感情を感じ切っても現実が変わらない理由

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

EFTは感情開放テクニックの略。

感情を感じ切ると現実が変わる、という話があります。

確かに、感じることも、感じ切ることも、大切。

でも、多大な期待を持つのは厳禁。

なぜなら「感じる・感じ切る」とは、一つの段階に過ぎないから。

例えば、あなたが「お腹が減った」と感じる時。

トコトン「お腹減った」を感じ切ったところで、あなたの現実は何も変わらないでしょう。

それと同じこと、なんです。

現実を変えたかったら、感じ切って次に進む

現実を変えたいと思ったら「感じ切った後は、次、次と前に進む」必要があります。

例えば

  1. お腹減った
  2. 何か食べたいなー
  3. 何か食べよう(食べると決める)
  4. どこのお店がいいかな
  5. 「あそこにしよう」
  6. 実際に食べに行く
  7. 余は満足じゃ・不満じゃ

と言った具合に、「お腹減った」と自分が感じたこと自分がありのまま認め、必要な情報へと変え、意思を実際の行動へと結びつけ、自分を満たす必要があります。

感情はスタート地点に過ぎない

感情は、スタート地点に過ぎません。

感情を拾い、ありのまま認め(感じ)続けることで、

  1. 感情
  2. 思い
  3. 考え
  4. 選択
  5. 行動
  6. 結果

とつなげて行く必要があるのです。

自己犠牲を積み重ねた状態で感情を感じ切っても現状は変えられない

でも、自己犠牲を積み重ねている場合「誰かに自分を認めてもらえたと感じることで、初めて自分を満たせる」状態なので、同じ流れであっても、中身が異なるんですよね。

例えば
「お腹がすいているのを、誰かがわかってくれないかな」
「お腹減ったって言えない。誰かが、言い出してくれないかな」
などと思ったり、周りが気づいてくれるよう、仕向けたりする。

「何食べたい」と聞かれて
「何でもいいです」
といいながら、誰かの提案に対して
「気分じゃない」
「それ好きじゃない」
と言ったり。

実際に、何かを差し出されると、相手に迷惑がかかると思って
「あ、お腹すいてないんで」
と遠慮したり。

受け取っても
「別のものが良かった。
私がこれをあまり好きじゃないの、わかっているでしょ?」
なんて思ったり。

遠慮して食べずに、お腹が減っている中、周りが楽しそうにしていると
「どうして(遠慮した)私の気持ちを、わかってくれないんだろう」
と嘆いたり。

自己犠牲による対処で「誰かがわかってくれるはず」と思い込んで実行した結果、思い通りの反応を引き出せず、外側に対する、不満や苛立ち、怒り、悲しみなどが湧く訳です。

このような流れで生じるネガティブを、忌み嫌い、なかったことにして、表面を取り繕い内側に蓋をするのが、自己犠牲による対処方法。

表面を取り繕って内側に蓋をしてもうまくいかない

でも、ネガティブに蓋をしても、なくなりはしません。

一回一回は大したことがないと思っても、積み重なると問題は大きくなるように、蓋をし続けることには限界があります。

そこで初めて、感情を一つ取り出して、感じ切ろうとしたところで、必要な対応は取れません。

思い通りにならない外側を嘆くか。

外側を変えられない自分を責めるか。

どちらかになると思うのです。

例え、うまく感じ切ることができて、ラクになった、すっきりした、何も思い出さないレベルになっても、安心はできません。

なぜなら、この状態で、いわゆるネガティブと呼ばれる感情を感じ切ったところで、別の出来事で自己犠牲による対処を繰り返し、無自覚のうちに、ぐるぐる回り続けるから。

根本的な対応を取ろう

アイホージュでは、自己犠牲を積み重ね「どうしたいのかわからない」女性に特化した、根本的な対応方法を提供しています。

ご自身の悩みを題材に、感情を開放することから始まり

  1. 自分を理解する(自分がどうしたいのかを知り、自己犠牲による対処をしていることに気づく)
  2. 悩みを解決する(自己犠牲による対処ではうまくいかないと気づく)
  3. 望みを実現する(自分の意思に沿って行動し、実りを得る)

という、段階を踏んだプロセスを通じて、うまくいかないと感じたまま、グルグル回り続けるのを阻止するのです。

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