本当に欲しいものがわからないのはなぜ?【1】

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

「自分が本当に欲しいものを知るのは難しい」という話があります。

人生とは、生きるとは、突き詰めると、自分の欲(~したいという意思)を扱う(認め・求め・満たす・次につなげる)ことの連続・積み重ね。

それなのに、なぜ、自分が本当に欲しいものを知るのは難しいのでしょうか。

理由は2つあるのですが、今日はそのうちの一つ

欲には段階と満たす順番がある

について触れます。

欲には段階と満たす順番がある

あなたは、普段、自分の「欲しいヒト・モノ・コト」が、どの段階のものなのかを考えた上で、行動なさっているでしょうか?

私は、自律最善タッピング(旧・EFTタッピング)を使うまで、そんなことを考えもしませんでした。

セッションや講座など、クライアントさんや自分の思考・言動や、取り組んだ内容などを言語化・知識化する過程で、初めて段階の存在に気づき、今では独自の対応方法があります。

物事(段階)が進むにつれて、明らかになる欲がある。

逆に言うと、現時点では、わからない場合もあるのです。

説明だけだとわかりにくいので、私の事例を使いましょう。

この話は、

からの続きです。

欲には段階がある

次の派遣先は、正社員として働いていた会社とのつながりがある、同じ業界。

取引先も、だいたい同じ。

職務も同じ。

扱う商品だけが違う。

当時、私は、バイトで店舗異動をし、以前に比べると、通勤時間が長くなっていました。

派遣の仕事を終えてから、整体のバイトに行き、それを終えて家に帰るので、条件として「アクセスの良さ」を求めました。

このような理由があったので、派遣のコーディネイターさんから紹介の連絡を頂いた時、「時間に余裕がないから、慣れた仕事の方が、ラクにできるだろう」と軽く考えたのです。

ところが、働き始めて、すぐに

「しまった。
これじゃあ、正社員として勤めた会社にいた時と同じことの繰り返しだ。
辞めた意味が、全然ないじゃない。
辞めたい。」
と思いました。

何が起きたのでしょう。

実は、これこそが「欲には段階がある」ということなんです。

欲の段階が進んだ時に起き得ること

自分の想像と現実が違い「こんなはずじゃなかった」「想像していたのと違った」となることってありますよね。

でもですね。

私の~したいという望み(欲)

  • 時間に余裕がないから、慣れた仕事の方が、ラクにできる
  • アクセスの良さ
  • 整体の技術向上のため、仕事帰りにバイトができる状態

は全て実現しているのです。

それなのに、なぜ「辞めたい」と思ったのか。

「辞めたい」も「~〇〇したいという欲」です。

実は、これこそが「欲には段階がある」であり、望みが叶い、満たされた私は、無自覚のうちに、次の段階へと進み、「辞めたい」と思ったのです。

「辞めたい」と思う背景には、なぜ、自分が本当に欲しいものがわからないのか、もう一つの理由が隠れています。

長くなるので、次回に続きます。

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