本当に欲しいものがわからないのはなぜ?【2】

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

この話は、本当に欲しいものがわからないのはなぜ?【1】からの続きです。

もう一つの、自分が本当に欲しいものがわからない理由は、

自己犠牲を積み重ねている。

ということで、今日も私の事例を使って、説明をします。

自己犠牲を積み重ねた私が求めていたもの

頑張る私を支えていたものと、つまらなさの正体 で、次の派遣先を選ぶ前の、自己犠牲を積み重ねた、私の状態について、

自分を認めてもらえたと感じて、金銭面でも満たされる環境から離れた後、周囲から認めてもらえたと感じる場面が減り、これを埋めるかのように、金銭の扱いが荒くなり、不安定になっていた

と書きました。

この状態では、何よりも、安定を求めることになります。

まずは安定を求める

安定とは

  • 肉体
  • 精神
  • 生活

の3つ。

例えば、お腹が減っていたり、眠かったり、心身が不調だったり、気持ちが不安定だったりする時に「将来のこと」を考えましょう、と言われても、それどころじゃない。

このような時は、

  • 食べる
  • 寝る
  • 休む
  • 治療を受ける

など、まずは自分を満たすことが大事。

未来に安定を求める

当時の私の場合は

  • 職場に所属する
  • 収入源を増やす

ことで、3つの安定を賄える状態にありました。

「次の職場」とは未来の話。

不安を抱えていた私は、無自覚のうちに、未来に「安定を得る」ことを求めたのです。

ちょっとしたひっかかりがあったものの、受かるのはやっぱり嬉しいもの。

合格によって、私は継続的な安定を確保しました。

自己犠牲による対処の目的

実は、自己犠牲による対処の目的は、

誰かに自分を認めてもらえたと感じることで、不安を埋める・安定を得る(自分を満たす)

なんです。

つまり、私の目的(欲)は、これにて達成ということ。

でも、実際は、ここで終わりました、めでたしめでたし、とはならないんですよね。

欲しいものを得て満たされると次の段階へと進む

働き始めてすぐに私は

「しまった。
これじゃあ、正社員として勤めた会社にいた時と同じことの繰り返しだ。
辞めた意味が、全然ないじゃない。
辞めたい。」

と思い、ひどく後悔したと前回の記事に書きました。

目的を達成し、安定を得て満たされた私は、内なるひっかかりを無視して、次の派遣先と「合意」をしています。

派遣先に認められるために、自ら意思を犠牲にする、自己犠牲をした状態で
3・自分の意思を扱う段階
へと進み、「やめたい」と思ったのです。

そう、欲には段階と満たす順番があるのです。

安定と不安定を行き来することで本当に欲しいものがわからなくなる

でも、ちょっと待って。

私は、未来に安定を求めて、それを手に入れたはず。

なのに「やめたい」と思ったからといって、本当にやめてしまったら?

また不安定になっちゃいます。

実は、これが、自己犠牲の怖い所の一つ。

出来事を変えて

  • 安定
  • 不安定

を行き来することによって、自分が本当に欲しいものがわからなくなるのです。

本当に欲しいものはすでに手に入れているのに気づけない

当時の私には「整体の技術向上」と意思(欲)がありました。

でも、

自分の意思に沿って行動しているはずなのに、高揚感、特別感、多幸感といった、自己犠牲による対処で得られるものを、無自覚のうちに求めてしまうため

地道に努力をしてはいるけれど、やりたいことをやっている手ごたえも実感もなければ、技術に対して、いつまでも、自信がない

状態に陥っていました。

この場合もまた、本当に欲しいものが(手に入っているのに気づかないから)わからないなんですよね。

自律最善タッピング(旧・EFTタッピング)はこのような状態に、根本的かつ実用的なアプローチしていきます。

次回に続きます。

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