
アイホージュの伊藤みつるです。
このページでは、簡単だけれど基本中の基本である、EFTタッピングのやり方を、タッピング歴14年の私・伊藤がお伝えします!
EFTをお供にサロンを立ち上げ、「なぜかわからないけれど、ネガティブな感情をありのまま認めたら変化が起きる」という、変化の体験を言語化・知識化・体系化しながら、延1,100人にセッション・講座を提供。
現在は、体系化した内容とEFTの手法をベースに、クライアントさん達の「どうしたらいいのかわからない悩み」を事例に根本対応しながら、自分らしく幸せに生きるために最も大切なことを身に着ける取り組みを「自律最善タッピング」と称して提供中。
あなたが、この記事を読みながら、お一人でEFTタッピングを試すことを想定して、話を進めていきます。
この記事を読むことでできるようになること
よくわからないなりに、一人でEFTを何となくでも使えるようになることが、本日の目標です😊
普段、私は、セッション前に、クライアントさんに、EFTをしようと思った理由や、どんな変化を期待しているのかなどを伺っているのですが、残念ながら、今回はそれができません。
なので、EFTに取り組む目的を
何かしらネガティブな感情が湧いている中で、どうしたらいいのかわからない中で、現状を変えるための最初のきっかけをつかむ
にしましょう。
これは
- 自分を理解する
- 出来事と思考・感情を分ける
- 自分がどうしたいのか、意思を引き出す
- ありのままの自分を受け入れる
- 自分を尊重する
- 自分らしく幸せに生きる
ための第一歩、でもあります!
今回は1セットのみなので、簡単ですが、重要な内容です。
EFTに取り組む前に準備するもの
飲み水を準備して、お一人になれる部屋に行きましょう。
水の量は人それぞれ。
足りなかったら持ってくれば良いし、余ったら、後で飲めば良いです。
もし、寝る前、布団に入ってからEFTをする場合は、飲まなくても大丈夫。
できれば、翌朝に飲んでほしいけれど、忘れても大丈夫。
挫折しないEFT
EFTタッピングは、いろいろなやり方がありますが、今回は挫折しないよう、特別に、私・伊藤が夜、布団の中で使っている「1か所のタッピングポイントで全部済ます!」という奥の手を紹介します。
でも、その前に、普段使いのやり方を簡単に説明しましょう。
⑦のタッピングポイントを指で押さえてくるくる回しながら後述する「最初のことば」を口に出す。
①に移動して、タッピングポイントを軽く叩き続けながら、後述する「ことば」を口に出す。
それが終わったら、②に移動し、タッピングポイントを軽く叩き続けながら、後述する「ことば」を口に出す。
これを⑧まで繰り返す。
という単純な動きです。
単純だけれど文章だけだと「あー、もう8か所も覚えられない、早くも挫折しそう・・。」な方もいらっしゃるかも!
なので、挫折を回避するために、今回は「1か所で全部済ます」という奥の手で行きます。
EFTを始めましょう
あなたが抱えている悩みを一つ、挙げてください。
誰かの発言。
嫌な出来事。
最初は分かりやすい方が良いので「思い出すだけであなたの中で感情が波立つ」けれど「トラウマ級のものではない」ことを選ぶのをオススメします。
何でもいいです。
目をつぶり、それを思い浮かべてみてださい。
思い浮かべた時に、あなたの体の内側で、何らかの「感情」が、湧きませんか?
湧いていたら、それを、言葉に表して頂けませんか?
例えば
- ユウウツ
- モヤモヤしている
- 不安だ
- 苦しい
- 悲しい
- 辛い
- 落ち込んでいる
- 腹が立つ
- むかつく
- さみしい
- 苛立つ
- 傷ついている
など、何でも良いので、気軽に選んでください。
複数あったら、どれか一つを選び、言葉に表してみてください。
もし、ここに書いていない「感情」だったら、あなたに合う言葉を使って下さい。
選んだら、次に行きましょう。
体のどの辺で感情が生じていますか?
例えば、あなたが選んだのが「不安」だとしましょう。
その「不安」を、あなたは、体の内側のどの辺で、感じていますか?
人それぞれなのですが
喉のあたり、両胸の間、胃のあたり、上半身のどこか、眉と眉の間、後頭部など。
よくわからなかったら、目を瞑って内側に意識を向けながら「私、どの辺で不安を感じていかなあ」と探ります。
わかったら、一度、その感覚がある位置に触れずに、指を差してみるといいです。
もし、よくわからかったら、それで大丈夫。
次に行きましょう。
体の感覚に意識を向ける
下記のイラストは、右手を使う方用で、鏡合わせでEFTができるようになっています。
右手、左手、どちらでも構いません。
鎖骨の下辺りを、指で軽く押さえます。(二本でも三本でも全部でもお好きなように)
押さえたら、先ほど、探し当てた「不安の感覚」が発生している場所に、あなたの意識を向けましょう。
感覚に意識を向けたまま、鎖骨下を、ごく軽く衝撃を感じる程度の力で、トントン叩き続けながら、あなたに聞こえる程度のささやき声で、感覚に声を掛けます。
「不安、で合っているかな?」
もし、不安 より、怖い の方があっているなら、言葉を変えます。
よくわからなかったら、「不安」のままでOK。
次に行きましょう。
ことばを作る
EFTには
- セットアップフレーズ
- ネガティブリマインダー
- ポジティブリマインダー
と呼ばれる「ことば」があります。
当サロンの「ことば」の特徴は3つ。
1つ目は、セットアップフレーズを作ったら、自動的にネガティブリマインダーとポジティブリマインダーが出来上がること。
さきほど、選んだのが「不安」だったら」
- セ:「不安を感じている」自分をありのまま認め受け入れます
- ネ:「不安を感じている」自分がいる
- ポ:「不安を感じている」自分をありのまま認め受け入れます
2つ目は、セットアップフレーズとポジティブリマインダーは一緒。
3つ目は、太字の部分は固定フレーズで、「 」内を変えて、さまざまな場面で応用していきます。
タッピングの開始
セットアップフレーズ
鎖骨下のタッピングポイントを、軽く指で押さえ、今度はくるくる回し続けながら、あなたに聞こえる程度のささやき声で、セットアップフレーズを口に出します。
「不安」を感じている自分をありのまま認め受け入れます
ネガティブリマインダー
セットアップフレーズを言い終わったら、今度は、同じタッピングポイントを、ごく軽く衝撃を感じる程度の力で、トントン叩き続け、ネガティブリマインダーを8回、口に出します。
「不安」を感じている自分がいる
感覚に意識を向けたまま、タッピングポイントを叩き続け、機械的にリマインダーを8回、口に出すこと。
コツは2つ。
ムカつくと感じている自分がいる、ムカつくと感じている自分がいる、ムカつくと感じている自分がいる・・といった感じに、一拍おいてスピーディに進める!
