子供の頃に満たされなかった思いは自分の道を切り開く力に変えられる

自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。

習いたかったのに、習わせてもらえなかった。

欲しかったのに、買ってもらえなかった。

欲しいものとは、別なものを与えられた。

セッションでも、この手の話が出てきます。
私にもあります!

成長し、当時の親の思いや懐事情などを考えると、それはそれで仕方がないと思いながらも「欲求が満たされずに、抑え込むしかなかった幼い頃の自分」を持て余す。

大人になって、欲しかったものを得ても、「やっぱりあの頃に欲しかった」という気持ちはぬぐえない。

この行き場のない気持ち、どうしてくれよう。

今日のブログは、もし、あなたがこのような状態に留まっているのであれば、これらは、段階を踏んだ取り組みによって「自分の道を切り開く力に変えられる」という話です。

「得られなかった」という思いと現在の悩みの関係性

自分軸教習所のセッションや講座では、セッションでは「得られなかった」という思いにアプローチします。

ですが、そこに留まらず、順を追って「得られなかったことで、物事にどう対処しているのか」にも焦点を当てます。

なぜなら、この対処方法が「現在の悩みが生じる原因(欲の扱い方)」になっているケースが、多々あるからです。

「自分が傷つかないように、本当に欲しいものには手を伸ばさない。
最初から諦めて、手に入れなければ、傷つくこともない。」

「得られなかったことで、恥をかいたり、傷ついたりしないよう、その場をしのぐことに注力する」

「得られない自分を責め続けて、自分を非力にする」

「周りと比較して、落ち込んで、どうせ自分は・・」

「完璧になることで、初めて欲しいものを自由に手に入れられる」

と言った具合に、人それぞれ、欲しい何かが手に入れられない欲の扱い方に力を注ぎ、嘆いたり、傷ついたりなさっていることが結構あるのです。

しかも、成長という時間の経過と共に、あちらこちらで、この欲の扱い方(物事の対処方法)を使って、

  • 労力
  • お金
  • 人間関係
  • 自信
  • 居場所
  • 存在価値
  • 自己肯定感

など、ロスの連動による悩みも広がっているケース、本当に多いのです。

人生は自分の欲を扱うことの連続・積み重ねなのに、動くとロスの連動が生じる。

これが、頑張りが、現状を変えることへと結びつかないということなのだけれど、それならば、動かず、傷つかない方がまだマシ。

だけれど、このまま成長すると、前に進むために必要な経験も、術も身に着ける機会を失う。

進むも地獄。
止まるも地獄。

身動きが取れなくなるのです。

満たされなかった思いを、自分の道を切り開く力に変える

でもですね。

広がった悩みに伴う、ご自身の思考や感情をありのまま認め、段階を踏んだ取り組み

  • 過去の自分を癒す
  • 自分の動きを理解する
  • 必要な手を打つ

を積み重ねるうちに、これらは、物事がうまくいかなかった、思い通りに運ばなかった時に、自分がどうしたいのかに沿って思考し、行動し、実りや学び、自信、原動力などを生み出す方法に変えられるのです。(他人軸から自分軸への軌道修正とも言う)

人間って、もともと、自分らしく幸せに生きられるように創られています。

幼い自分ではどうすることもできずに、抑え込んだ不満を、ありのまま認め、掘り下げることで、自分の道を切り開くことへとつなげられるようになっているのだとしたら。

くすぶったままにしておくのはモッタイナイという話でした。

この話は、次回に続きます。