やめたほうがいいとわかっていても、やめられないのには理由がある

アイホージュの伊藤みつるです。

周りから見たら、これはやめた方がいいと思うけれど、ご本人は一生懸命ということがあります。

例えば

  • 別れた彼と、どうしても復縁したいんです
  • 不倫しています。運命の人なんです。一緒になりたいです
  • 殴られても、怒鳴られても、優しい時はあるから
  • ホストやヒモ男に、ひたすら貢ぐ
  • 尽くしてばかり
  • 買い物ばかりしているけれど、買った後に興味を失って開封していないものがたくさんある
  • 遊ばれてばかりで、大事にされない
  • ブラック企業をやめたいけれどやめられないので何とか順応しようと努力する

など。

その行動の先に、あなたが欲しい未来はあるのかを問われた時に

頭ではわかるけれど、気持ちがついて来ない。
今が良ければいいと思うけれど、ふとした時にむなしくなったり、苦しくなったりもする。

という場合は、「本当に欲しいヒト・モノ・コト」について考えたり、得たりする以前の段階でつまづきを起こしている可能性があります。

本当に欲しい何かを得る以前の段階でつまづいているとはどういうことか

つまづきとは、過去の何等かの出来事によって

A・どうでもいい何かに、しがみつかざるを得なかったために、現在

B・本当に欲しい何かを考え、行動する以前の段階でつまづいているので、仮に手にしたとしても、ちょっとしたきっかけで失う

という、二つの要素が絡んでいることを指します。

現状打破をしようと思う時に気を付けること

AとB、どちらの要素にもアプローチしないと、現状打破はムズカシイです。

なぜなら、Aの方が、ウキウキ・そうした方が良い・ありがたい・うれしい・安堵といった感覚が伴うので、「これでいいのだ」と感じやすいから。

反対に「本当に欲しい何か」であるBは、「これを得たところで何も変わらない」とか「心もとなさ」を覚えたりしますし、必要な行動が取れず、本当に欲しいものを得られなかったり、得ても持続させられなかったりします。

だから、Bは怖くて選べない。

そんな中で、Aを直感と呼ぶとしたら?

そりゃAを選ぶよね。

という訳で、状況を理解しないまま「こんなことは、もうやめよう」と思っても、AとBを行き来するだけ、なのです。

以上のことを踏まえて、アイホージュでは、クライアントさんの事例に沿って、AとB両方にアプローチしつつ、「本当に欲しい何か」に手を伸ばし、それを活かす、という取り組みを行っています。

現状打破は執着から始める

ちなみに、現状打破をする場合は「やっぱりAが欲しい。どうしても欲しい。絶対に欲しい。」という執着から、スタートします。

「積み重ね」が必要なので、少し時間はかかります。

なぜなら、思っているよりも広範囲に影響が及んでいるから。

「あの時も、この時も、同じだー」という自らの気づきが、この先の変化を少し早めてくれます。

そんな訳で、これは「積み重ねがなければ、太刀打ちできないこと」でもあるのです。