
自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
今週は、入学式がありましたね。
youtubeで、セイバン公式の、ランドセル選びドキュメンタリーを見ました。
互いの違いを尊重する内容に、今から続く、これからの未来が、より良いものへとなっていくだろうという期待を抱いたイトウです。
自分と他者の違いを尊重する
子が一人で、好きな色のランドセルを選ぶ。
両親は、離れた場所で、モニター越しに子の行動を見ながら、
子がどの色のランドセルを選ぶと思っているのか、どんな色を選んで欲しいのかなどを話している。
一通り、子が選んだ後。
親に封筒が渡される。
中に入っていた3枚の紙を順に読んでいくと
「選んでもらったのは、自分が使いたいランドセルではありません」
「保護者の方が、選んで欲しそうだと思うランドセルを選んでもらった」
子供って、親をよく見ていますね。
「次は本当に欲しいランドセルを選んでもらいます」
子が本当に欲しい色を選ぶ。
親からは
- 親の好み
- 子の好み
両方を選ぶ時の、子の雰囲気や違いが見て取れる。
親を尊重、子を尊重
このドキュメンタリーを見て
- 親を尊重
- 子を尊重
という順番、良いなと思いました。
大人対子供の場合、どうしても、スポンサーとなる大人の意見が通りやすいでしょうから。
「好きな色をえらんでおいで」と言われたとしても、子は、周りを喜ばせたいとか、文句を言われないようになどと考えて、親の望む色を選ぶかもしれません。
ただ、小さいうちは良くても成長する過程で、子が、「誰かが望むものを選ぶ」ことをし続けると、周囲に翻弄される人生になりますし「何のために生きているかわからない」と思ったり、対人関係がつらいものになったりする可能性が高くなります。
なので、まずは大人が納得した上で、子を尊重する、という順番、すごく素晴らしいと思いました。
互いの尊重で、皆に幸あれ
大人が、長い目で見たら
- 6年間のうちに、好みが変わるんじゃないか
- 6年使うのだから、汚れが目立たないものがいいんじゃないか
と考えるのは、自然なことだと思います。
でも、仮に、子の好みが変わったり、汚れが目立ったりしてきたとしても、それは、きっと子にとって必要な経験なのでしょう。
この経験が、子にとって
- 長い目で見て、好きなものを選ぶ
- 汚れが目立たず、かつ好きなものを選ぶ
- 好きで選んだものを大事にする、汚れたら綺麗にする
- 好きだったけれど、成長によって好みが変わる
など、たくさんの発見や学びを得たり、より良い選択の仕方を身に着けたりすることへと、つながるのと思うのです。
そう考えると、親って、大変ですよね。
子に幸せになって欲しいし、傷ついて欲しくない。
だから、親が「良かれ」と考えることをやって、安全・安泰に暮らしてほしい。
先回りして、あれこれ危険を回避してあげたい。
でも、それが子のためにはなるとは限らない。
大人の「あなたのためを思って」が、後々、呪いの言葉にならぬよう、自分のランドセルを自分で選ぶことが子にとって
- 自分を尊重
- 他人を尊重
- 互いを尊重
を身に着ける、きっかけになるのではないかなあ。
皆に幸あれ!と願う春です。