EFTタッピングを使った自分軸の作り方

EFTタッピングを使う目的は、自分軸で意志を扱うプロセスを自らの内に構築すること
「自分軸の作り方」を探している方が結構いらっしゃると思われるので、タイトルに自分軸の「作り方」と書きましたが、実際は「構築する」の方が合っています。
二つの基本を押さえて自分らしさを築きつつ、自分と他者の違いを尊重し、互いに刺激し合いながら力を発揮していくことを念頭に置いた取り組みなので、自分軸教習所では「自分軸を構築する」と表記しています。
他人軸と自分軸では、視点や思考、選択、言動の扱い方や、人生の目的などが違います。
そのため、頭と心が納得した状態で、他人軸から自分軸へ軌道修正して行けるよう、EFTタッピングを使った「無意識の意識化」を行います。
一つの悩みを題材に、ありのまま認めて尊重するという自分軸の観点で、抑圧してきた他人軸の意思の扱い方を段階的に掘り下げていきます。
「ネガティブな感情に伴う、感覚」「ことばの繰り返し」「タッピング」「ありのまま認める」を掛け合わせて、無意識レベルで行われている、他人軸による意思の扱い方を少しずつ意識化します。
うまくいくと感じる他人軸の意思の扱い方を、自分軸の観点で捉えた時、何が見えるのか。
それは、セッションや講習で実際に体験してみてのお楽しみです!
EFTタッピングのセッションや講習で取り組んだ内容は、近い将来、実行する機会が必ず巡ってきます。
そのチャンスに気づいて自分軸で対応し、新たな結果や経験、学びなどを得るのですが、そのための事前準備が、自分軸教習所で提供するセッションや講習です。
自分軸を作る(構築する)時に必要な二つの基本を身に着ける
EFTタッピングをする時は、毎回「自分を尊重する」「自分を尊重した上で、自分と他者の違いを尊重する」という自分軸の構築に必要な二つの基本を押さえて行います。
一つの悩みを題材に、ありのまま認めて尊重するという自分軸の観点で、抑圧してきた他人軸の意思の扱い方を段階的に掘り下げていきます。
1・自分を尊重する

基本の掘り下げ
基本の掘り下げは、下記の流れで行います。
- 感情開放→他人軸の意思を引き出す
- 他人軸の思考パターンを理解する
- 自分軸の意思を引き出し、選択を変える
- 言動を変える(自分と他者を尊重する)準備
- 今迄と違う結果を得て、振り返りをし、次につなげる
悩みの題材や、クライアントさんの状況によって変わりますが、基本の掘り下げは、それぞれ5-8セット位。
基本の掘り下げは、それぞれ5-8セット位。
悩みの題材や、その方の状態、段階によって端折る時があります。
必要に応じて行う、基本の掘り下げの応用
過去を思い出した時

EFTに取り組んでいる時に、なぜかわからないけれど、過去のことを思い出す時があります。
必要に応じて、基本の掘り下げを利用しながら
- 他人軸になった原因を割り出す
- 過去を認めて癒す
- 過去を満たして折り合いをつける
取り組みをします。
徹底的に満たす

基本のEFTを一通りした後も、不満や執着心、怒りや恥などが残ることがあります。
この場合は、徹底して認めて、満たしていきます。
この作業を経て、内容が一段掘り下がります。今の自分に必要な情報や納得が得られたり、物事の捉え方が変わったりします。
思い込みの解消

「こうすればうまくいくはずだ」という思い込みが強い時に、事実と感情を分ける作業をします。
後にヒト・モノ・コトを変えた状態で、その思い込みで動こうとする時に、事前または事後に気づいて必要な対応に変えていけるようになります。

え?こんなにやるの?

