
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
この話は前回からの続きです。
今日は、自律最善タッピングを使って自己犠牲から抜け出し、自分らしく幸せに生きていらっしゃるUさんから頂戴した感想と、セッションで取り組んでいたことを紹介します。
自己犠牲を抜け出したUさんの感想

以前は、周囲に対し、言う必要のあることを言わなくてはいけない場面で口をつぐんでいました。
言っても通じないことが多いと感じていたし、実際に言ったことを間違っているとも言われていました。
自律最善タッピングのセッションを通じて、自分が思っていることと、他の人が思っていることは違うんだなと気づきました。
以前は、他の人の言っていることが正しくて、自分が間違っていると思っていました。
でも、何度もタッピングをするうちに「じゃあ、自分が間違っている訳じゃないなら、言ってもいいんじゃないかと思うことが増え、実際に伝えてみたら、思いのほか話が通じることもわかってきました。

相手から何か(自分とは違う意見など)を言われると、しゅんとなってしまうこともあります。
でも、相手は、相手の意見を言っているだけ。
私を否定している訳ではないと、区別をつけられるようにもなりました。

みつるさん、何回か(タッピングを)やっているうちに「うまくいかない癖がわかる」と話していたでしょう。
いつも同じ所に戻ってくるんです。
何回もタッピングをするうちに、自分でも今、昔の悪い癖(我慢は美徳と捉えて、自分は間違っているからと口をつぐむ)が出そうな気持になっていると気づくようにもなりました。
どつぼにはまりそうな自分が出てきてる時、肩の間辺りをトントンすると、ふっとわかる時もあります。
あ、また出たーー。
なんでこういうことを思っているんだろう。
あ、これはいつものパターンじゃないか。
言っても、だめなんだよねと思うけれど、ここで諦めたら、また我慢することになる。
(我慢するとうまくいくと思っていたけれど、うまくいかないとわかっているから)言ってもだめだろうけれど、もう一回やってみようと思うようになりました。
自分ひとりで言ってもだめなら、みんなも巻き込んでいこうと思っています。
以前の自分と同じように、やる前・伝える前から「どうせ言っても無駄だ、無理だ」と諦めてしまう人達にも声をかけています。
「一人ではだめでも、みんなでやれば、聞いてもらえるかもしれないじゃん」と提案するようにもなりました。
言ってもムダかもしれないけれど、言わなければ永遠に通じない。
そう思って声をかけていくうちに、話を聞いてくれる人も増えました。
今ではプライベートで誘ってくれる人もいます。
自律最善タッピングで行っていた自己犠牲からの軌道修正
自己犠牲を積み重ねている場合、自分がどうしたいのかがわかっても、その後、何をしたらいいのかわからないと感じることが起こります。
なので、セッションでは、Uさんの意志(どうしたいのか)を引き出した後、それを必要な行動へと結びつけるために、周囲に対し、具体的に何をどんな風に伝えるのかを練習していました。
自己犠牲を積み重ねた状態では、相手に必要なことを伝える場面で、
- 言ったつもりで言っていない
- 全く違うことを話している
- 「相手はこう思っているに違いない」という自分の思い込みを前提に話す
- 相手は自分が何を思っているのかわかって当然という前提で話す
のですが、ご本人はそれに気づいていないため、トラブルを引き起こしやすいのです。
だから、目の前の悩み・問題に対し、思考や感情をありのまま認めながら
- Uさんはどうしたいのかを、周囲に伝えるためには、どう話したらいいのか
- Uさんの話す内容は、相手に通じるかどうか
- 実際に伝えてみて、伝わるかどうか
- 違う風に伝わったら、どうするのか
などの練習・経験を積みました。
その結果、Uさんは、「我慢は美徳」と思っていたけれど、それではうまくいかないし、実際に相手に伝える方が、
- ラクだ
- 実りが多い
- 自分も相手も尊重することができる
- リスクに配慮しながら、チャレンジができる
- 自分(や周囲)を守れる
- 自信にもつながる
とおわかりになりました。
これにより、今ではお一人で軌道修正ができるようになっていらっしゃいます。
「言ってもダメなんだよね、でもここで諦めたら、また我慢することになる」と気づいて、他者との意見の違いを尊重しながら、ご自分の意志を活かすようになったのです。
- 視点が変われば思考が変わる
- 思考が変われば選択が変わる
- 選択が変われば言動が変わる
- 行動が変われば結果が変わる
と言いますが、自律最善タッピングは、この連続・積み重ねです。
どこに行っても、私、やれるんだ!

コロナ禍で、お店開拓が難しいので、今の土地を十分に満喫しているとは言いきれないけれど、環境を変えて本当によかったと思っています。
また、別な土地に住んでみたいという思いもあります。
都会的なところにいってみるのもいいな。
どこにいっても、私、やれるんだって思っています。
色んなところに行って、新しいことをやるって、楽しいんだ。
知らないことを知るって楽しい。
実家を離れて一人暮らしをして思うのは、一人になるって素敵なことね、ということ。
皆、一人を心配するけれど、私は、仲間がいてもいなくてもどっちでもOKです。
一人暮らしを楽しんでいます。
Uさん、素敵なご感想をありがとうございました!