人のせいにするのには理由がある

アイホージュの伊藤みつるです。

昨日のブログで、つい人のせいにする時に試して欲しいこと という記事を書きました。

実は、つい人のせいにしてしまうのには、「自己犠牲を積み重ねている可能性が高い」のです。

自己犠牲とは何か

自己犠牲とは、自分の意志を押さえ「誰にどう思われるか」に沿って動くことを意味します。

「他人軸」と呼ぶこともあります。

この積み重ねをしていると、物事に対処する際に、無自覚のうちに

自己犠牲をすれば、うまくいく(ヒト・モノ・コトといった外側が、自分の思い通りに動くはず)

と感じる状態になっています。

そのため

自分を犠牲にしているのに、思い通りにならない(うまくいかない)

となる時は、他責「〇〇のせいだ」と感じるのが自然の流れ、なのです。

他責と自責を行き来する

でも、ずっと他責の状態で居続ける訳ではありません。

「人のせいにするな」といった教えを思い出し、それができない自分を責める。

うまくいかない状況を何とかしようとして、自責「〇〇(ヒト・モノ・コト)が思い通りに変わらないのは、自分がダメだからだ」と自分を責める。

「ま、私も悪いんだけれどね、でもむかつくー--。」

心がついていかないまま、教えに従い、再び自己犠牲



という、他責⇔自責を行き来し続ながら、気づかぬうちに時間や労力、対人関係、居場所、自信、存在価値などを失ったり、自分を傷つけたりしています。

なぜなら、自己犠牲を積み重ねている場合

自分の意志が活かす術が身についていない

ので、他責と自責を回り続ける他ないからです。

自己犠牲を積み重ねた状態のまま動くのはアブナイ

このような状態にある時に「人のせいにするな」と言われると、頭ではわかっても、心がついてきません。

解決方法として「外にわかってくれる人を求める」動きが必ず出ます。

これは、一時的なしのぎにはなりますが、本当に必要な対応は取れません。

そのために、思い出しては他責⇔自責を行き来し続けることになります。

「いつか何とかなる」という楽観で対応できるものではありません。

他責と自責の行き来を阻止するために必要なこと

まずは「自分で自分を理解すること」が大切です。

そのため、アイホージュでは、自分(の思考や感情などの動き)をありのまま認めていきます。

これにより、「頭と心が一致する状態」を作りつつ、周りを大切にした上で、自らの意思を活かし、これまでとは異なる結果を得る取り組みを行っています。