
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
あなたは、ご自分が好きですか?
セッションや講座では、クライアントさんから「自分のことが大嫌い」というお話が出ることがあります。
そのような時、私は
「自分を好きにならなくて良いから、自分の思考感情、言動などはありのまま認めて欲しい」
とお伝えしています。
自分が嫌いなら、自分で自分をありのまま認めよう
ありのまま認めるとは、「ある」と認めること。
自分が嫌だと思うのであれば、そのまま嫌だと認める。
なぜかというと「自分が嫌だ」という思いには、「言語化していない、自分らしく生きるために必要な情報」が隠れているから。
自分らしく生きるためには、目の前の出来事に対して、まずは「嫌だ」と言う思いを、ありのまま認めます。
そこから、自問自答を繰り返しながら、「自分はどうしたいのか」などの情報を引っ張り出し、何をする必要があるのかを考えたり、行動へとつなげたりします。
自分が嫌いになる背景
自分が嫌いという場合、恐らく自己犠牲による対処を積み重ねていらっしゃるはず。
自己犠牲を積み重ねて「タンクを満たすことに注力」しなければいけない状態では「他者にどう思われるか」が最重要。
他者に意識を向け、相手が思い通りに動くかどうかで、認められる・認められないを判断せざるを得なくなります。
結果的に「自分がどうしたいのか、情報を引っ張り出せずに、自分(の意志や欲求)を無視することになる」のです。
言い換えると、自分を無視することに
- 時間
- 労力
- お金
を注ぎ
- 自信
- 居場所
- 存在価値
- 肯定感
を失っているということ。
人間関係も最初のうちは良くても、だんだん不満が募って行きます。
相手が思い通りの反応をしないことに、認めてもらえる・貰えないと一喜一憂したり、馬鹿にされた、見下されたなどと感じて、苛立ったりする。
いかに相手にわからせるか、なんて考えたりする訳です。
このような状態に陥っているのに、自分を好きと思えるでしょうか?
嫌だと感じる方が、健全なのではないでしょうか。
自分が嫌いだと思っているなら、自分をありのまま認める
自分が嫌いだと思っているなら、まずは、ひたすら、嫌だという思いを、ありのまま認めることをオススメします。
実はこれ、自分のタンクを自分で満たす作業でもあるのです。
時間はかかるはずですが、ある時「ふっと」自分の中で動きが出ます。
そこで何が出るのかは、ここでは触れませんが、前に進むために必要な「情報」であることと、自分しかたどり着けない場所であることには間違いナシ、です。