仕事を辞めたいけれどどうしたらいいのかわからない30代後半女性・CさんのEFTタッピングセッション変化事例を紹介します。
この記事は、このようなことを感じている方の内容です
- もう無理、仕事辞めたい
- 仕事辞めたいけれど勇気がない
- 仕事が合わないから辞めたい
- 仕事向いていないと感じて辞めたい
- 仕事を辞めたいけれど家族が反対する
- 仕事が怖くて辞めたい
- 疲れてしまって仕事を辞めたい
- 仕事に行きたくない
- 仕事を辞めたいけれど踏ん切りがつかない
- 仕事がうまくいかないから辞めたい
- 仕事が辛くて辞めたい
- 仕事を辞めたいけれど迷っている
仕事を辞めたいと仰るクライアントさんの訴え
セッション事例と頂戴したメールの掲載許可を下さったCさん、ありがとうございます。
セッション前のCさんの訴えは下記の通り。
今の仕事を辞めたいです。
やりがいを感じられず、やっていく自信もないです。
最近、◎◎をする事がとても好きで、自分が◎◎したものを他の人に喜んでもらうのがとても楽しくて嬉しいと感じます。
だから、専門学校に入ってそれに関する勉強をして資格を取り、新たな仕事をしていきたいです。
だけれど、いざ行動に移そうと思っても全然動けないんです。
親にはこの不況なのに今の仕事や安定を手放すなんて・・と辞めるのを反対されています。
Cさんは、実際に組織に入って、自分には合わないなと直感的に思ったことはあれど、やりがいと希望をもって仕事に臨んでいました。
働く中で、何度かうつを患いました。(薬を服用中の方のセッションはお断りしています。)
その間は通院・服薬をし、休職をしています。
現在は通院を終え、落ち着いた状態にあり、職場では補助的なポストで勤務しているとのこと。
今の自分を変えたい。
そう思って、アイホージュにお越し下さいました。
仕事を辞めたいけれどどうしたらいいのかわからないCさんのEFTタッピング
自分軸が身につくEFTタッピングでは、クライアントさんにとっての最善を目指して取り組みを進めます。
今回、お話を伺って思ったのは、今の段階で仕事を辞めることが、Cさんにとって解決・最善にはならないのではないか、ということ。
仮にCさんが、今の状態でお仕事を辞めたとして一時的にラクになっても同じことを繰り返すかもしれない。
やりたいことがあるのになぜか進めないというのは、私も経験がありますが、悩んでばかりで疲れるばかりでした。
そういう状態のまま思い切って新しいことを始めても、やっぱりこれじゃなかったとなるかもしれない。
辞める・辞めないは置いておいて、今の仕事で何が起きているのか。
やりがいはさておいて、なぜ、自信がないと仰っているのか。
どれほどのストレスを抱えていらっしゃるのか。
慎重に進める必要があると判断しました。
合意の上で、EFTタッピングのセッション(ヒアリングを含む6時間)を開始します。
Cさんの本音はやっぱり今の仕事はしたくない
EFTセットアップフレーズ
私は今の仕事を辞めたいと思いつつ、この先どうしていいのかがはっきりわからないけれど、自分にとって心地よい状態にしたいと思う自分をありのまま認め受け入れ許します。
やっぱり、今の仕事はしたくないです。
EFTセットアップフレーズ
やっぱり今の仕事はしたくないと思う自分がいるけれど、やっぱり今の仕事はしたくないと強く思う自分をありのまま認め受け入れ許します。
私はこれをやりたくないんだ!という気持ちをCさんに存分に味わって頂きました。
責任の重いポストに就くことでうつの再発を恐れていた
その後、Cさんは、うつの再発の恐れを口にしました。
新年度を迎えるにあたり、過去に経験したことのある責任の重いポストに就く可能性が高いのだと言います。
(責任の重い)あのポストにはどうしても就きたくないんです。
だけど、上司にそんなことは言えない。
もし言ったら周りも頑張っているから、あなたも頑張って!と返って来るのが怖いんです。
それに、私がそのポストに就きたくないと言ってしまったら、他の誰かがやらなければいけなくなるので、迷惑をかけてしまう。
やっていく自信がないのに、やるとも言えない。
辞めるとも言えない。
やっぱり退職しておけばよかった・・。
