EFTタッピングのバトンリレー

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

今日は、事例の紹介はお休みして、アイホージュの自律最善タッピング(旧・EFTタッピング)の「中身」を作る過程で起きていたことを紹介します。

サロンを立ち上げた頃のことを振り返って

2011年頃まで、セッションは1回6時間でした。

ずっとEFTだけをしていた訳ではなく、雑談こみのセッションです。

アイホージュのEFTタッピングが、感情開放に留まらず、今の「自己犠牲に気づいて立て直して、自分の意志を活かす」内容になったのは、あの時期の6時間セッションがあったから、なのです。

この頃、私は1人1人のクライアントさん達が、見えないバトンを持っていると感じていました。

例えば、

Aさんのセッションで生じた疑問の答えが、Bさんのセッションで明らかになり、それが、Cさんのセッションで活きる

といった具合に、セッションの提供を通じて、バトンリレーが目の前で繰り広げられているように感じることが、多々あったのです。

ただ、リレーの存在やその意味がわかるのは、提供者である私だけ、なんですよね

すごく不思議だと思っていたリレーは、後に自律最善タッピングの言語化・知識化、体系化へつながります。

皆の訴えが同じように聞こえる

まだ何も知らない中で、全てのクライアントさんに共通していると私が感じたことは、いろいろあります。

その中のほんの一部

起きている出来事がそれぞれ違うのに、皆の訴えが同じように聞こえる。
解決することができない悩みが次、次と出てきてキリがない状態にある。

を紹介しましょう。

皆さんの訴えは、例えるなら

Aを解決しようとするとBが成り立たない。

Bを解決しようとするとAが成り立たない。

だから、身動きが取れずに、どうしたらいいかわからず悩んでばかり。

今なら、自己犠牲の積み重ねで起きていると判断する内容です。

でも、当時はまだ

  • ネガティブな感情や思考を、ありのまま認めたら変化が生じる
  • その人の感情や思考をありのまま認めることで、変化の再現性はある

としかわかっていません。

何度か書いていますが、私は、タッピングをお供にサロンを立ち上げています。

なので、知識にクライアントさんを当てはめるのではなく、現場で起きていることをありのまま認めたら良いと思っていました。

そのため、感情開放の延長で「ありのまま認める」という、たった一つの方法をセッションのあらゆる場面で使うことで、掘り下がる内容を追いかけていたのです。

現在のバトンリレー事情

バトンリレーは、私の中で、今でも存在しています。

だいぶ進んだと思う時もあります。

これからも新しい発見が続くのだという興味深さが生じる時もあります。

今では、私だけではなく、取り組みを継続してきたクライアントさん達の中に「過去の自分と今の自分」というバトンが生じています。

それぞれ、全然別な出来事を通じて、同じようなことを発見したり、気づいたりしながら、着々と前に進んでいる話を伺う時、諦めずにここまで頑張ってきて良かったと思うのです。