自律最善タッピングの伴走という仕事

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

これまでのアイホージュの夫婦関係に関する自律最善タッピングセッション・講座は「離婚回避・関係改善」ばかりで、「離婚」はTさんが初めてでした。

再会した彼女の、とてもイキイキしている様子を伺って、「Tさんの持ち味が活きて、自分らしく幸せであるなら、選択は離婚・回避どちらでも構わないんだなあ」と改めて実感したのでした。

今日は、クライアントさんの「悩みの対応」に伴走する、私・伊藤が、普段どのようにセッションを進めているのかを、Tさんの事例に沿って紹介しましょう。

改善でも離婚でも自律最善タッピングで取り組むことは同じ

結婚は、お一人だけの問題ではなく、子供・親せき・財産などが絡みます。

そのため、離婚は、精神的にも肉体的にも負担が大きいと聞きます。

ご縁があって結婚なさっているのだから、できれば改善に持っていけたらいいと思うのですが・・それを決めるのは私ではなく、クライアントさんです。

ということで、最初のセッションでは「クライアントさんが、ご自身の意志を確認する」ところから始まります。

意思を確認する

離婚したいしたいしたい!と思っていても、そうじゃないかもしれない。

絶対に別れたくない!と思っていても、そうじゃないかもしれない。

Tさんのように、改善をしても数年後は一緒にいる自信がない と思うかもしれない。

自覚している「~したい」と無自覚の「~したい」が違うかもしれない。

最初のうちは「まだよくわからない」でも、全然問題ありません。

ネガティブな感情や思考を、タッピングしながら細やかに掘り下げていくうちに、クライアントさんが、どうしたいのかが見えてきます。

互いの違いを尊重した幸せを目指す

どうしたいのかがわかったら、離婚するしないにかかわらず「お二人が互いの違いを活かして、幸せになること」を目指した取り組みを進めます。

「違いを尊重し合いながら、意思を活かし、自分や周囲を守る」術が身に着くことによって、現状の改善が期待できるため、セッションではそこに注力していきます。

その結果、Tさんのように、元旦那さんが「自己犠牲の積み重ねによる、幼いままのやり方」に残留なさる場合は、「離婚」が、お互いにとって最善の選択となる訳です。

こういう時は、Tさんが「この先も、ご自身の持ち味を活かし続けて、幸せに生きていく」ために、元旦那さんと離婚に関する取りを通じて「違いを尊重し合いながら、意思を活かして、自分や周囲を守る」を実践していきます。

ネガティブな思考や感情をありのまま認めて頭と心が納得した状態で動く必要性

周囲に合わせて自分の意思を抑え込み続けてきた方にとって「自分の意思を活かす」やり方は「こんなので、うまくいくはずがない」「やりたくない」などと感じたり、不安や恐怖などを覚えるもの。

このまま前へと進むと、気づかぬうちに「自己犠牲のうまくいかない癖」で対処し、感情的になったり、何もいらないからとにかくすぐに切りたい!!となったりして、後で悔やむことになる可能性が大。

世の中には、後から挽回できることも結構あるのですが、改善・離婚に関しては「その時に必要な手が打てなければ取返しがつかなくなること」があります。

タイミングを逃さないのも大切!

そのために、頭と心が納得した状態で、前に進めるように使うのが自律最善タッピングです。

どんなに「正論」であったとしても、クライアントさんの頭と心が納得しなければ、実践にはつながりません。

実践しないと、術が身につきませんし、現状も変えられません。

なので、タッピングをお供に、ネガティブな思考や感情をありのまま認め、掘り下げることによって、視点・思考・行動などを変え、これまでと違う結果を得て、自信を積み重ねていきます。

この先に続く、自分らしい幸せのために

離婚が決まっている状態では、近いうちに関係が絶たれるので「ちょっと位、話し合いでやらかしても大丈夫!」

この先に続く、ご自身の幸せのための練習になるから、GO!

関係を改善したいのであれば、「どうしたいのかがわかって、伝えたいことを、伝わるように話したらOK。ご縁があって一緒になったお相手なのだから、ちょっと位やらかしても大丈夫!」

セッションややり取りを通じて、可能な限りの下準備をしたり、応援したりしてクライアントさんを送り出すのが、黒子役である私の「伴走」という仕事です。