めるかといったらしないですし、あの時ならやらない・・というより、やれないしやろうとも思わないです。

プロフィールにも書きましたが、私がタッピングするようになったのは、事故後、約一年に渡る体と心の治療を終え、症状固定をして、しばらく経ってからからなんですよね。

こういう背景もあって、「トラウマを解消したい」という依頼が来た場合は、内容によっては、サービスの提供をお断りします。

物事には順番があるので、それがお互いのためだと私は思います。