本記事では、人間関係で思い悩み、自分に問題があるのではないかと感じていた、FさんのEFTタッピングセッション事例を紹介します。
今日、EFTと推拿を受けに来てくださったFさん。
「青森にもこんなモノがあるんだ・・」ということで、予約を入れてくださったのでした。
メール予約の際に、お客様の体調が崩れて、現在に至るまでのことが細やかに書かれてありました。
でも、私たちの内側には、よくなる可能性があります。
その可能性に焦点を当てましょう!!
そう話し、推拿を終えてからEFTを開始しました。
人間関係に何度も悩むのは自分に問題がある?
テーマは人間関係です。
こんなに人間関係で何度も悩むということは、自分に問題があるのではないか。
Fさんは、努力をして、それまでとは違う職に就いたのを機に、新しい職場へと移りました。
でもそこでの人間関係に疲れてしまい、それが体や心に現れてきたのだそうです。
皆の前で怒鳴られた
あちらこちらでモノを頼まれて、新人なりに段取りを考えて仕事をしていた所、
直の上司が一番急いで欲しい仕事をしていなかったので、全員がいる場所に連れて行かれて、皆の前で怒鳴られたんです。
そういうことがあったのですね。
では、この出来事に付随する、Hさんの感情を教えて頂けますか?
例えば、怒り?
苦しい?
嫌だった?
うーん。
何だろう・・・。
戸惑っているご様子です。
普段、自分がどう感じるか?を意識的に問うことはあまりないですよね。
あの人がああ言った、こう言った!で止まりますよね。
上司と母親の共通点
Fさんは、ご自身が何を感じているのかを考えながら、上司に、自分が何故そういう段取で行動をしたかを冷静に説明をしたのだけれど、わかってもらえなかったことを思い出していらっしゃいました。
同時に、幼い頃、母親から同じように自分の言い分を聞いてもらえず、一方的にガーガー言われたことも思い出していたのだそうです。
Fさんの中で、上司に怒鳴られたことと、母親からガーガー言われたことが結びついているのですね。
そうだったのですね。
そうであれば「ショック、わかってもらえなかった、認めてもらえなかった」はどうでしょうか?
一通り、全ての感情をありのまま認めていきました。
何だか涙が出てきました。
お話を伺う限り、冷静でいた、というより理不尽な上司の怒りに対して、自分の感情を封じ込めることで、何も感じないように防御してきたのかもしれないと思いました。
それが、今、涙と一緒に感情が表に出ようとしているのかもしれません。
どうやらそれは当たり!のようです。
これ以降、Fさんから「どう感じたのか」が出てくるようになりました。
もう一セット終えると
もう上司のことはどうでもいいです。
とのことだったので、上司についてのEFTはここで終了。
顔も見たくない姑との関係
次なるターゲットの人間に対する「顔もみたくないと思う自分をありのまま認める」とEFTをしました。
その後、浮上してきた人物が、お姑さんだったのでした。
Fさんはお姑さんの事を思って良かれとやった事がありました。
なのですが、お姑さんにとってそれは「面白くないこと」だったらしく、Fさんがいない所で、聞こえていないと思って、そのことに関する嫌味を、別な人に大きな声で話始めたのだそう。
それを聞いたFさん、ばばあ不信に陥ります。(すみません、セッションでばばあという言葉を使ったのは私です)
ここで、下記内容でEFTをしました。
EFTタッピングセットアップフレーズ
あのばばあが大嫌い、信用が出来ないと思う自分をありのまま認め受け入れ愛します
もしばばあが目の前に出てきて、また何か言ったら、ありのままの思いを伝えられますか?
※ありのままの思いとは、思ったことをそのまま伝える、ではありません。
相手の様子を伺うかなあ・・それで今よりうまく対処できそうです。
うーん、それって、ありのままではないよね。
これだとトラブルになる可能性があるなあ。
も・し・か・し・て!
ありのまま伝えたら、ばばあとの関係がもっと悪化するって思いこんでいませんか??
EFTタッピング・セットアップフレーズ
- ありのままを話して関係が悪化する、という思い込みを手放す
- 悪化する、という思い込みを手放して、ありのままでいることでお互いが良い関係になるという新たな思考を受け入れる
- もし、この先、ありのままを話して悪化したと思う事があったとしても私はありのままの自分で大丈夫だ
これらのセットアップフレーズだと、
- ありのまま話す自分
- ありのままを話したくない自分
- ありのまま話して関係が悪化した、と思うかもしれない自分
- ありのまま話するなら関係は良好になる、と新たな思考を受け入れた自分
どんなことを思う自分がいても良いことになるのです。
これらのフレーズの後、「いつも人間関係がうまくいかなくて嫌になる」へと辿り着きました。
うまくいかないと思っていても良い関係を築けている部分もある
「いつもうまくいかない」と思っていても、「良い関係」を築けている部分もあるのです。
全くうまくいっていない訳でもないのですよね。
だから、気になっている「うまくいかなかった箇所」を取り上げて、その時抱いた「悔しい」の感情をありのまま認めて、ご自身が何を思っていても、ありのままでいい状態にし、セッションを終えたのでした。
この私で良いと思った
EFT、やってみていかがでしたか?
すっきりしました。
ああ、この私でいいんだ・・と思います。
ありのままの自分で良いと実感する
よく本で「ありのままのあなたでいい」と書いてあっても、「ほんとに?」と疑う気持ちを皆さんはお持ちではないでしょうか?
何故ありのままのあなたでいいのかをわかったFさん。
人生もっと軽やかに生きていけると思います。
そこに至れたら、怖いものナシです!
サロンのEFTは、とにかく全てありのままの自分を認める作業に徹しています。
前にも書きましたが、自分の感情や思考をありのまま認めていない状態で、土台がグラついたままでは、どんなに前向きな未来へのアファメーションを唱えようと、結局自分の思いを信じることが出来ず、「ほら私には無理だ」が顔を出してくるのです。
いつでも、どんなことを思い感じ考えても、ありのまま認めたら、大丈夫。
そう思えるようになれば、新しく望む未来は自分が描けて、望むモノを手にする自分も認められることに、すぐにお気づきになると思うのです。
私自身、なんでうまくいかないのだろう、ともがいた日々が今に活きていることに少々気恥ずかしさを覚えつつ、Fさんのセッションに立ち合わせてくださったこと、取り組んだ内容を公開しても大丈夫と仰ってくださったこと、どうもありがとうございました!