本当に欲しい物を得るために自分軸を鍛える【自分軸が身につくEFTタッピング事例】

本記事では、Rさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を通じて

Rさんご夫妻にとって家を買うことは、自分軸を鍛えるプロセスの一環でした。
前々回、配偶者の欲しいものを数十万台で購入しましたが、今回は一気に〇千万台へと変わり、ハードルが上がっています。
ハードルが上がる時は、慣れたその人なりの他人軸で対応しようとする動きが出てきます。
本当に欲しいものを得るためには、慣れた他人軸が顔を出した時に、これではうまくいかないと気づいて、自分軸で対応することが必要です!

という内容に触れます。

この話は、自分軸で生きると本当に欲しいものを手に入れやすくなる【自分軸が身につくEFTタッピング事例】からの続きです。

最初から読む場合は、離婚危機を回避【自分軸が身につくEFTタッピング事例】をご覧ください。

自分軸を鍛えるってどうやってやるの?

ネ子ネ子

自分軸を鍛えるのはわかったけれど、どうやってやるの?

ジミージミー

自分軸は、日々、自分がどうしたいのか意思を扱い続けることで鍛えられるよ!

自分軸・他人軸とは?人生を左右するほどの違いがある【基礎知識を徹底解説】で、軸とは意思の扱い方のことだと書きました。

自分軸とは

ヒト・モノ・コトに対する自分の感覚・感情・思考・言動などを、自己肯定・承認することによって「自分がどうしたいのか」意思を引き出し、必要な行動へと結びつけ、何かしらの結果を得ること。

意思を扱う際には、いつも

  1. 自分の意思を尊重する
  2. 自分を尊重するように、他者の意思を尊重する。必要があれば、互いの合意点を見出し、実行する

という2つの方法を使うのだけれど、これをRさんの事例に沿って説明していきます!

自分軸を鍛える第一歩|ネガティブな感情を拾う

自分軸を鍛えるためには、自分がどうしたいのかに沿って、日々、目の前の出来事や悩みに対応し続けることが大切です。

第一歩として、ネガティブな感情、感覚を拾います。

りんりんりんりん

あれ?

どうしたの?

何やら引っかかりがある様子。

RさんRさん

実は、中古住宅を買う話が出ているんです・・。

  • 築十数年、広くて、開放感がある
  • リフォーム済の物件

配偶者が、その中古住宅の広さや開放感をえらく気に入っていて、購入が決まりつつあるというのです。

対してRさんは

  • 購入してもいいとは思うけれど、値段が高い
  • あと700万安ければ考えるけれど、中古にこの値段は高いと感じている

と言います。

Rさんと配偶者。

双方が納得の上、主体的に「中古を買う」と決められるのであれば、何の問題ありません。

でも、Rさんには引っかかりがあるようので、彼女の心の内を掘り下げていきましょう。

Rさんの他人軸の問題と自分軸を鍛える機会

家を購入するにあたり、Rさんに生じていた他人軸の問題は

自分がどうしたいのかに蓋をして本当に欲しいものに手を伸ばさないこと

でした。

彼女は、以前から家を買うなら、絶対に欲しいと思っていたものが2つありました。

RさんRさん

でも中古住宅だと、どちらも諦めなければいけないんです。

1つは現在の設備によって、取り付ける必要がありません。

何としても取り付けようとするならば、物件が傷つく上に、設備過剰。

維持費も高くつきます。

もう1つも、後付けするのはスペースが必要で、それがないということ。

新築物件であれば、どちらも最初から取り付ければ良い物なのです。

りんりんりんりん

Rさんが絶対に欲しいと思っていたもの、どちらも諦めてもいいの?

RさんRさん

まあ、念願の家が手に入るのだし、(欲しいものを諦めるのは)仕方ないか・・。

全然よろしくないですな。

ジミージミー

Rさん、自分軸を鍛える格好の機会です!

配偶者の他人軸の問題と自分軸を鍛える機会

他にも問題が起きていました。

でもこれは

配偶者なりの他人軸に対応しつつ、自分軸を鍛える機会

でもあったのです。

RさんRさん

中古住宅の話は、彼が自分のことを認めて欲しいと思っている方から出ているんです。

その方が仲介に入っているんです。

つまり、Rさんも、配偶者も、断りにくいと感じる方が仲介しているということです。

お二人が中古住宅を購入した場合、その方にメリットが生じます。

となると、配偶者は、その方に良い顔ができます。

その方から感謝されることで、配偶者が自分を認めてもらえたと感じる流れが生じているのを、Rさんは感じ取っていました。

RさんRさん

私、EFT(タッピング)を通じて彼の思考・行動のパターンが手に取るようにわかってきました!

りんりんりんりん

素晴らしい読みです!

