
本記事では、Rさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を通じて
という内容に触れます。
この話は、他人軸で生きているとお金の無駄遣いが起きる理由【自分軸が身につくEFTタッピング事例】からの続きです。
最初から読む場合は、離婚危機を回避【自分軸が身につくEFTタッピング事例】をご覧ください。
離婚の危機を回避できていない状態で一歩前に進みたい
前回の記事で触れた、配偶者の支払いを片付けた後のセッションにて。

生活費のこと、この先のお金のこと、私のやりたいことについて配偶者に協力を求める話をしたい!
離婚危機が回避できていない状態だったのですが、支払いの件もひとまず片付き、Rさんなりに少し手ごたえを感じていたのでしょう。

うーん、時期尚早な気が・・。
配偶者は、気持ちが安定しているとは言い難い状態。
現状のまま協力を求める話し合いをした所で、Rさんが望むような結果を得られるだろうか。
関係がこじれる可能性の方が高いのではないか。
これらのことを伝えた上で

しばらくは何も言わずぐっと堪えて、Rさんの内側の立て直しに専念する方が良いのでは?
その変化によって、配偶者がRさんの話す内容を、そのまま受け止められるようになってからの方が良いと思う。
と提案していたのでした。
問題が表面化|配偶者が家を出る
同日の夜。
「家族でいられるって幸せだ」と感じていたRさん。

今なら話しても大丈夫かもしれない。
そう思い、今後のお金について口火を切ったのでした。
そうしたら配偶者から
生活の全てに我慢している。気持ちがないのに一緒にいるのがつらい。
でも離婚まで決められない。
子供に嫌われたくない。
距離を置きたい。
と返ってきた上に、配偶者が家を出ていくことになったと言うのです。
問題が表面化することで取れる対応がある
問題が表面化することで、取れる対応があります。
当初、連絡を頂いた時、

Rさんが話したい気持ちはわかるけれど。
わかるけれど、わかるけれど、もう少し慎重に動いてええええ。
と思っていました。
自分軸を作ることで、どこからでも立て直しをしようと思えばできると言っても、関係の改善は相手があってこそ。
でも、この考えは、あくまで、伴走者である第三者の私のもの。
これはRさんの人生。
ひとまず彼女のやりたいようにやって、そこから学ぶことが大事。
- Rさんが話したいと思ったことを伝えた
- それに対して、配偶者はこれまで言えなかった思いを口に出した
結果的にRさんにも、配偶者にも、この経験・プロセスが必要だったのでした。
慎重に動いて何事もなく離婚回避に持ち込んだ所で、似たような場面が巡ってきた時に、Rさんは同じような対応を取ることになる。
その段階で危機が表面化するぐらいなら、膿出しは早い方が良い。
なんだかんだ言っても、Rさんはある程度、自分軸で対応する準備をしてきています。

慎重に動いて表面上、何事もなければよいのかと言えば、そういう訳でもないのですよね。
私にとっては、お二人の間に起こることは、どんな展開であっても、お二人に任せる必要があると改めて理解したり、反省したりする機会でもありました。
別居のち離婚の危機に陥る|Rさんが別れる選択をする
しばらく別居状態が続いた後、お二人は、互いの思いを話し合う機会を設けました。
そこでRさんは、配偶者から
お互いこのままだとだめになるから別れた方が良い
と言われたのだそう。
それを聞いたRさんは、セッションを通じて、自分はどうしたいのかを再確認。

別れます。
揺らがないことが良いことじゃない
今日、離婚すると決めたからといって、必ずその通りにしなければいけない訳じゃないのです。
「一度決めたら揺らがない」のが良いのではなく、存分に揺れた方が良いと個人的には思っています。
人の選択や決定は、その時、その時によって変わります。
別れると決めたけれど、やっぱり一緒に居たいと思うこともあるでしょう。
一緒にいたいけれど、やっぱり別れた方が良いのかなと思うこともあるでしょう。
何度でも揺れる思いを肯定・承認し、最終的にご自身にとっての最善を選べると良し、と伝えて、この日のセッションを終了したのでした。
離婚準備を始める
その後、Rさんは
- 行政
- 士業
を通じて、離婚と離婚後の生活のために、必要な準備をし始めました。
対照的に、他人軸の癖が顔を出し、物事を先延ばしをし、必要な対応には結びつかない配偶者。
ここに至るまでずっとそうだったので、当然そうなるだろうとRさんも私も予測していました。
Rさん、配偶者。
どちらにとってもきつい時期だったと思います。
そうこうしているうちにお休みの期間に入りました。
急展開で復縁モード|離婚の危機を乗り越える
私とRさんのやり取りも止まり、2週間ほど過ぎた頃。
Rさんから連絡が来ました。

実は急展開で、復縁モードです!!

そうなのね。
離婚回避できて良かった!
Rさん曰く、士業の方と話をしていた時に
もう一度、よく考えてみて。
と言われ、そこからもう一度、ご自身の気持ちを含め、色々なことを考えて決めたのだそうです。
意地になって突っ走ることなく、ご自身の気持ちに改めて向き合う機会を設けたRさん、素晴らしいですね。
離婚危機を乗り越えたこと、おめでとうございます。
離婚の危機を乗り越えたら終わりじゃない
さて。
他人軸から自分軸への軌道修正は、離婚の危機を乗り越えたら終わりではありません。
Rさんには、ここまでで取り組んだことを土台に、この先も自分軸作りを続けて頂きたいとお伝えしました。
そうすることによってRさんも配偶者も、互いに良さや持ち味、能力などを発揮し合える、発展する関係を作れるからです。
最初のうちはお互い気を遣って、うまくいくと思うのです。
でも、仮に今までと同じく他人軸で行動し続けたなら、また離婚話が浮上してきてもおかしくありません。
そうならないために、Rさんなりの他人軸の癖が顔を出す度に「これではうまくいかない」と気づき、自分軸で対応する。
このプロセスを1つずつ積み重ねていきます。

次回は離婚危機回避をしたRさんご夫妻には、どんな変化が起きたのかをお伝えします。