むかついているのに、これくらい大したことがないと呟く自分が出てきたら

自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。

今日の記事は、前回からの続きです。

やりたいことを100個書くのは苦行だと思う人にオススメしたいこと

自分の呟きに気づいたら

もしかしたら、「あいつに〇〇と言われた、むかつく」と書いた後に、人のせいにしてはいけないとか、ネガティブでいてはいけないとか、これくらい大したことじゃないとか、ご自身からの呟きに気づかれるかもしれません。

なぜなら、安全を求める他人軸の自分が、周囲から承認を得るために、対人関係において、表面上は波風を立てないよう、自己否定を促すからです。

これは、後に軌道修正をするために必要な情報となるので、呟きに気づいたら、その内容も一緒に記録なさることをオススメします。

ムカつきを引きずる理由

対人関係で、苛立ちや怒りなどを覚えるけれど、表面上は波風を立てずに済ませる場合、肝心の自分の内側は大荒れになります。

「むかつく」のに、呟きによって、良い人を装うよう促されると、自己否定が生じて、感情から情報を引き出せず、必要な対応が取れません。

未処理のまま、「むかつく」を引きずり、思い出す度に不快な思いが湧きます。

他人軸の視点では、自分はこれだけ相手に配慮しているのに、相手がわかってくれない。

自分にはどうしようもないと感じる状態にあるので、人のせいにせざるを得なくなります。

でも、他人軸による対処であるなら、そうなるのが自然な話。

これを理解するプロセスをすっとばして、相手のせいにするのはやめよう、なくそうとすると

  • 内心むかついているけれど、表面上は波風を立てないよう「相手のせいにしていないフリ」をするか
  • 堪えていたものを爆発させて「ちょっと、アンタ、むかつくんだよ」と切れるか
  • 関係のない第三者に話してうっぷん晴らしをするか

のどれかになるのです。

このやり方では、対人関係が崩れやすくなりますし、ストレスも大きくなります。

早い話が「うまくいかない」のです。

でもm他人軸の状態では長年の積み重ね・癖によって、うまくいかないやり方をうまくいくと感じて、出来事を変えた状態で何度でも繰り返します。

私もそうでしたが、何年も、何十年も前のムカつきを昨日のことのように思い出しては苛立ちが募る、という事例は本当に多いのです。

自分の思い感じたことを正直に書くのが変化の一歩

慣れないうちは、自分の思い感じることを正直に書くのには抵抗を覚えると思うのですが、最初の一歩として「苛立ち・不満」を書く。

囁きが聞こえてきたら、自分が何と言ってきたのかも書いて置く。

オススメです。

繰り返しになりますが、これは、他人軸から自分軸への軌道修正に取り組む上で、貴重な情報となります。

お宝レベルの貴重さ、といっても過言ではありません。

お宝に変えられるかどうかは、思考や感情をご自身がありのまま認めるかどうか、にかかってきますが、騙されたつもりで、ノートに「不満・苛立ち」を書けるだけ、書いてみてはいかがでしょうか。

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