
本記事では、Rさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を通じて
- 夫婦関係を修復・改善するために必要な3つのことってなに?
- そのうちの1つ、Rさんから見た配偶者の問題・悩みが生じた時の他人軸の癖はどんなもの?
という内容に触れます。
この話は、EFTタッピングは効果がない?事実と感情を分けることでRさんに起きた変化 からの続きです。
最初から読む場合は、離婚危機を回避【自分軸が身につくEFTタッピング事例】をご覧ください。
夫婦関係を修復・改善するために必要な3つのことって何?
夫婦関係を修復・改善するために必要なことの

1つ目は、問題や悩みが生じた時の自分の思考や言動の癖と、自分軸の自分がどうしたいのかを知ること。
前回までの記事は、主にRさんなりの他人軸について触れました。
関係を修復・改善をしたいという思いが、Rさんの自分軸のどうしたいのかに当たります。

2つ目は、問題や悩みが生じた時の配偶者の思考や言動の癖を知ること。
相手を理解した上で、Rさんご自身がどうしたいのかに沿って、自分軸で対応すること。
これが、3つ目です。[/char]
Rさんの対応方法が変われば、自ずと配偶者の反応が変わります。
これら3つを日々、積み重ねていきます。
悩みが生じた時の配偶者の思考や言動の癖を理解することが夫婦関係修復・改善のヒントになる
本記事では、夫婦関係を修復・改善するために必要なことの2つ目、Rさんから見た、配偶者について書きます。
問題や悩みが生じた時、これまで配偶者はどのような対応をしていたのか、エピソードを伺いました。
配偶者の問題が発生した時の対応方法に、関係修復・改善のヒントがつまっています!
何があっても何とかなる!ってどういうこと?
配偶者は「何があっても、何とかなる!」という考え方の持ち主です。
一見、前向きに感じる「何があっても、何とかなる!」ですが、気になるのは本当に、いつでも、どんな時でも何があっても大丈夫な方法なのかどうか、です。
Rさんのお話を掘り下げていくと
現状把握ができていない
↓
自分がどこで躓いているのかが、わからない
↓
自分がどうしたいのか、何をするのか、どこに行くのかがわかっていない
↓
解決または折り合いをつけることを先延ばしにする
↓
時間の経過と共に、問題が大きくなるけれど、自分ではどうしていいのかわからない
↓
さらに放置を続ける
↓
いよいよどうにもならなくなった時に、身近な人にSOSを出す
↓
問題を丸投げして、片づけてもらう
↓
見かねた周りの人たちが配偶者に手を差し伸べてくれたり、引き上げてくれたりするのを待つ
というのが、配偶者にとっての何があっても何とかなる!であることが判明。
これまでの人生において、困った時には誰かが助けてくれて何とかなっていたということだったのです。
周りの誰かが配偶者に手を差し伸べてくれることが「何とかなる」条件なら、手を差し伸べてもらえなければ何ともならないのです。
いつか何とかなると思いながら、その場をしのいでいるうちに、時間の経過と共に問題が大きくなるタイプと見ました。
怒鳴られても平気ってどういうこと?
配偶者は以前、Rさんに小学生の頃、教師に大声で怒られた時の話をしていました。
「怒鳴られている最中、全く別のことを考えていれば大丈夫だとわかった。
だから、怒られても平気。」

・・ということは!
Rさんが怒っている時は、別のことを考えていれば大丈夫ってことよね。
子供だった配偶者に対し、教師は怒鳴ることで自分に従わせよう(思い通りに動かそうとした)とした。
配偶者が表向きは教師に従った。
従うことで、教師は怒鳴るのを止めた。
配偶者に対する、教師の評価は「言うことを聞く=良い子」になる。
つまり、配偶者は、何かしらトラブルが生じたり、相手を怒らせたりした時は別のことを考え、表向きは相手に合せれば、うまくいくと感じる状態にあると考え得る訳です。
これが、配偶者の問題の対応方法になってもおかしくありません。
幼いうちはこれで何とかなるとして、大きくなって、意思を持つようになるとトラブルの原因になります。
配偶者の悩みの対応方法では夫婦関係を修復・改善するのは難しい
配偶者の問題・悩みの対応方法では、夫婦関係を修復・改善するのは難しいです。
表面上はRさんの言うことに従って、我慢する。
話を聞いているフリをしてはいるけれど、心ここにあらず。
自分軸の自分がどうしたいのかもわからずに、「Rに気持ちがない」と知人に打ち明けることで、思いをわかってもらうことが精いっぱいだったのかもしれません。
配偶者が、飲み会など、外へ癒しを求めるのは「表面上は平穏にRさんとの婚姻関係を保つ」ためだったのかもしれません。
でも、いつまでも、のらりくらりしてはいられないんですよね。
自分軸を作ってすれ違いを改善することで夫婦関係の修復をしていく
お二人の関係がこじれたのは、お互いが思い合っていたにも拘らず、他人軸によってすれ違いが生じ、それが積み重なったことなのです。
配偶者が外に癒しを求めると、Rさんは自分の存在を蔑ろにされた、否定されたと感じます。
でも、Rさんの言うことを聞こうとすれば、配偶者は自分の居場所がなくなってしまう。
他人軸は、どちらか、もしくは双方が犠牲になることで、関係が成り立ちます。
だから、Rさんも、配偶者もお互いが苦しくなる。
お互いを思い合っているはずなのに、すれ違っていく。
配偶者のエピソードを伺う限り、空回りはしているものの行動力のあるRさんが先に自分軸を身につける方が良いと判断していました。
配偶者なりの他人軸の癖をRさんが理解して、自分軸で対応する。
そうすれば、自ずと配偶者の反応は変わります。
夫婦関係を修復・改善するために大切な3つのことを押さえて、淡々と前に進みます。