自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
今日は、二か月間、一人でEFTタッピングを使い続けて効果を実感した、私・伊藤の変化事例「感情と事実を分けて、対人トラブルを未然に防いだ話」を紹介します。
- EFTタッピングを、二カ月続けたら、どんな変化や効果が得られるの?
- 感情と事実を分けることと、対人トラブルを未然に防ぐことってどう関係があるの?
ということに、興味をお持ちの方向けの内容です。
EFTタッピングを二カ月使い続けている伊藤の背景
EFTタッピングを使い始めたきっかけは、アイホージュの立ち上げが思うように進まないこと。
何をしていいのかわからず、苦し紛れで何の役に立つのかわからない、EFTタッピングを使い始めました。
過去や現在の出来事に対して生じる、自分のネガティブな感情や思考などを、ありのまま認めることで
- スッキリする
- 停滞の原因となる過去の出来事が浮上し、自問自答していくうちに、一つ一つ、物事を動かせるようになる
などの変化が先行している状態なのですが、これらが何を意味しているのかはわかっていません。
事実と感情を分ける必要性も方法もメリットもわかっていなかった
かつての私は、感情と事実を分ける必要性も、方法も、メリットもわかっていませんでした。
なぜなら、周りが変わることによって自分の人生が変わることを、ぼんやりと望んでいたから。
本を読みながら、体に力を入れつつ意識して、感情と事実を分けるワークを試した所でピンと来ないし、手ごたえもない。
わかっていないことを、知識だけで実行するのは難しい。
このような状態で、EFTタッピングを使い、自分の感情や思考などをありのまま認め続けて二カ月目。
対人関係という本番において、自分の変化を目の当たりにしたのを機に、EFTタッピングの効果や、感情と事実を分ける必要性などを実感することになったのです。
EFTタッピングで得た変化を通じて、感情と事実を分ける重要性を知る
EFTタッピングを通じて、私に起きた変化は、友人との関係において
- 自分のおかしな癖(他人軸)が顔を出したことに気付く
- 少し冷静になる
- トラブルを引き起こしそうになる自分に気付いて未然に回避する
- 本来の目的に意識が向く
- 頭ではわかるけれど感覚が追いついていないことに気付く
- 感情と事実を分ける重要性を実感する
- 副産物を得る|生きる上で押さえる基本が二つあると気づく
でした。
それでは、実際に私の変化事例を紹介しましょう。
伊藤の変化事例
先日のこと。
一緒に遊ぶ約束をしていた友人と合流しました。
そこで友人が、私に向かって「早く、早く、早く●●してきてよ」と言いました。
その時の私は、一仕事を終えたばかり。
少し疲れていたのもあって、「早く早く●●してきてよ」という言葉に、カチンと来てしまったのです。
普段の私であれば、カチンと来た時点で「そっちの発言で、私が怒っているのに気がづけ!!」と言わんばかりに、機嫌が悪いですよとあからさまにPRを始める所です。
自分のおかしな癖(他人軸)が顔を出したことに気付く
ところが、今回は違いました。
なぜならカチンと来た時に、「そっちの都合ばっかり押し付けてきて。
どうせ、私のことなんて、どうでもいいと思っているんでしょ?」
という思いが、自分の中から言葉となって出てきたから。
これは、出来事に対して生じる自分のネガティブな感情・感覚に合う言葉を選んで、EFTに取り組み続けた成果です。
少し冷静になる
自分の中から言葉が出てきた時、あれ?
何かおかしい。
ちょっと待って。
冷静になり、態度に出すのを踏みとどまりました。
自分の思考や言動に疑問を抱いたり、自問自答が始まったりするのもEFT効果です。
トラブルを引き起こしそうになる自分に気づいて未然に回避する
友人はただ「早く、早く、早く●●してきてよ」としか言っていない。
「自分の都合ばかり押し付けて・・」というのは、友人の言動に対する、私の反応。
話がかみ合っていないし、相手の思いや狙いも違うよね?
ここで、私の意識は
- EFTタッピングの、自分を尊重する(ありのまま認める)
- 事故の後始末を通じて学んだ、自分と相手は違う人間で、それぞれの背景があり、思い感じ考えていることが違う
に向いていたのです。
周りが変わることで自分の人生が変わることを望んでいた
じゃあ、なんで私は、友人に対してカチンと来ているんだろう。
自問自答するうちに「・・・私を大切にしてよ」という思いが出てきました。
相手の言った「早く早く」が、私にとっては「大切にされていない」?
