
本記事では、Rさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を通じて
お金だけじゃなく時間や労力の無駄遣いも生じるよ
という内容に触れます。
この話は、夫婦関係を修復・改善するために必要な3つのこと【自分軸が身につくEFTタッピング事例】からの続きです。
最初から読む場合は、離婚危機を回避【自分軸が身につくEFTタッピング事例】をご覧ください。
配偶者のお金の無駄遣いが気になる
金銭面に関して堅実なRさん。
配偶者のお金の無駄遣いが気になっていました。
結婚前に、お二人が付き合っていた頃。
配偶者は給料前のお金が足りない時に「魔法のカードがあるから大丈夫!!」とRさんに言い放ったエピソードの持ち主。
お付き合いの段階では良くても、生活を共にしている状態では、なかなか厳しいものがあります。
離婚危機回避をしたい旨のご相談を受けた時に、Rさんご夫妻の状況から、金銭面での余裕はないと伺っていました。
お話を一通り伺った後、

たぶんセッション料は、そのうち入ってくるから大丈夫!
もちろん、やる・やらないはRさんが決めること。
このように伝えたのには理由があるのです。
配偶者のお金の無駄遣いは他人軸から来ている
配偶者のお金の無駄遣いは、他人軸から来ていました。
だから、Rさんが先に自分軸を作る。
その変化の影響が、配偶者に及ぶ。
離婚危機の回避や、お金の漏れが止まる可能性が十分ある。
そうなれば、すぐではなくとも、セッション代は回収できるはずと見込んでいたのです。
他人軸で生きているとお金の無駄遣いが起きるのはなぜなのか
他人軸では、時間や労力、お金などを費やして、周囲の評価(と感じる自分の判断)を反射的に得ようとする動きが出ます。
周囲の評価(と感じる自分の判断)とは
「あの人にこう思われたい
「ケチと思われているんじゃないか」
「ダサいと思われているんじゃないか」
「かっこいいと思われたい」
など。
周囲の評価を得られると、ヒト・モノ・コトが、思い通りになると感じます。
例えば、配偶者の場合だと、これを身につけていたら、センスがいいと思われて、次の仕事につながるはず!と無意識のうちに感じて衝動的にものを買う。
購入してしばらくは気に入って使うものの、また次の物が欲しくなる。
物を得ることで、無意識のうちに高揚感を覚えたり、欠乏感や不安などを埋めたりしているのです。

自分軸の「自分がどうしたいのか」に沿って、本当に欲しい物を得ている訳ではないので、出来事を変えた状態で、お金の漏れが続きます。
お金だけではなく時間や労力も無駄遣いする理由が他人軸にはある
以前の記事でも触れていましたが、配偶者は、休みの日であっても、職場関係の飲み会に出かけていました。
お金だけではなく、時間や労力を費やし、周囲の悩み相談役をかって出ることによって、家庭では得られなかった、周囲からの評価(と感じる自分の判断)を得ていた訳です。
評価を得られたと感じることで、自信や存在価値、居場所、肯定感などが配偶者の中で生じます。
飲み会や相談係をやめてしまったら、これらが得られなくなり、配偶者は不安定になってしまいます。
だから、Rさんに文句を言われたとしても、続けざるを得ないのです。
だけれど、肝心の自分の問題は、後回し。
配偶者なりの他人軸によって、ご自分の問題を解決する術は、この時点では持ち合わせていません。
そのため、どうしたらいいのかわからないのです。
悩みが尽きない中で、周囲の評価と感じる自分の判断でその場をしのぎながら、お金も時間も労力も無駄遣いせざるを得ない状態にあったのでした。
他人軸の状態で起きる問題は自分軸を作るチャンスになり得る
他人軸の状態で何かしら問題が起きる時は、自分軸を作るチャンスでもあるのです。
良いことが、思い描いた良い形で来るとは限らないのです。
Rさんがセッションで、自分軸作りに取り組んでいた頃、実際に、配偶者のお金の問題が浮上してきました。
以前、Rさんは、配偶者から「俺の郵便物は勝手にあけないで」と言われたことがありました。

所帯を持ったのだから、私のことは私のこと。
配偶者のことも私のこと。
そう思って、これまで配偶者の郵便物を、当たり前に開封していたと言います。

いくら家族だ、配偶者だといっても、一個人であり、他人だから、
相手の許可なく勝手にあけるのはやめましょう。
そんな話をしていたある日。
配偶者宛ての郵便物を、Rさんが自分に必要なものだと勘違いして開けた所、督促状が出てきました。
これは、結婚前に、配偶者に生じた支払いで、Rさんには関係のないものです。
延滞金が発生している状態でした。
配偶者のお金の無駄遣いに苛立つRさん

私、こういうムダ、すごく嫌いなんです!テキスト
配偶者の口座から引き落としが出来ずに、たまに公共料金等の督促状が届くこともあると苛立ちを口にするRさん。
そういう時に、どうなっているのか聞いても
「大丈夫。何とかするから。」
としか答えない配偶者。
結婚前に発生した支払いが出来ず、どうしていいのかわからないまま何年も放置した結果、督促状が来ているのだから、実際は何ともなっていません。
延滞金もついて、問題が大きくなっています。
Rさん先導で配偶者のお金の無駄遣いに対応する
前回の記事で触れましたが、配偶者の何とかなるは「誰かが助けてくれること」が前提です。
配偶者が何とかする訳ではありません。

・・となると、何とかするのはRさんってことですよね。

たぶん、そうですよね。
お互いがぎくしゃくしている中、踏み込んでお金の話をする状態には全くありません。
でも、結婚前に生じている、支払いの滞りに関しては期限がありました。
その他にも影響が及びかねず、早急に手を打つ必要があったので、セッションでその準備をすることにしました。
結果的にRさん先導で、この件について配偶者と話をし、共に某機関に出向くことに。
担当者と話し合いをして、分割払いをしていくことにしました。

素晴らしいですね。
お疲れさまでした!
配偶者のお金の無駄遣いがとまらない
自分ではどうすることもできない配偶者は、ほっとしていたものの、その直後の給料日に、ご自身の装飾品をクレジットカードで購入してしまうというまさかのオマケが・・・。

もう疲れた。
マジで話す気力ゼロ。
ムダな労力だ。
恐るべし、配偶者なりの他人軸
「どうにかなる(実際はどうにもならないし、問題が大きくなるだけ)」
お金の無駄遣いに対応したことで、互いに向き合う機会が巡ってきていた
スムーズに事が運ぶことだけが、良い訳ではありません。
これまで目を背けてきた問題が表面化することで、互いに向き合う機会が巡ってきていたのです。