
本記事では、Rさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を通じて
- 自分軸で生きると本当に欲しいものが手に入りやすくなる
- 他人軸と自分軸では、欲しいものに対する選択の違いがある
- 他人軸で生きていた時には手に入れられなかったのに自分軸を作ったら欲しいものが向こうから来た
という話を書いています。
この話は、離婚の危機を乗り越えたRさんご夫妻【自分軸が身につくEFTタッピング事例】からの続きです。
最初から読む場合は、離婚危機を回避【自分軸が身につくEFTタッピング事例】をご覧ください。
他人軸から自分軸へと立て直すほどに本当に欲しいものが手に入るのはなぜ?
離婚危機を乗り越えた後、Rさんからメールが来ました。

不思議なもので、私が自分を立て直せば立て直す程、配偶者に変化が・・
簡単に言うと、してほしいことをしてくれてます。
そして、びっくりなことに、あんなに職場中毒だったのに、これからは深入りないようにする発言。
(職場で)いいように使われているの気づいたかな。
本当に欲しい何かを手に入れ、それを活かすには、日々の取り組みの積み重ねがものを言います。
頂いたメールには「まだまだ不得意」と書かれてありましたが、彼女は自分軸を作る過程で必要な
- ご自身を理解すること
- 自分が言う必要のあることを相手に伝わるように話す
- 相手が話していることを、ひとまずそのまま聞く
取り組みを続けていました。
Rさんが自分軸で生きると視点・思考・言動が変わり、その影響が配偶者にも及びます。
他人軸で生きているとお金の無駄遣いが起きる理由【自分軸が身につくEFTタッピング事例】でも触れましたが、以前の配偶者は休日であっても職場関係の飲み会に出かけたり、周囲の悩み相談役を買ってでていました。
自宅で居場所がなかった分、職場の人間関係の中で、自分を評価してもらえたと配偶者が感じることを求めていたのでした。
ですがRさんとの関係が落ち着き、それが必要なくなったため、本当に大切な自分や家族に意識が向くようになったという訳です。
Rさんが欲しかったのは
- 配偶者からの愛情を感じられること
- お互いを大切にし合える関係を築けること
- 家族として幸せに暮らすこと
などだったから、良かったです。
自分軸で生きるRさんの影響で配偶者が本当に欲しいものを口に出す
そんなある日のこと。

ちょっと相談が・・。
彼が「●●が欲しい」と言っているんです。
金額にして、数十万の品。
配偶者もまた「実現するしないに関わらず、本当に欲しいもの」をRさんに話せるようになったのですね。
余裕があるのであれば、どうぞどうぞと言いたい所。
でも、例の督促状の支払いの途中でもあり、余裕はあるとは言い難い状態。
話を伺っている時点では

絶対反対です!

現状を考えるとそうなりますよね・・。
自分軸と他人軸|欲しいものに対する選択の違い
その後、改めてお二人で話し合いをした結果

購入することを決めました。

そうなのね。
ちょっと確認したいことがあるのだけれど
購入する事に、Rさんは納得の上で合意しましたか?
それとも、本当は購入する事には反対だけれど、
また離婚話になったり、喧嘩になったりするのが嫌だ。
そう思って表面上、配偶者に合わせましたか?

自分で決めました。
話して納得したんです。

それなら良かった。
実は
- 【自分軸】購入する事に、Rさんが納得の上で自ら合意したのか
- 【他人軸】本当は嫌で、本当は購入する事には反対だけれど、また離婚とか喧嘩になるのが嫌で、表面上配偶者に合わせたのか
どちらを選択するかによって、この先の展開が全く違ってくるのです。
配偶者の本当に欲しいものを買うと決めたRさんの理由
Rさんが、購入に合意した理由を2つ教えてくださいました。

