
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
以前、クライアントさんが、自律最善タッピングについて「自分仕様」と仰っていました。
「術・方法に自分を当てはめる」のではなく「自分の状態に合わせて術・方法を使う」のです。
今日は、この内容を提供するようになった私の背景や思いについて触れます。
自分らしく幸せに生きるためにアイホージュがやっていること
普段、私は、自己犠牲を積み重ねたクライアントさんが、自分らしく幸せに生きていくことを念頭に、タッピングを使っています。
「実際に、クライアントさんが抱えている悩み」を事例に、意志を活かした対応が取れるように準備をしたり、日常生活にお戻りになってから納得して前に進めるよう、取り組みを進めたりしています。
例えば、ネガティブな感情をありのまま認めることによって
- 意思を引き出す
- 絡み合っている思考を1つずつ分割する
- どんな行動が必要なのかを明らかにする
- 怖くて動けないと感じる状態に折り合いをつける
と言った具合に、セッション中、クライアントさんから、何かしらの思いや感情が出て来る度に、細やかに対応します。
細やかに対応する理由
細やかに対応しているのには、いくつか理由があり、そのうちの一つが、後につながって、応用が効くようになるから。
クライアントさんが抱えている悩みって、たくさんあるのですが、1回のセッションで取り組めるのって、どれか一つ。
この一つに細やかに対応することが、クライアントさんの中で、他の悩みの対応や、応用、発見などへとつながり、この先何年にも渡って、活きていくのです。
もちろん、一回で何もかもという訳にはいきません。
なので、セッションで取り組んだ内容を送り「毎日少しずつお一人で取り組みを積み重ねる」ことをオススメしています。
自分仕様になった背景
自律最善タッピングのセッションが
- 自分仕様
- 自分の状態に合わせて術・方法を使う
となったのは、私の人生が迷宮入りしていた2006~2008年頃の影響が大きいです。
すごい人が書いたすごい方法が私の人生を変える!と思っていた
事故に遭い、うまく自分を立て直せないまま、たくさん悩みを抱えていた私は、「問題解決」というタイトルに惹かれ、MBAを取った方が書かれた本を、ネットを通じて数冊買いました。
すごい人が書いた、すごい方法が、私の人生を変える!
なんて思っていたんですよね。
荷物が届き、箱を開け、本をパラパラめくって、自分に合わない本を買ったと気づいた時の時の失望感といったら・・。
(著者の方、ゴメンナサイ!)
心の中でぼんやりと抱いていた、「問題解決とは、頭の良い人がするもの」という思いは、この一件でさらに強まり、
「問題解決」=「難しい」=「頭の悪い自分にはできない」=「自分が悪い」
という、自己犠牲あるある状態に陥ったのでした。
今なら「自分が何に悩んでいるのかを知り、どうしたいのかを決めるのが先」と思うのですが、当時は、これら全てが曖昧なまま。
「何をどうしたらいいのかさっぱりわからん!」と悩み、探し当てた「すごい方法」に、自分を当てはめてみては、「できない自分が悪い」と責めることを繰り返していたのです。
自律最善タッピングに取り組むようになって理解したこと
その後、タッピングを使うようになってから、当時の自分に対し
何の解決にもならず、自分がダメだとか、自分が悪いとか、自分の持ち味を無視してスゴイ人にならないといけないといった答えに至る方法に、己の貴重な時間と労力とカネを費やし、自信を失った
という理解へと至っています。
当時の経験が活きた、無駄なことは一つもないと言えば、聞こえは良いかもしれません。
ですが、実際の所は、それ以上に、「めっちゃムダ!もったいなかったー---」という強い思いが私の中にはあり、これが原動力となって、現在のセッション内容へと結びついているのです。