
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
「自分が本当に欲しいものを知るのは難しい」という話があります。
人生とは、生きるとは、突き詰めると、自分の欲(~したいという意思)を扱う(認め・求め・満たす・次につなげる)ことの連続・積み重ね。
それなのに、なぜ、自分が本当に欲しいものを知るのは難しいのでしょうか。
理由は2つあるのですが、今日はそのうちの一つ
欲には段階と満たす順番がある
について触れます。
欲には段階と満たす順番がある
あなたは、普段、自分の「欲しいヒト・モノ・コト」が、どの段階のものなのかを考えた上で、行動なさっているでしょうか?
私は、自律最善タッピング(旧・EFTタッピング)を使うまで、そんなことを考えもしませんでした。
セッションや講座など、クライアントさんや自分の思考・言動や、取り組んだ内容などを言語化・知識化する過程で、初めて段階の存在に気づき、今では独自の対応方法があります。
物事(段階)が進むにつれて、明らかになる欲がある。
逆に言うと、現時点では、わからない場合もあるのです。
説明だけだとわかりにくいので、私の事例を使いましょう。
この話は、
からの続きです。
欲には段階がある
次の派遣先は、正社員として働いていた会社とのつながりがある、同じ業界。
取引先も、だいたい同じ。
職務も同じ。
扱う商品だけが違う。
当時、私は、バイトで店舗異動をし、以前に比べると、通勤時間が長くなっていました。
派遣の仕事を終えてから、整体のバイトに行き、それを終えて家に帰るので、条件として「アクセスの良さ」を求めました。
このような理由があったので、派遣のコーディネイターさんから紹介の連絡を頂いた時、「時間に余裕がないから、慣れた仕事の方が、ラクにできるだろう」と軽く考えたのです。
ところが、働き始めて、すぐに
「しまった。
これじゃあ、正社員として勤めた会社にいた時と同じことの繰り返しだ。
辞めた意味が、全然ないじゃない。
辞めたい。」
と思いました。
何が起きたのでしょう。
実は、これこそが「欲には段階がある」ということなんです。
欲の段階が進んだ時に起き得ること
自分の想像と現実が違い「こんなはずじゃなかった」「想像していたのと違った」となることってありますよね。
でもですね。
私の~したいという望み(欲)
- 時間に余裕がないから、慣れた仕事の方が、ラクにできる
- アクセスの良さ
- 整体の技術向上のため、仕事帰りにバイトができる状態
は全て実現しているのです。
それなのに、なぜ「辞めたい」と思ったのか。
「辞めたい」も「~〇〇したいという欲」です。
実は、これこそが「欲には段階がある」であり、望みが叶い、満たされた私は、無自覚のうちに、次の段階へと進み、「辞めたい」と思ったのです。
「辞めたい」と思う背景には、なぜ、自分が本当に欲しいものがわからないのか、もう一つの理由が隠れています。
長くなるので、次回に続きます。