リマインダーはいちいち変えずに、同じ内容の繰り返しなので、できるなら「暗記」してやった方がいい。
ムリなら、紙に書いてみながらやってもOKです。
ポジティブリマインダー
「不安」を感じている自分をありのまま認め受け入れます
ネガティブリマインダーを言い終わったら、同じタッピングポイントを、ごく軽く衝撃を感じる程度の力で、トントン叩き続けたまま、ポジティブリマインダーを8回、口に出します。
コツは、ネガティブリマインダーと同じです。
1セットが終わったら
アイホージュでは、セットアップフレーズ→ネガティブリマインダー8か所(一回り)→ネガティブリマインダー8か所(一回り)で1セットです。
1セットが終わったら、水を飲み、深呼吸しましょう。
その後、途中、自分の中で動きがあったかどうかを確認します。
- ことばと感覚の連動に気づいた
- 何か別のことを思い出した
- 何もなかった
- 別な感情が出てきた
- さらに不安が増した
これらの内容にあわせて、2セット目の2セット目のセットアップフレーズ・リマインダーを作って行きます。
通常は
- 何もなかった→1セット目のフレーズを装飾
- 変化あり→出てきた内容か、1セット目のフレーズを装飾
という流れになることが多いです。
今回は「最初のきっかけをつかむ」なので、2セット目のセットアップ・フレーズ類は作りませんが、ヒントをお伝えしましょう。
2セット目のヒント
1セット目で
- ことばと感覚の連動に気づいた
- 別のことを思い出した
- 何もなかった
- 別な感情が出てきた
場合は「出来事」や「登場人物」などを変え「感情」を置き換えて、1セット目と同じEFTを試してみる と良いです。
5.さらに不安が増した場合は、不安がどんどん大きくなると感じている自分をありのまま認め受け入れいます というセットアップ・フレーズで試してみることをオススメします。
(不安がどんどん大きくなる、の表現は、ご自分に合う内容に置き換えてOKです。)
1セット目は、基本中の基本で、すごく簡単なのですが、とても重要です。
なぜなら、悩みに対応しようとしても、最初のきっかけをつかめなければ、できないんですよね。
なので「出来事」や「登場人物」などを変え「感情」を置き換えて、1セット目と同じEFTをやる をたくさんやって慣れると良いですよ。
その他オススメな使い方
あとは、感覚に合った言葉を選んで、言語化しながらタッピングするのもオススメです。
その際に守って頂きたいのは「あなたが思い感じていることを、ひとまず、ありのまま認めていくこと」
理由は次に書きます。
スケールは使いません
当方では、スケールは使いません。
なぜなら「ネガティブな感情を消す、なくす」ことが目的ではないから。
ネガティブな感情は「本当に欲しい何かを得るために必要な情報」のようなもの。
「ありのまま認め、掘り下げることによって、意思を引き出したり、原動力へと変えたりして、昇華させる」から、なんですよね。
終わりに
最初は「よくわからないなあ」と感じるかもしれません。
でも、それが当たり前なんです。
初めての方へ にも書きましたが、普段私は、自己犠牲を積み重ね「どうしたらいいのかわからない」と感じているクライアントさん達にセッションや講座を提供しています。
自己犠牲とは、自分の思考や感情、意思などを抑え込んで、なかったかのようにしてしまうこと。
それがずっと続き、今になって、いきなり自分をありのまま認め始めたからって、すぐに何もかもがわかるようにはならないのです。
だから、「出来事」や「登場人物」などを変え「感情」を置き換えて、1セット目と同じEFTをやる をたくさんやって慣れるのが必要なんですよね。
何を隠そう、私自身、最初はそうでした。
だんだん、「こういう使い方もできるんじゃないかな?」と自分なりのコツをつかみ「思い感じていることを、こねくり回さずに、ひとまず、ありのまま認めていく」という、今も守っているルールができあがりました。
当時は意識していませんでしたが、これが、自分と向き合うことの始まりだったのです。
慣れると面白い発見がいろいろとあると思うのです。
なので、まずは、簡単なやり方を、お一人でいっぱい試してみてください。
もし、お一人で取り組んで、もう少し掘り下げてやってみたいと思われたら、その時はどうぞ、アイホージュに声をかけて下さいませ。