そうなんですよ。
無意識の動きを細やかに「ことば」に表して意識化する作業なので、最初のうちは、たくさんあるように感じると思います。
でも、これらは、他人軸で生きてきた方が、自分軸で動こうとする時に逐一生じる強い抵抗に考慮した取り組み。
頭と心が納得した状態で動けるようになるために必要なのです。
面倒でも取り組むメリットは、EFTタッピングで取り組んだ内容が、ご自身の中に落とし込めること。
これが後で役に立ちます。
2・自分と他者との違いを尊重する
近い将来、EFTタッピングで取り組んだ内容を実行する機会が、必ず巡ってきます。
その時に、ご自身がどの状態になったのかをチェックします。
- 気づいて自分軸で必要な対応が取れた
- 気づいたけれど動けなかった
- 最中には気づけなかったけれど、後で気づいた
Ⅰの場合は、新たな経験を積み、結果や学び、実り、術、気づき、自信などを得ます。
その後、次の段階へと進みます。
ヒト・モノ・コトを変え、少しハードルが上がった態になるので、EFTタッピングを使い、二つの基本を押さえて自分軸で対応します。
人生は、この連続・積み重ねです。
もし、2か3の状態になった場合は、理由を明らかにした上で、再度基本の掘り下げに取り組み、次回に備えます。
なぜなら、
ヒト・モノ・コトを変えて、同じ場面が巡ってきた時に、自分軸で必要な対応が取れなければ、できるまで何回でも同じようなことが起こるから
しかも、「気づけるよう」以前よりも大きな衝撃が生じるため、対応するあなたの負担が大きくなるのです。
「なんでこんな嫌なことばっかり・・」と思う時は、もしかしたら、ヒト・モノ・コトを変えて、他人軸に留まっているのかもしれません。
自分軸を作る(構築する)ことで得られるメリット・デメリット
メリットは
- あらゆる場面でこの方法が使えるとわかってラクになる
- 気づきや発見が増える
- バラバラになっていたことがご自身の中で一つにつながる
- トラブルが生じても適切な対応が取れるようになる
- 不安や恐怖を埋めるための行動をせずに済む
- 過去の苛立ちや後悔を学びや原動力に変えられる
- 人に話すのを憚られるような内容にアプローチできる
- 絶妙なタイミングで必要な体験が得られるようになる
- 年を重ねるごとに人生が興味深く、楽しくなる
- 自分の持ち味に気づきやすくなる
- 本当に欲しいヒト・モノ・コトを手に入れたり、活かしたりできるようになる
- 必要な対応が取れるので、結果的に運が良くなる
- 対人関係がラクになる
デメリットは
- 一回のEFTタッピングで、何もかも全てが変わることはない
- 一発逆転はない
- 地道な取り組みの積み重ねが必要
- あれもこれもやらなきゃいけないと焦る気持ちが起こることがある
- 何かいいこと、楽しいことばかりが起きる訳ではない
- 自分のためになることが、リアルタイムでは辛いと感じることがある
- 自分が動かないと始まらない
- 使えば使うほど、もっと早い段階で自分軸を身につけたかったと後悔することがある

これらはデメリットというより、物事を成す時は手間や時間、労力、などがそれなりに必要だという内容ですね。
自分軸の構築=量質転化
ヒト・モノ・コト(悩みの題材)を変え、二つの基本を押さえてEFTタッピングを積み重ねていくと、量質転化によって無意識レベルで、他人軸から自分軸へ軌道修正し、必要な対応を取っていけるようになります。
使うほどに、あなたの力になりますし、あなたらしさも活きます。
時に、ぐっと対応のハードルが上がることがあります。
このような時は、二つの基本を押さえて、EFTタッピングを使うと、いつもの慣れた他人軸の意思の扱い方が顔を出していることにお気づきになるはずです。

困っている、悩んでいる、苦しい、辛いなど。
ご自身がそう感じているのなら、直接ご自身の内側に働きかけるのが一番早いのです。
最初のうちはあれもこれもやらなきゃ!という気持ちになるかもしれませんが、自分軸の構築は「日々の積み重ね」による「時間の経過」が必要です。
なので、目の前のことに一つずつ対応していけば大丈夫です!