
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
今日は、人間関係がうまくいかないのは自己犠牲を積み重ねているから という話です。
これは、基本を理解するとわかりやすいです。
昨日、対人関係の基本2つについて触れました。
この基本は
- 親子
- 親戚
- 友人
- 同僚
- 夫婦
- 恋人
どの関係でも同じです。
前回、自己犠牲を積み重ねている場合、2つの基本を押さえるのは難しいとも書きました。
なぜなら、対人関係は基本的に、従属的なものになるから。
従属的な関係とは
- 認められて当然
- 認めてくれて当然
ということ。
認められるとは、いわゆる安定・安心のことで
- わかってもらえる
- 愛されている
- 大事にされている
- 喜ばれている
- 褒められている
と自分が感じること。
言葉による装飾がさまざまだから、複雑に見えるけれど
人生とは、生きるとは、突き詰めると自分の欲を認め・求め・満たして・次につなげることの連続・積み重ね
という基本を押さえたら、シンプルなのです。
関係が近いほどトラブルが起こりやすい
自己犠牲による対人関係の特徴は、関係が近いほど、互いの自己犠牲の癖が強く出てくるのでトラブルが起こりやすい ということ。
なぜなら、互いに「常に認められて当然」という状態になるからです。
だから、親子・恋愛や夫婦関係では
「やってくれて当然」
とか
「こんなに頑張ったのに、パートナーは何にもわかっていない!!」
「私のことを本当に愛しているなら、こっちから何も言わなくても、何をやって欲しいのか、何を求めているのかわかって当然でしょ?」
「家族のために頑張っているのだから、言わなくてもわかるだろ?」
なんてトラブルが起こりがち。
対人トラブルが起こるきっかけ
多くの対人トラブルは、昨日の記事で触れた「自分の中の認めてタンクが減る」ことが、きっかけで起こっているはず。
だから、埋める作業が必要なのです。
自己犠牲を積み重ねている場合は「相手が自分の思い通り、もしくはそれ以上の反応したと自分が感じること」で可能。
相手次第なので、自給自足ができません。
なので、人によっては「減りっぱなし・枯渇」なんてこともあるのです。
認めてタンクが減りっぱなしだと対人関係が怖くなる
認めてタンクが減りっぱなし・枯渇状態になると、相手の雰囲気・言動が怖くなります。
相手の顔色を窺ってばかり。
思っていることや、言いたいことが言えない。
相手が何を求めているか、先回りして機嫌を取ろうとする。
といった感じになるのは、タンクを満たそうとしているから。
愛されていても全然安泰じゃない理由
じゃあ、満タンの時にはトラブルにならないのかというと、そうでもありません。
例えば、交際を始めて、情熱的な日々が続くうちは、良いのです。
でも、関係が安定し、平穏な日々が続くと「愛されているかどうか不安」になります。
この時「相手を試して、愛されているかどうか確認」をし、波風を立てて、関係にひびを入れるケースは、結構あります。
「情熱的に愛されていると感じる」って、例えるなら、麻薬のようなもの。
・・使ったことないけれどさ。
テクニックの前にまずは基本を身に着けよう
昨日の記事にも書きましたが、自己犠牲を積み重ねている場合、相手が、内心どう思っているかは関係なく、表面上、好意的な反応(認められたと感じること)や同意を求めます。
なので、肝心な「自分と相手の違いを尊重して、関係を築く」ことには、意識が向きません。
このような状態にあることを知らずに「関係が良好になるテクニック」を盛ったところで、「相手の反応に一喜一憂」しながら、自分や周囲を振り回すだけ、なのです。
これじゃあ、せっかく相手がいるのに、もったいないよね・・。
ということで、私は、2つの基本を押さえて取り組む、アイホージュの自律タッピングをオススメしているのでした。