自己犠牲の成功法則【1】

自律最善タッピング(EFTタッピング)を提供する、セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

成功とは何だ?

今日は自己犠牲の成功法則について触れます。

前々回、自分らしく幸せに生きることを、山登りに例えた話を書きました。

前回は、自己犠牲による視点で「●●すればうまくいく方法」にふれましたが、これを山登りバージョンに置き換えると

  • 感謝の気持ちを唱え続けると、誰もが最速で、最高峰・山の頂上に行ける!
  • 面倒くさいトレーニングも準備もナシ!願えばかなう、最速で高い山の頂上に行く方法!
  • 自分好みの最新装備で、ワクワクしながら、頂上を引き寄せよう
  • ノートに書くだけで、最速で山頂にたどり着く、ミラクルが起こる
  • 天気もクマも何のその。いつも思い通りの状況を引き寄せてラクラク登山!
  • 山を登る時には、ワクワク、楽しいと感じていれば、悩みも問題も起こらない
  • 地図なんていらない。自分の好きに正直になれば、最速で目的地にたどり着ける
  • 高い志を持つ仲間と一緒なら、高い山も登れるし、自分も変われる
  • ポジティブな気持ちが、最高峰の山頂を引き寄せる

という感じなんですよね。

自己犠牲による思考と行動のミスマッチ

これらを、自分の意思を活かす視点で捉えると、思考と行動のミスマッチが起きることが、おわかり頂けるでしょうか。

「感謝の気持ちを持つこと」

「(自己犠牲の積み重ねによって生じた)ダメだと感じる自分を変えたり、うまくいかない現状を変えること」

は、別な話。

どんなに感謝の気持ちを持ち続けたからといって、山には登れません。

なぜ、このようなことが起きているのか。

これを理解するには、

  1. 自己犠牲による人生の目的
  2. 「●●すればうまくいく」という話は、成功した方が伝える内容である

ことを知る必要があります。

1についてはこの記事で、2については、次回触れます。

自己犠牲を積み重ねている時の人生の目的

先に申し上げますが、自分の意志を活かす場合、人生の目的は、自他を尊重した上で「自分らしく幸せに生きること」
これにより、対人関係は、互いの違いを活かした、発展が見込めるのです。

自己犠牲をしている場合、人生の目的は「すごい自分になること」です。

ただし!

人によって「すごい」の中身や基準は全く違います。

それでも

すごい何かを、すぐに手に入れられる、すごい自分になれば、「何もかもが思い通り」が実現する・うまくいく

と無意識のうちに、感じる状態になっています。

自己犠牲を積み重ねている時の対人関係

対人関係は、表向きは良好に見えて

  • 従う・従わせる
  • 相手を黙らせる
  • 弱肉強食
  • 他人を引きずり下ろす
  • 二極化
  • 力を発揮せずに、人にやってもらう
  • パイの取り合い
  • 傷のなめ合い
  • 勝ち負け

になりやすい。

自己犠牲って、内心はどう思っていても、表向きは皆、同じという状態。

すごい自分になろうとしたら、皆、同じの中で埋もれてはいけない。

人から抜きんでなければいけないし、熾烈な競争に勝たねばならんのです。

でも、これがよろしくないのは、一時的な繁栄の後「衰退」に転じること。

自己犠牲による成功って何だろう

例えば

  • 最速で頂上に行ける
  • クマも天気も何のその
  • ポジティブが山頂を引き寄せる

だなんて、超人レベルの話ですよね。

これらを実現しようと思うなら「山頂までヘリで行っちゃえ!」という手があります。

(実際にできるかどうかはわからないし、天候によってはムリだけれど)

「すごい人になるために、最速で頂上に行くことだけを求める」のであれば。

わざわざ自分の足で登山し、トラブルに対応したり、術を身に着けたり、自信を積み重ねたりする必要なんて、ないんですよね。

ならば、常にヘリをチャーターできる大金持ちになれば良いのです。

そうすれば、一声で、みんなが思い通りに動く「すごい自分になれる」訳ですから。

自信もつくでしょうし、トラブルが起きたら、札束で黙らせればいい。

自己犠牲による成功は「お金」で買えるのです。

ただ、これができるのはほんの一握りの人だけ。

次回に続きます。