
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
「言葉を変えると人生が変わる」という情報があります。
あなただったら、どんな対応を取りますか?
私は、タッピングに出会う前の自分を立て直せなかった時期に、この情報を自分なりに実行したことがあります。
その結果、表面上は、いわゆるポジティブな言葉を羅列するものの、自分の内側はネガティブなまま。
何も変わりませんでした。
当時は気づいていませんでしたが、自己犠牲の癖のまま「〇〇をしたら、人生が変わる」という情報を鵜呑みにし、言葉だけを変えようとしていたのです。
これでは、外側を装うだけで、内側は置いてきぼりになるので、うまくいくはずがありません。
この経験によって、不自然さを覚えた私は、「心から納得の行く、自然なやり方ってないのだろうか」と思うようになったのでした。
これが、私の中で「疑問」となり、無意識のうちに答えを探し、タッピングに辿り着いた、という訳です。
「言葉を変えると人生が変わる」という意味を理解するのは、自分の思考や感情などをありのまま認めてからのこと。
自分の内側を認めることで、意識的に使う言葉を自分が変えていくのだ、と気づきます。
ネガティブな感情をありのまま認めることから始める
タッピングの面白い所は、「いわゆるネガティブな感情をありのまま認めること」
正直に思い感じていることを、認めるうちに、「自分が放つ言葉」と「感覚」が連動していることに初めて気づきました。
迷っている時は「まずは今どこにいるのかを把握する」ことが大切なように、「ネガティブを認めることによって、現在地を理解する」ことが必要なのだと知ります。
一人での取り組みに慣れてきた頃。
「言葉に含める意味」に、意識が向くようになりました。
言葉って、そのままだと記号に過ぎません。
意味が伴うことで、初めて活きます。
例えば、「うまくいかない」という表現があります。
うまくいかないというフレーズを口にするうちに、「うまくいかないって、具体的にどういうことだろう?」と言った具合に、自分の中で疑問が湧くのです。
「疑問を抱いた時、投げかける際の言葉の使い方」を意識するようにもなりました。
出て来る答えが、違ってきますものね。
そんな風に、思考や感情、言動などを掘り下げ、「自分がどうしたいのか」がわかるようになってきた頃。
どうしたいのかが分かった上で、相手に伝わるように伝えることで、得られる結果が変わる。
望んだことが手に入れやすい。
と気づきました。
このように、いくつもの変化を経て、私は「言葉を変えると人生が変わる」の意味を理解したのでした。
変化のプロセスなしに、いきなり言葉を変えようとしても、ダメだったのですね。
もしあなたが、人生や自分、何かを変えたいと思って、言葉を変えているのに、気づけばネガティブなことばかり考えている、ということでお困りであれば。
まずは「ネガティブな感情をありのまま認める」ことをオススメします。
変化のプロセスは、あなたの心の内に安定をもたらすはず、です。