我ながら、訳が分からんと思っていましたが、これが他人軸の「相手に認めてもらえない、否定されているなどと自分が感じている」です。
さきほど、かつて、周りが変わることで自分の人生が変わることを望んでいたと書きましたが、私は友人が変わることを望んでいたのです。
でも、この状態で、友人に何も言わずに機嫌悪いですよPRなんてしたら、その場の雰囲気も、お互いの関係も、後味も悪くなる方へと変わるだけ。
無自覚のうちに、友人を使って「大切にしてよ」という自分の欲求を満たそうとした私は、危うく、楽しく過ごすはずの時間を台無しにする所だったのです。
・・アブナイアブナイ。
本来の目的に意識が向く
本来の目的は、友人と楽しく遊ぶこと。
相手が言った「早く早く」は、遊ぶ約束していたのに、時間が来ても、私がダラダラしていたことについてだったから、早く遊ぼう、だったんだよな。
そもそも私だって、楽しむために遊ぶ約束して、ここに来ているはず。
ここで本来の目的を自覚したのです。
頭ではわかるけれど感覚が追いついていないことに気付く
本来の目的を自覚した時の私は
- 楽しむために約束をしたことを、頭ではわかる
- 私の内側の感覚(大切にされていないから、認めて欲しい)は、まだ追いついていない
という状態にありました。
他にも、実際の対人関係という本番で、トラブルを未然に防げて嬉しいと思う反面、過去の類似トラブルを思い出して混乱もしていました。
でもこれらは、私の問題。
後でEFTをすればいいのだから、今は楽しく遊ぶと決める!
そうやって自分と折り合いをつけ「早く●●」をし、友人と楽しい時間を過ごしたのです。
EFTタッピングで感情と事実を分ける重要性を実感する
自宅に戻ってから、一人でゆっくり、EFTタッピングをし
- 「早く●●してきてよと言われて、大切にされていないと感じた自分の思い
- 頭ではわかるけれど、追いついていない感覚
などに、自分の内側をケアしました。
実際の人間関係を通じて
- 機嫌の悪さを態度で表しても、私の内なる思いが相手に伝わることはない
- 今まで、相手が変わることばかり求めていたこと
などを自覚し、何も言わずに態度で表すのはとてもタチが悪いと気づきました。
自覚がなければ、考え方も、対応も、変えようがありません。
でも、思考や言動をありのまま認めることで自覚し、何がまずいのかに気付けたら、対応が変わるし、相手の出方も変わるし、結果も変わる。
知識止まりだったことが、実際の対人関係で、自分ごととなり、腑に落ちた時、感情と事実を分けるって、こういうことだったのか!と初めて実感し、重要性にも気づけたのでした
副産物を得る|生きる上で押さえる基本が二つあると気づく
かねてから私は、生きる上で押さえる基本は何かを知りたいと思っていました。
その流れでEFTタッピングに出会い、二か月間、一つの方法を使い続けたことで、生きる上で押さえる基本が、自分で自分をありのまま認めるであることに気付いていました。
他に、何が必要なんだろうと思っていたのですが、今回の件で、二つ目の基本が何なのかがわかりました。
自分と相手の違いを尊重し、必要があれば合意点を見出し、実行する。
「自分」と「自分と他の人(モノ・コト)との関係」以外に、何かあるかな。
そう考えた時に、生きる上で押さえる基本はこの二つで、これらをどこまでも守り続ければいいとわかったのです。
EFTタッピングセッションの提供を間近に控えていたこともあって、二つの基本を押さえられたことは、私にとって、とても心強いものでした。
EFTタッピングを二カ月続けて気づいたこと
EFTタッピングを二カ月続けて気づいたことは、一回のEFTだけでは得られない変化や効果があるということ。
二カ月間続けたからこそ、今回、実際の人間関係を通じて必要な対応が取れた上に、色々な発見や気づきが得られたのです。
EFTタッピングで使う、出来事に対する、自分の思考や感情をありのまま認めるという方法は、外を向いている視点を、自然な流れで、自分の内側へと変えることができます。
視点を変えた状態で、自問自答しながら、何度もEFTをしていくうちに、頑張らずとも、感情や思考と事実を分けられるようになっていたのです。
自分の変化を目の当たりにして、初めてこれが、感情と事実を分けることだと気づきました。
「ありのまま認め続けるこの先に、何があるのかを見てみたい」と、さらなる興味が湧いたのは言うまでもありません。