2・1人1人が活きる、大人のあなたらしさの活かし方【1】

ここでは、1人1人が活きる、大人のあなたらしさの活かし方 について説明をしていきます。

「当面の目的地」の意味

前回触れましたが、ありのまま認める×EFTに取り組む際の「当面の目的地」を、マズローの5(6)段階欲求の図で表すと、6段階目の「自己超越」の入り口です。

当面の目的地
目的地を「当面」としているのには、2つの理由があります。

1・目の前の問題が解決したら終わりではなく、日々の積み重ねが必要である
2・人間は自己超越する為に、日々自己実現に向かって絶えず成長しているけれど、自己超越した後も人生は続く

からです。

「欲」「欲求」の意味

あなたは、「欲」「欲求」という表現に、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

欲張り、欲深いなど、あまり良い印象がないかもしれませんが、

ここで言う「欲」とは「自己超越することを前提に、自己実現へと向かって、自分で認めたり、満たしたりする必要のあるもの」。

「欲求」とは「自己超越することを前提に、自己実現へと向かって、自分の欲を自分で認めたり、満たしたりする行動」を意味します。

全ての段階は繋がっている

自分を生かす・自分を生かす
1-2段階が「自分を生かす」、2-5段階が「自分を活かす」です。

詳しくは追って説明しますが、自分を生かした上で自分を活かす為に、自分の欲を、自分でありのまま認めたり、満たしたりします。

自分の欲を自分でありのまま認めたり、満たしたりすることが

  1. 自分を生かすこと
  2. 自分の心身を守ること
  3. 自分を尊重する(自分を活かす)こと
  4. 自分と周囲の違いを尊重した上で、必要であれば互いの合意点を見出し、実行すること
  5. 自己実現

全ての段階へと繋がっていきます。

全ての段階が繋がることを前提に部分を見る

ここからは、

視点

普段、あなた(自分)の欲は、どこで、どのように発生しているのか。
発生した欲に対し、あなたは、感覚・視点・思考・感情・言動等を、どのように認め、満たしているのか。

という視点で、マズローの5段階欲求の図を捉えながら、各段階の説明に入ります。

普段、あなた(自分)の欲はどこで発生しているのか

欲求の発生場所
「自分を生かす為の欲」は1段階の生理的欲求で、「自分を活かす為の欲」は3段階で発生します。

自分を生かす為の欲

今日は、1段階と2段階の「自分を生かす為の欲」について、説明をします。

1段階目:生理的欲求

食欲・睡眠欲・排せつ欲といった、生理的欲求を満たす目的。
それは「自分を生かす」為。

第1段階には、注目すべく所があります。

注目!

生理的な欲は、自分の中で発生しているけれど、欲の発生自体を、自分がコントロールすることは出来ない。

例えば「明日は、食欲も、排せつ欲も、睡眠欲も全てなくしてしまおう。

その代わり、7日後にまとめて発生するようにしたい。

と言った具合に、欲の発生自体を自分がコントロールすることは出来ません。

ですが、

欲の発生自体は、自分でコントロールできなくても、「自分の内側に発生した、生理的な欲に自分が対応すること」は可能です。


これが、1段階目でやることです。

生理的欲求に対応する際に押さえるポイント

「自分の内側で発生した、生理的な欲に自分が対応する」にあたり押さえて頂きたいことがあります。

ポイント

全ての欲は、最初から「欲」として存在している訳ではない。
欲になる以前の段階があり、大抵は、自分の内側で生じる「感覚・感じ」である。
自分の内側に生まれる「感覚・感じ」を、自分が「欲」や「欲求」などへと変換していく必要がある

例えば、お腹が減った時。

ここから先は、あなたのお腹が減った状態を想像しながら、読み進めて頂きたいのですが
お腹が減った
お腹が減ったーという時は

  • 力が入らなくなってきた
  • お腹がぐーっと鳴った

といった具合に何かしらの感覚があなたの中で生じますよね。

普段、なかなか意識することはありませんが、あなたは、無意識のうちに、この感覚・感じを拾うことを通じて、この感覚・感じを「あるがまま(ありのまま)」に認めています。