とにかく不安で怖いんです。
EFTセットアップフレーズ
上司にあのポストにどうしても就きたくないと言えないと思っている自分をありのまま認めます
今後の展開を考慮しつつ、Cさんの訴えを含んだ内容でセットアップフレーズを作りました。(実際はもっと細やかな内容です)
仕事を辞めたいけれど家族が反対する
ここでCさんは、母親のことを話し始めました。
Cさんは仕事を辞めたいのだけれど、母親からは、この不況なのに今の仕事や安定を手放すなんて・・と辞めるのを反対されています。
私、母が苦手なんです。
母親の思い通りになるよう、Cさんを干渉していたのだそうです。
そんな訳で、彼女は小さな頃から周りに気を遣う、優等生だったのでした。
これらのことから、私・伊藤の中で、このような疑問が生じました。
- 母親との関係がもとで、ヒト・モノ・コトに対応する際は、常に周りに認められる、優等生の自分でいなければいけないと感じているのではないか
- うつを患う前までは、「常に周りに認められる、優等生の自分でいる」ことでうまくいっていたのではないか
優等生で居続けなければいけないのにうまくできない
優等生だった頃のCさんは、周囲の人たちに対し「どうしてできないの?」と思う気持ちもあったと言います。
そうこうしているうちに、うまく出来ない自分を責める気持ちが出るようになりました。
Cさんの内側には下記の思いがありました。
- この仕事をしていくには我慢しなければいけない
- 能力以上の自分にならなければいけない
ここから「常に周りに認められる、優等生の自分でいなければいけない」「本来の自分を犠牲にすることで、周囲の評価が得られる」と感じる状態であることがわかります。
つまり、Cさんは、他人軸でご自分の欲「~したい」を扱っていらっしゃるのですが、これだと思うように力が出せずに、辛くなる一方であるはず。
人の目も怖くなるし、自信もなくなっていく。
ギリギリまで我慢し、堪えた先で、プツンと糸が切れてしまっても全然おかしくありません。
うつで休職していた時も心の内は休めなかった
うつで休職なさっていた時、Cさんの心の内は休めていましたか?
全然休めませんでした。
そうだろうと思いました。
常に周囲から評価を得られる優等生でいなくてはならないのに、それがうまくできずに、休職するということは、自分の価値を見出せなくなることでもあるからです。
周囲から評価を得られることからさらに遠のくので、うまくできないご自身を責めたり、裁いたりする動きが強くなるはずなので心の内は忙しく、ちっとも休まらなかったのだろうと思います。
うつになったきっかけは何だろう|仕事をやめたいと思う背景を探る
そもそも、Cさんがうつになる、きっかけ(となった出来事)って何だったのだろう?
私は、医師でもカウンセラーでもありませんし、EFTは治療ではないので、うつの判断を下すことはありません。
Cさんからお話を伺っているうちに、理由なく、うつになるというのはないだろうと思ったのです。
繊細な内容なので、聞いて良いものかどうか考えたのですが、ここまでのやり取りから、今なら伺っても大丈夫だろうと判断し、声をかけたところ、快く話してくださいました。
初めてうつになったきっかけ
Cさんが初めてうつになった時は、仕事を始めてまだ経験も浅い頃でした。
彼女は自らそれをやる!と名乗り出て、とあるポストに就きました。
ところが、全くの予想外で、自分では対応できないことが起きました。
それに気を取られているうちに、全体的に手がつけられない状態になってしまったのです。
その状態に対して、Cさんが思い感じ考えたこと。
自ら名乗りでて、周りは信頼して私にそれを預けたのに、その期待に応えられない事が本当に申し訳ない。
そんな能力のない自分が許せない。
責任感の強いCさんだからこそ、このように思ったのでしょう。
私には◎◎(今の仕事を辞めて、新しくやりたいと言っていたこと)をする能力はないとも感じています。
Cさんのお気持ちが、痛いほど伝わりました。
もしかしたら、Cさんの引っ掛かりはこれなのかも。
自ら名乗り出たのに、実際にやってみたら全然出来なくてプライドが傷ついた、恥ずかしかったって思いましたか?
