他人軸は大まかに分けて3つのタイプがある

「ネガティブな感情や思考などをありのまま認めていない」という共通点によって、「皆の訴えが同じように聞こえていた」私でしたが、セッションを積み重ねる中で、あることに気付きました。

それは「自分とは、考え方が明らかに違うクライアントさんがいらっしゃる」ということ。

でも、その違いが何かをうまく言葉で表せなかったので、継続セッションのクライアントさんの感情や思考、言動などを、細部に渡り、ありのまま認め、掘り下げていきました。

目次

他人軸は大まかにわけて3つのタイプがあるのだけれど

そこでわかったのは

  • 他人軸には大まかに分けて3つのタイプがある
  • 3つのタイプのうち、1つのタイプは軌道修正の必要性を感じないと思われる
  • 他の2タイプの方は、ご自身の・タイプに合わせた軌道修正が必要

ということ。

自分軸教習所の、他人軸から自分軸への軌道修正術は、2タイプの方向けの内容です。

2タイプの方の特徴を、αさん、βさんに分けて、さっくりと説明をしましょう。

自分がどうしたいのかわからないαさん

自分がどうしたいのか、何をしたいのかわからない。

対人関係においては、その場の空気を察したり、臨機応変に対応したり、相手が求めるであろう発言をしたりしながら、何となく、その場をうまくしのいでいく。

でも、実際の所、うまくいっているかどうかは別。

本人は、あまりうまくいっているようには感じていない。

頑張りが現実を変えることに結びつかないと感じている。

悔しさは、頑張るバネにはならない。

やりたいことをやるためにまずは周囲の言うことを聞くβさん

やりたいことがある。

自分がやりたいことをやるために、まずは人の言うことを聞く。

先に相手の言うことを聞けば、自分がやりたいことにケチ着けられることなく、自由にやらせてもらえるはず。

そう考えて、相手の言うことを一字一句漏らさないよう、言われた通りにしている。

なのに、相手からはあれこれケチをつけられる。

言われた通りにしているはずなのに、いつも相手から何か言われるので、「(言われたこともできない)お前はダメ人間だ」と責められているように感じる。

下記の二つの背景があることによって「臨機応変に対応する」のはできないと感じている。

  • やりたいことをやるために、相手の言うことを聞く
  • (言われたこともできない)お前はダメ人間だ」と責められている

そのため、周囲から臨機応変を求められると、できない自分はダメ人間だと感じたり、どうしていいのかわからないと思ったりする。

同じ他人軸だけれど2タイプは互いに理解し合えない

同じ他人軸であっても、αさんとβさんって、互いに理解し合えないのです。

αさんから見た、βさんは、要領が悪い。

βさんから見た、αさんは、信用ならない。

望んでいないものを、空気を読んで先回りしたαさんに差し出され、抗議すると自分(βさん)の方が悪者になる。

その場しのぎをうまくやれるαさんと比べて、βさんは、割を食うことが多いです。

自分のタイプに合わせて他人軸から自分軸へ軌道修正をする必要がある

世の中には、たくさんの「●●すればうまくいく」という方法があります。

でも、αさんも、βさんも、●●を実行する以前の段階で、躓きが生じているのです。

そのため、いくら「●●」をやっても、他人軸のループから抜けられないという、別の問題が起きるのです。

それが、2タイプの方を苦しめます。

なので、ご自身の他人軸の癖を理解しつつ、必要な対応へと結びつけることがとても大切なのです。

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