自分がどうしたいのかが見つからない時は

アイホージュの伊藤みつるです。

この話は、前回からの続きです。

ご自身の「やる気に満ち溢れる感覚」に沿って「自分がどうしたいのか」を探しているのだけれど、一向に辿り着けないという場合。

何をしたらいいのかというと、何でもいいのですが、目の前の問題に、対応すること。

そのために、ご自身のネガティブと呼ばれる感情や思考をありのまま認め、段階を踏んで掘り下げ、軌道修正をすること。

必要な行動へと結びつけて、「物事に対応するための術を身に着ける」こと。

これを、日常のあらゆる場面で、積み重ねていくこと。

  1. 夢中になれるもの
  2. 天職みたいな感じの職業

といったものは、目の前の問題に対応する経験を積み重ね、必要な術を身に着けた先で生じる話。

その先に辿り着いたけれど、1も2もない。
1はあるけれど、2はない。
そう感じることもあるかもしれませんが、それはそれで良いのです。

別に、天職なんて必要ないな。
「自分の内側を追いかけるって、面白いな」なんて、思うかもしれません。

「手中にある幸せ」を確認しつつ、「今できることをしながら、うまくいかない癖に気づいて、軌道修正」を繰り返しながら、淡々と自分のキャパを広げます。

実りを得る前に、時間や労力、お金のロスを省いたり「ムダに漏らさない準備」も必要です。

現実的な対応をする中で、何かしらの気づきを得たり、仮説検証を繰り返したりと、地味な作業が続きます。

これが力となる中で「自分がどうしたいのか」がだんだん見えてきます。

物事には順番があります。

仮にプロセスを全部飛ばして「自分がどうしたいのか」だけを得られたとしても、満足しません。

必要な行動にもつなげられないので、結局「どうしたいのかわからない」をぐるぐる回り続けるだけ、になってしまうのです。