その後、この感じや感覚を、自分で「あーお腹減ったー」という言葉に変換することによって、「お腹が減っている」という自分の現状を把握しています。

ありのまま認める・満たすとは

あるがまま(ありのまま)認める とは、「ある」をそのまま「ある」とすること。

あるがままに認めることで、物事を前に進めます。

文章にはしつこく「自分」「自分」と書いていますが、これには理由があります。

「自分で自分(の感覚・視点・思考・感情・言動)をありのまま認め満たす」とは
「自分の内側で発生した欲(感覚・感じ)に、自分が対応する術である」

ということを、わかりやすくお伝えする為です。

自分に疑問を投げかけながら自分の答えを引き出していく

自分の「お腹減った」という現状を自分であるがままに認めたら、次は何をする必要があるでしょうか。

これも、普段はなかなか意識しませんが、「(お腹が減ったのであれば)自分はどうしたい?」と自分に問いかけます。

この問いかけには、「自分はどうしたい?(知りたい、わかりたい)」という欲が隠れています。

問いかけや疑問は、言い換えると「知りたい、わかりたい」という欲です。

自分に問いかけることによって、無意識のうちに自分の答えを、自分が探します。

仮に「お腹減った」から「何か食べたい」と言う答えが、あなたの中から出てきたとしましょう。

「何か食べたい」と言う答えが「欲」です。

欲止まりにすると自分を満たせない

でも「何か食べたい」という「欲」止まりにしていては、あなたのお腹は減ったままです。

なので、今度は、あなたの「何か食べたい」という欲を、自分であるがままに認め「(何か食べたいのであれば)自分は何を食べたい?」とご自分に問いかけます。

これもまた、普段、あまり意識していないと思うのですが

  • 今日は何を食べたい気分だろう?/カレーもがいいな
  • どこで食べる?/●●というお店がいいな
  • 誰と食べる?/1人でゆっくり食べたい
  • 今すぐいく?もう少し後に行く?/この仕事をやったらすぐに行こう

と言った具合に、疑問を投げかけては、自分の答えを引き出し、あるがまま認めることの連続・積み重ねをしています。

そうすると、具体的な行動へと繋がる「答え」に至ります。

やると決める

仮に「●●というお店のカレーを食べる」と自分が決めたとしましょう。

でも、「●●というお店のカレーを食べる」と自分が決めても、実際に自分が食べなければ、自分のお腹を満たすことは出来ません。

やると決めて行動する

なので、自分が決定したことを自分でありのまま認めたら、自分の欲を満たす為の行動へと結びつけ、実際に「●●というお店に出向き、カレーを注文し、食べる」のです。

カレーを食べると決めて出かけた途中で、お店や食べるものを変更する時があります。

この場合は、変更をありのまま認めて、新しい選択をします。

プロセスの結果は全て「経験」

食べた後

  • 「美味しかった」
  • 「以前食べた△△のお店の方がおいしかった」
  • 「やっぱり途中で変えずにカレーを食べておけばよかった」
  • 「あのお店のカレーを食べると、いつも胸焼けするんだよなあ」

など、思うことがあるはずです。

これらは「経験」です。

経験を積み重ねることによって、自分なりの欲を満たすタイミングをつかめるようになったり、好みに気づいたり、体調にあったものを選べたりするようになります。

日々、ありのまま認めることでプロセスを進めている

普段、「お腹減った」から「●●というお店のカレーを食べる」に至るまでは、ものの何秒の話です。

でも、「自分の内側に発生した感覚・感じ(生理的欲求)に、自分が対応する」にあたって

  • 感覚・感じを拾う
  • 自分の現状を把握する
  • 自分に疑問を投げかける
  • 自分がどうしたいのかを知る
  • 何をする必要があるのかを知る
  • 何を得るのかを決める
  • 実際に必要な行動をする、
  • 実際に自分を満たし、何らかの結果を得る

というプロセスを1つずつ、自分でありのまま認めることで進めているのです。

生きるとは自分をありのまま認め、満たすことの連続・積み重ねである

生理的欲求を満たすにあたり「自分はどうしたいのか、何をする必要があるのか自分で判断し、必要な行動を取る」為に「自分で自分(の感覚・視点・思考・感情・言動)をありのまま認め満たす」プロセスの連続・積み重ねを経て、今、あなたは生きています。

つまり、「生きる」とは突き詰めると「自分で自分(の感覚・思考・感情・言動)をありのまま認め、満たす」ことの連続・積み重ねなのです。

2段階目:安全欲求

安全欲求は、

単体で満たすのではなく、他の段階の欲求を適切に満たすことが、安全欲求を満たすことへ繋がる 
という特徴があります。

例えば、生理的欲求と安全欲求は密接に関係しています。

普段あまり意識はしていませんが

  • お腹が減ったから、何を食べようか考えて、カレーを食べると決めて、実際に食べて満足した
  • 明日は車で遠出する為に朝早く起きるから(居眠り運転をせずに、目的地へと着けるよう)今日は早く寝よう
  • 食べたいお菓子ばかり食べ続けたからか、便秘気味で、肌荒れもしているから、きちんとご飯を食べよう
  • 最近、なんだか息苦しさを感じるから病院に行こう
  • 今月ピンチだから外食せずにおにぎりを作って持って行こう

など、日々「生命の維持」「肉体の維持」「健康の維持」「体調の管理」「身の安全」「危険の回避」「リスクに備える」などを前提に、自分の生理的欲求を満たしているはずです。

つまり、生理的欲求を満たすことと、安全欲求を満たすことはセットなのです。

以上で、1段階、2段階の説明は終了です。

次回予告

次回の3段階では、1段階で使った「自分の内側に発生した感覚・感じに、自分が対応する」方法を応用していきます。