私も同意です。

配偶者が購入に同意すれば、その方も、自分を認めさせたと感じられる上にメリットもあって安泰。

双方が互いに認め満たしあいが出来るという、他人軸の一見、万々歳のストーリーが隠れていると見ました。

二人の役に立ちたいし協力もしたいという思い

加えて、その方は

余裕がないので金銭に関する協力は一切できない。

でも、何とかお二人に協力したい。

役に立ちたいと話していらっしゃるとのこと。

りんりんりんりん

・・えーと。

出せないけれど、お金を出したいという気持ちはありがたいよね。

出せないけれど、何とか役に立ちたいと思う気持ちもわかるし、ありがたいよね。

出せる、出せないにかかわらず、黙って、お二人の意向を尊重して、見守ってくれるのが一番ありがたい「協力」だよね。

お金を出せないと言うのであれば、なおさら。

RさんRさん

ほんとそうです。

気持ちはありがたいけれど、口だけ出されても本当に困るんです!

Rさん。

この件でも、言いたいことがたくさんありそうです。

自分軸を鍛えて最善を目指す|他人軸で欲しいものを買ってはいけない理由

私・伊藤は、心から納得のいく買い物をお二人にして頂きたいと思っていました。

なぜなら、自分軸の自分がどうしたいのかで選択すると、最善へとつながるからです。

でも

  • Rさんが本心に蓋をして無理やりご自分を納得させる
  • 配偶者が、その方に言われるがまま動く

だと、他人軸の状態で家を購入することになります。

これだと途中で暗礁に乗り上げるか、ひと悶着あるかもしれません。(その方が良いってことで)

仮に何とか購入できたとしても、後々問題が浮上するかもしれません。

実際に入居してみたら、いろいろな不満が湧いてくるようになったら、Rさんが配偶者のせいにしないとも限らない。

そうなったらお二人の関係が、再び悪化する可能性だってある訳です。

せっかく何千万というお金を使って購入し、ローンを払うのに、日々、小さな不満や後悔を抱きながら十数年、二十数年と暮らしていくのか。

嫌になったら売って新しいのを買うということができない訳ではないけれど、負担も労力も必要なので、できれば避けたいもの。

途中、大がかりなメンテナンスをする必要も出て来るかもしれません。

これらを踏まえて、心から納得いく買い物をして頂きたいのです。

新築に住みたいのに中古を買ってもいいと言うRさん

本心では新築に住みたいと思っているのに、この時点でもまだ

RさんRさん

中古、買ってもいいんだけれど・・。

言い続けるRさん。

お気持ちはわかるのです。

数十万の買い物をした時の配偶者の姿や変化や、中古物件を気に入っている姿を見て、彼を優先したいと思う気持ちも、まあ、これでいっか・・」と無理やりご自身を納得させようとするのもわかるのです。

りんりんりんりん

でもね。

本当に、本当に、中古住宅を購入していいの?

それを確認するために、私・伊藤が、生理的な境界線について露骨な質問をあれこれしながら、Rさんの譲れないことを書き出していきます。

RさんRさん

もう!

みつるさんっ!!!

私、それ考えないようにしていたのに!

考えないようにして、無理やり買う方へと自分をもっていこうとしても、後で悔やむことになるので、いかんのですよ。

【実践】他人軸に対応しながら自分軸を鍛える

お二人にとって、家を購入することは、他人軸に対応しながら自分軸を鍛える機会でもあったのです。

りんりんりんりん

意見の違いは、意見の違いに過ぎません。

まずは、Rさんがどうしたいのかを明らかにしましょう。

  • Rさん・・新築が欲しい
  • 配偶者・・中古が欲しい

ひとまず、お二人の意見が分かれた状態になりました。

自分軸が身につくEFTタッピングでは、常に、下記の2点を原理原則としてセッションなり、取り組みを行っています。

  1. 自分の意思を尊重する
  2. 自分を尊重するように、他者の意思を尊重する。必要があれば、互いの合意点を見出し、実行する

この2点を押さえて

  • Rさんが、Rさんの意見を尊重する
  • Rさんが納得しないままに、自分の意見を抑えて、配偶者の意見に表面上合わせることはしない
  • 配偶者の意見を否定することもしない

状態で、お互いの合意点を見出す作業を行います。

何を買うかは問題じゃない|他人軸に気を付けて自分軸を鍛える

お二人が本当に欲しい家なら、中古でも、新築でも、どちらを買っても構わないのです。

でも

  • 配偶者が喜ぶ姿を見たRさんが、本心に蓋をして本当に欲しいものに手をのばさないこと
  • 配偶者なりの他人軸「誰かの助けを得て何とかなる」流れで「その方」の言いなりに中古住宅を購入すること

は避けなければなりません。

「お二人が本当に欲しい家」を手に入れるには、Rさんが主体で配偶者を引っ張ることが必要です。

そこでRさんは、配偶者にプレゼンをすることにしました。

私・伊藤との問答を参考に、長期的視野で捉える、新築・中古のメリット・デメリットを一つずつ書き出し、お二人でどうするかを決めることにしたのでした。

ジミージミー

Rさん、ガンバレー!!