彼に昇給の予定があったから。

あと、話し合いをしていた時に
あ、配偶者は、これまですごく我慢していたんだなあって気付いたんです。
(ずっと我満していた配偶者が)本当に欲しいものだと思ったから、買うって決めたんです。
という、ご自身の納得があったとのことでした。
素晴らしい気づきですね。
本当に欲しいものを手に入れた配偶者の変化|自分軸が育ちつつある
しばらくして、配偶者はお目当てのものを手に入れました。
それと共に、Rさんから見た配偶者には、いくつかの変化が生じるようになりました。
本当に欲しいものを買ったことで、これまで何気なく買っていた飲み物を自分で作って職場に持っていくようになり、その場しのぎ的な買い物がどんどん減っていったのです。
職場とは全く関係のない、手に入れたものに関するサークルにも入りました。
新しい仲間と楽しい時間を過ごすようにもなったのです。
ご自身の本当に欲しいものを得たり、やりたいことをやったりするために、時間や労力、お金などを使うようになったのです。
そんな配偶者を見て

あの時、彼の欲しいものを買って本当によかったです!
Rさんの合意のもと、配偶者は本当に得たいものを選び、得て、活かして、ご自分を満たすことで幸福感なり、Rさんへの感謝の気持ちなりが、生まれます。
この後、配偶者がRさんの欲しいものを購入しようと言い出す流れになることを、この時点ではまだ誰も知りません。
他人軸の状態では手に入らなかった本当に欲しいものを得た話
離婚危機回避のための継続セッションが1回分残っていました。

Rさんのやりたいことと言うテーマでEFTしませんか?

自分がやりたいことについてか。何にしようかな。
考えてみてまた連絡しますね。
そう言っていたRさんから「やりたいことが決まったので」と連絡が来ました。

え?
家、買うの?
って、ちょっと待って。

あれ?
離婚危機の話って、何か月前だったっけ?

2か月前です。

あまりに早い展開にビックリざんす。
Rさんは、ずっと自分達の家が欲しいと思っていました。
その思いを、配偶者にも話していました。
ですが、配偶者からはずっと「そういう風に、言われるの(せっつかれるの)嫌だ」と言われていたのでした。
そう。
Rさんがずっと欲しかった家は、他人軸の状態では手に入らなかったもの、だったのです。
夫婦喧嘩がきっかけで本当に欲しいものを手に入れる
今回、家を買う話を持ち出してきたのは、なんと配偶者の方。
きっかけは、お二人の喧嘩。
EFTタッピングで、自分軸を作る前のRさんは、配偶者から何か言われた時に、わーっと言い返して、喧嘩になることが多かったと言います。
ですが、自分軸を育んでいたRさんは、その時は、わーっとはならず、まずは配偶者の言い分を聞いていました。

彼の話を聞きながら、確かに私も悪かったなあって心から納得したので、ごめんって謝ったんです。
その時、私、すごく眠たかったから「寝るね!」って言って、寝室に行って寝たんですよ。
で、朝起きたら、彼から「家、買おうか」って言われたんです。

多分、あっちは、いつもならRが怒って言い返してくるのに、返してこない。
Rが変わったって、驚いて拍子抜けしたんじゃないかな。

そうだったんですね。
それにしても家ですかーー。
余りに早い展開で、すごいねとしか出てこないわ。
この先の人生、夫婦としてやっていこう、やっていけると思えたからこそ「家を買おうか」という話になったのだろうし、本当に良かったです。
Rさんは、EFTタッピングを通じて、配偶者なりの他人軸の思考・行動パターンが手に取るようにわかってきたと言います。
ですが、パターンがつかめても、配偶者の口から、どんな内容が出てくるのかまではわかりません。
なので、「家を買おうか」という話が出るまで、そのような展開は、全く想像をしていなかったそうです。
Rさんにとって、配偶者は、全く想像がつかない言動をすることがあります。
配偶者にとって、Rさんもまた然り。
そこに、自分と配偶者の違いを尊重する関係の、面白さや新鮮さ、興味深さや関係の広がり、気づきといったものがあると私は思います。
Rさんご自身がやりたいこと自体は、「家」が手に入ることで、いかようにも展開できるものだったので、まずは家を買うことに集中です!

Rさん、おめでとうございます!!!
次回は、家を買うこともまた、他人軸から自分軸へと軌道修正するためのトレーニングだった、という話です。