
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
あなたは、自分のことなのに自分がよくわからないと感じて、心の声が聞きたいと思ったことはありませんか?
また、心の声を聞き続けることで得られるメリットってご存じですか?
自律タッピングは自分の心の声を聞く方法
自律タッピング(旧・EFTタッピング)は、自分を理解したり、悩みを解決したり、願いを実現したりするために「ぼんやり、モヤモヤしている、などといった、よくわからない自分の思考や言動などをありのまま認めて、言語化する」作業です。
(簡単なタッピングのやり方を知りたいという場合は、こちらをご覧ください。)
心の声を聞く作業を10数年続け、今では当たり前となったことの一つに、
目の前の出来事に対する、自分の思考や言動といった「動き」を、自分が実況中継する
というのがあります。
タッピングが「意識して、言語化するもの」だとしたら、実況中継は「自分の意思に関係なく、勝手に言語化されて流れてくる感じ」
一歩引いて、自分の動きを観察することができたり、前に進むためのヒントを得られたりといったメリットがあるのです。
最初の頃は、実況中継を「もう一人の自分が話しかけてくる」と表現していました。
クライアントさん達も同じことを仰るので、私だけに起きている現象ではありません。
心の声と実況中継の違い
いつもお世話になっている、ACイラストさんで、心の声を検索していたら、面白いイラストを見つけました。
これは「心の声」
自律タッピングは、
- 自分がどうしたいのかがわかる
- 不要なトラブルを事前に防ぐ
- 自分や相手を守る
- 必要な対応を取る
- トラブルになっていたら、それに対応する
ために、自分の心の声をありのまま認めながら、自覚・無自覚の動きを、細やかに掘り下げる作業。
心の声は聞くだけではなく、自分の動きを理解したり、必要な行動につなげたりすることが大切!
実況中継とは、過去のタッピングで、心の声を掘り下げた時に明らかになった、つまづきの癖が、細やかなフレーズとなって自分の中で流れる、です。
違いがお分かり頂けたでしょうか。
対人関係での実況中継
先日、新しい対人関係の中で、気づいたら実況中継が始まっていたことがありました。
「あ、私、こういう癖あるあるあるー-!!」
と思いながら、過去の自分がどうやって「認めてタンク」をムダにすり減らし、トラブルの種を膨らませていたのかを、眺めていました。
(自分の安全を確保した上で、自分を活かしていくためには)過去の癖を、新しい関係に持ち込まないことが大切よね。
そう思いながら、癖の立て直しをしていたら「自分が進もうとしている本線」へとつながり「中継内容」と「現在、仕事で取り組んでいる課題」との関係が見えてきました。
「そっか。
これに気を付けて、仕事に取り組めってことか。」
「実況中継があった新しい対人関係」と「現在の仕事」は、全然関係がないため、実況中継がなかったら、気を付けるポイントには意識が向きませんでした。
タッピングには、自分にしかわからない、謎解きがあるのです。
これに気づく度に
「人間って、うまくできているなー-」
と思います。
そんな訳で、実況中継は、自分や周囲を守りつつ、自分らしく幸せに生きるための「今から続く、未来への準備」とも言えるのです。