
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
今日のタイトルはセミナージプシーを回避した上で現実を変えていく、です。
あなたは、セッションや講座、セミナーなど、「受けただけで、満足して終わった」経験はおありでしょうか。
参加する前は、やる気や高揚感などで満ち溢れている。
他の受講生と肩を並べて、何かを学ぶ。
そこで満足をしてしまった、という経験、私は、過去に何度もしたことがあります。
当時は「自分ってダメだなあ」って思っていました。
でも、セッション内容を言語化するうちに、これは自分がダメな訳ではなく「自己犠牲による対処を積み重ねた状態」で起こることだと気づいたのです。
セミナージプシーは自己犠牲の積み重ねで起こる
自己犠牲をする目的は、「誰かに自分を認めてもらえたと感じることで、安心を得ること」です。
例えば
- セミナーの講師が「すごい人・有名人」であれば、「その人に認められたような気になれる」
- その人に「あなたなら、大丈夫。できるよ。」といわれようものなら、万能感が湧き、「この先うまくいきそうだ」という期待が高まる
- 同じ志の人が周りにいると「互いの認め満たし合いができるので、認めてタンクが満たせる」
すでに目的は果たしていますよね。
そのため、これ以上、先に進むことはできないのです。
それに気づかずに、前に進もうとすると、お金や時間、労力が漏れていきます。
お金や時間、労力が漏れていくとは?
例えば、講師から認められたい、特別扱いされたい(誰よりも認められたい)という無自覚の望みが生じると
「自主的に、高額な商品を買いこんだり、事あるごとにプレゼントを贈ったりする」
「何でもかんでも講師の言う通りにする」
ということが起こりかねません。
このやり方で、大金をつぎ込んで、何かしらのポジションやチャンスを与えられたら、どうでしょう?
自己犠牲による対処を積み重ねている状態では「現状を変えるための行動」にはつなげられないのです。
認めてもらえることが目的なので、行動を変えようとすると「そんなことをやっても、私の人生は何も変わらない」と感じます。
いわゆる、アクセル・ブレーキを同時に踏む状態が起こります。
この状態で、仮に講師から「行動しないとダメですよ」と言われたら、「え、受講したら人生が変わるって、言っていなかった?」と不満を覚えるかもしれません。
または、盲目的に信じていた講師の一挙一動を観察するうちに、熱が冷めていくかもしれません。
「この人について行ってもダメだ」と思って「もっと別の高額なすごいセミナーを探して参加する」のかもしれません。
アイホージュの取り組み
このようなセミナージプシーを回避するために、アイホージュでは、認めてタンクを自給自足しながら、メタ認知能力を育みます。
これにより
日常で、自己犠牲の癖が顔を出した時に、自ら気づいて「これではうまくいかない」とわかった上で、立て直し「自分がどうしたいのか」に沿って、主体的に思考し、行動する
ことを「実際の悩みに対応しながら、身に着ける」取り組みを行っています。
ここを押さえないと、講座やセミナーは
- 講師は講師で「たくさんの受講生に、認めてもらえたと感じる」
- 受講生は受講生で、「講師や仲間に認めてもらえたと感じる」
という「お互いの認めてタンクをチャージし合う場所」になりかねないからです。
という訳で、自律タッピングのセッションや講座は「受けて終わり」ではなく、日常に戻ってからが本番です。