
自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
自分の過去を救済する
自分の過去を救済するにあたって、最初に必要なのは、ネガティブな思考や感情を、そのまま認めること。
認めることを通じて、自分を理解すること。
いつも同じことを書いていますね・・。
欲しい何か得られなかった過去のうずきがもたらすもの
幼い頃、欲しい何かを得られなかった背景には、親の懐事情や、子供に対する「こうあってほしい」という期待など、いろいろあります。
親から「なぜ、ダメなのか」説明を受けて、子が納得していればよいのですが、欲求を抑え込み、表向きは、大人に従うしかなかった場合、この動きが、現在のつまづきの原因となり得るのです。
例えば
親に欲しいものを欲しいと言ってワガママだと怒られたり、嫌がられた。
「あなたには無理」と言われてしまった。
周りの人達が、持っているものを、自分は持っていない。
子供であるが故に、親の同意が得られない限り、どうすることもできず、その場をやり過ごすことで精いっぱい。
内心、持っている人が当たり前に持っているものを羨みつつ、周囲に対して、おどけて見せたり、興味がないフリをしたり、強がったりしながら、諦めるしかない。
欲しいものや自分がどうしたいのかを考える以前の段階で、その場をやり過ごすことを繰り返しながら成長すると、物事に対して必要な対応が取れなくなります。
うずきを救済すると、過去の自分は味方になる
欲しかったけれど得られなかった時のうずきを救済すると、過去の自分は【現在の自分が、なぜうまくいかない状態に陥っているのか】を教えてくれます。
心強い、味方になるのです。
例えば、欲しい物を欲しいといったら、怒られる=好きな人が離れていく
と感じて、言いたいことがあっても、言葉に詰まってしまう。
相手を試すようなことをして、離れないことを確認して、安心する。
「何でこんなことしちゃうんだろう」と思いながら、頑張っている人に対して、皮肉を言ってしまったり、茶化したり、いじったりする。
断られて傷つくのが怖くて、人を誘えなくなったりする。
無自覚のうちに「他者からの承認を求めて、その場をやり過ごす」ことで精いっぱい。
「得られないと感じる、他者からの承認を得ること」に執着せざるを得なくなる。
自分がどうしたいのか、考えようにも、その土台がない。
行動しようとしても、
- 他者からの承認を得ること
- 得られなかった承認による傷
で、頑張っているのに、うまくいかないという状態に陥っている。
全然、味方になっていないような気がするでしょうか。
でも、現状を把握しないかぎり、必要な手って打てないのです。
過去を救済した先で、現状に気づいた時【今までとは別の選択がある】という、未来へ誘う自分が登場してきます。
ありのまま認める、という方法は、シンプルで奥が深いのです。