そうです。
EFTセットアップフレーズ
私は○年前に、自ら名乗り出てあの仕事に就いたけれど、自分では対処できない事が起きて、それに気を取られているうちに、全体が手のつけられない状態になってしまった。
周りの人が信頼して私に預けてくれたのに、その期待に応えられず、申し訳ないという気持ちと、能力のない自分が許せなかった。
そして、私は手がつけられない状態になったことがとても恥ずかしく傷ついてしまった。申し訳ない、自分が許せない、恥ずかしくて傷ついた自分をありのまま認めます。
途中、ぼろぼろと涙をこぼしたCさん。
私は、これが一番辛かったんだってわかりました。
私はあの仕事をしていた時、毎日神経が張り詰めっぱなしだったんです。
これがわかって、ここに来たかいがありました。
Cさんには、ストレスを感じる時に出てくる、後頭部の痛みがあります。
セッションの途中で、その痛みを訴えていました。
ところが、このセットアップとリマインダーを言い終えた時
後頭部の痛みが消えました。
その後、個人的な内容のEFTをやった後、
もう、今日は十分です。
自分にとって一番辛かったことがわかって、満足です。
ありがとうございます。
セッションはここで終了しました。
いらした時と、お帰りになる時では、声のトーンや表情が全く違っていて、私もすごくうれしかったです。
仕事を辞めたいけれどどうしたらいいのかわからないEFTセッション後の変化
仕事をやめたいけれどどうしたらいいのかわからないEFTセッション後のCさんの変化を、頂いたメールを交えて紹介します。
Cさんから頂いたメールは、とても響くものがたくさんありました。
私が独り占めするのは本当にもったいない!
そう思い、やり取りの掲載許可を頂きました。
Cさん、ありがとうございます。
セッションを終えた日にCさんから頂戴したメール
セッションの日の夜、彼女から頂戴したメールには、このような事がかかれてありました。
初めてセッションを受けてみて、やる前よりはるかに心が軽くなってきたのを感じました。
自分の過去のつらい出来事を言葉にすることで、触れたくなかった部分が表れてきて辛さがよみがえってきましたが、今の自分はそれを十分受け止めることができました。
これで、心の重荷が減ってきました。
帰りの車であのポストに就くことをどう思うかを考えたときに、やはり就きたくないという感情がまだ残っていました。
でも、それも受け入れて良いということなんですよね?
その感情が続くようなら、あとは、上司に正直に話す機会を作りたいと思っています。
ご自身にとって、一番つらかったことがわかり、それを受け止められて良かったです。
セッション前は、上司に言えない、言って頑張ってと返ってくるのが怖い、人に迷惑をかけたくないと仰っていましたが、必要な対応が取れる状態になってきています。
アイホージュの返信|一人タッピングのススメ
昨日のEFTでやったのは、Cさんの内側にあったほんの一部のものなので、これからもっとあれやこれやと表に出て来るかと思います。
面倒でも、一つ一つ対応していくことをオススメします。
きりがないように思う時があるかと思うのですが、それを乗り越えると、とりあえずもういいや!と感じるようになりますよ。
そのポストに就くのは怖いから?苦しいから?自分には資格がないように感じるから?
