ありのまま認めるってメタ認知能力を育むことだったのか!

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

この記事は、以前書いた結婚の話につながっていきますが、今日はそこには触れません。

飛び飛びでスミマセン。

メタ認知って何?

2月の下旬のこと。

ふと「メタ認知って何だっけ」と思い、言葉の意味を検索していたら、長年に渡って抱いていた疑問の答えがそこに書かれていてビックリ!

ざっとまとめると「自分の認知を認知して、自分自身を客観的に認知すること」

あー--!!!

私が、EFT・自律最善タッピングと称して、あらゆる場面で使い続けてきた、たった一つの方法「出来事に対する、自分の(感情、思考、選択、言動)を自分でありのまま認め満たす」は、「メタ認知能力を育む方法」だったのかー-。

それに気づいた時、一人でタッピングを始めた頃に、「もう一人の自分が声をかけてくる」という変化があったことや、クライアントさん達も異口同音に、そう話していたことも思い出しました。

「あれって客観的に捉えているってことだったのね。」

メタ認知という言葉だけは知っていたけれど

「メタ認知」という言葉自体は、知っていました。

この言葉が出てくる本も持っていたのですが、改めて読んでみると「専門家の方が、誰にでもわかりやすいように、かみ砕かれた表現」で書かれていたので、以前読んだ時は、自分の取り組みと、メタ認知能力を育むことが同じであるとは、気が付かなかったのです。

もともと、このタッピングの始まりは、
「なぜかわからないけれど、自分で自分の思考や感情、言動をありのまま認めたら、変化した。
何故、ありのまま認めることが変化に変化につながるのか。
ありのまま認め続けたら、この先に何があるのか」
という所にありました。

一般の一個人として、先入観を持たずに現場主義で行く。

そう決めて、一貫して一つの方法をあらゆる場面で応用しながら「なぜ、ありのまま認めることが変化に繋がるのか」を追いかけ、取り組みの積み重ねで得た内容を言語化・整合性のチェック・知識化をしてきました。

だから、こういう風に、積み重ねた経験や知識と言葉がつながり、深まっていくことがとても嬉しいのです。

これも、メタ認知能力が育ったことで起きている現象の一つなんだなあと実感しています。

ありのまま認めるとは「ある」という認知のこと

ありのまま認める という表現は、人によって意味が異なります。

アイホージュでは、「ある」を「(そのまま)ある」と自分が認知すること を意味します。

例えば、自分が「嫌だな」と思ったら、「嫌だな」とそのまま、自分が認め、知るということ。

なぜ認知が必要なのか

でも、どうして、認知が必要なのか、あなたはご存じでしょうか。

それはですね。

「ある」と認知することから、物事が始まるから。

「ある」と認知することで、物事が繋がって行くから。

例えば、普段は、ぜんぜん意識することはありませんが、

  • 冷蔵庫がある→前に行く
  • 扉がある→開ける
  • 豆腐がある→取り出す
  • 肉があると思ったけれどない(状態がある)→そうだ昨日使っちゃったんだ
  • ねぎがある→取り出す

のような感じに、つながっていくんですよね。

いわゆるネガティブな感情も、ありのまま認めながら、掘り下げることによって

  • 自分がどうしたいのか
  • どこでつまづいているのか
  • なぜつまづいたのか
  • 何をしたらいいのか

などの情報や、前に進むための原動力へと変えられます。

情報を、必要な行動へとつなげて結果を得て・・と言った具合に進んで行けるので、いつまでもネガティブで居続ける必要がありません!

自己犠牲を積み重ねていると認知が歪む

でも、自己犠牲を積み重ねている場合は、ネガティブな感情や思考を、必要な情報や原動力に変えることができません。

実は私も昔、自分を立て直せなかった時に「ありのまま認めたらいい」という情報に従い「嫌だな」をそのまま認めたのだけれど「何も変わらなかった」と思ったことがありました。

どうして、何も変わらなかったのかのでしょう。

それは、掘り下げの方法がわからなかったというのもあるのだけれど、自己犠牲を積み重ねている状態では、そもそも認識が違うから。

「あるのにない」
「ないのにある」
になっているんですよね。

これを「認知の歪み」と言います。

例えば

  • あの人を嫌だと思ったけれど、嫌だと思わないようにして、いい面を見よう
  • ネガティブを見ないようにしてポジティブに振舞う
  • お金がないと思わずに、すでに豊かさはあると思おう

などというのが、これに当たります。

これは、前述した冷蔵庫の話に例えるなら、

  • 肉がないのに、ないというのはネガティブだから、あるように振舞う
  • 冷蔵庫がからっぽなのに、ないと思わずにすでに欲しいものが全てあるように振る舞う
  • 腐りかけた煮物はネガティブだからないことにしよう

のようなもの。

これが本当にうまくいくかどうかは、もうお分かりですよね。

認知って、とても大切なのです。

【お知らせ】

もうしばらくしたら、新しいオンライン講座のお知らせをいたします。

自分らしく、幸せに生きていくために、実際に起きている自分の悩みに対応しながら、メタ認知能力を育んでいく、実践的な内容です。