Cさんの感情を探ってみて下さいね。
やっぱり、そのポストに就きたくなかったら
EFTセットアップフレーズ
上司にあのポストにどうしても就きたくないと思う自分をありのまま認め受け入れ許します
というEFTを。
何でかわからないけれど、そのポストに就きたくないと思ったら
EFTセットアップフレーズ
なぜかわからないけれど、あのポストにどうしても就きたくないと思う自分をありのまま認め受け入れ許します
というEFTをやってみてくださいね。
自分をそのまま認め、受け入れると、つらさや苦しさなどは、昇華します。
それと・・自分をありのまま認めることは、自分を大切にすることだと思います。
どうぞ、これからのCさんからら生まれる思いや感情の数々を、1つずつ味わってくださいませ。
上司と同僚に思いを伝えたCさんのメール
(前略)決意して、転勤する上司に今までお世話になったお礼と共に、体調が不安なので春からあのポストの仕事はできないということを話しました。
(中略)この感触から、あのポストに就くことはないのかなとほっと安堵しました。
でも、まだ安心しちゃだめかな~とも思いますが・・・
実は上司に話す前に、一人の同僚の女性に、春からのことが不安に思っていることを正直に話しました。
そうしたら気持ちをわかってもらえて、今日か明日のうちに話した方がいいねと言ってもらえたことにも勇気づけられました。
自分の気持ちを正直に話すことで、とても心の荷が軽くなっていきますね。
みつるさんにお会いしてEFTを受けてから、現状に悲観するのではなく、自分の思いを大切にしながら前に少しずつ進んでいる感覚をつかみかけてきています。
みつるさんのメールに「自分をありのまま認めることは、自分を大切にすること」と書いてくださった言葉がとても心に残っています。
今まで自分に厳しくしてきてしまった分、この言葉を大事にしていきたいと思います。
(中略)
これは、関係あるかわかりませんが、翌日からお腹の調子が悪くなり、今も調子の悪さが続いています。
好転反応で身体の中のいらないものが今、浄化されているのかな、と勝手に考えております。
アイホージュの返信|自分を大切にすることで可能性が広がる
(前略)メールを拝読し、とても嬉しくなりました。
(中略)そろそろどのポストに就くか決まる頃ですね。
Cさんがご自身の気持ちを伝えた後に出る結果ですから、どう転がっても、まずは受け止められると思います。
まずは、ご自分の思いを曲げることなく、相手に伝わるように話すと、伝わりますよね。
今、Cさんは、上司の方や周囲の方とのやり取りを通じて「ありのままの自分の思いを伝えても大丈夫だ」と気づいて、それをご自分の新しい思考や感覚として取り入れる作業をなさっているのですよ。
結果がどうなるかはさておいて、Cさんがどうしたいのかを相手に知ってもらうチャンスを自らが作ることができて、よかったですね。
Cさんにも、私にも、沢山の可能性があります。
自分を大切にすることで、可能性が広がるって・・いいですよね。
Cさんから頂戴したメール
昨年度と同じポストで勤務することになりました。(*^_^*)
とてもほっとしました。
でも、「よし、頑張るぞ。」という気持ちではなく、どこまでやっていけるかわからないというのが正直な気持ちです。
まだ不安な気持ちはなくなったわけではありませんが、みつるさんがメールに書いてくださっていたように、自分の思いをありのまま相手に伝えると、きちんと相手に伝わるということや、ありのまま伝えると気持ちよいということが今回のことで更に実感できました。
今までは「こんなことを言ったら嫌われるのではないか?」「誤解されるのではないか?」という恐れが先にあり、
伝えられないことが多かったのですが、自分の気持ちをちゃんと言わないのに人にわかってもらえるはずないですよね。
みつるさんにお会いしてからいろいろな気づきが起こり、自分の中でこれからしっかりと根付いていくような気がしています。
それから、ブログなどで書きたい部分がありましたら、名前や具体的な内容以外の部分は書いてもかまいませんからね。
EFTの良さをもっとたくさんの人に知ってもらいたいですから。
あれからお腹の調子はすっかり戻り、●日間の浄化?がすべて完了した模様です。
アイホージュからの返信
お腹の調子が戻ったとの事、何よりです。
そして!今のポストのままでよかったです。
もしかしたらCさんが、ご自身の気持ちを周囲に伝えなくても、今回は(絶対にやりたくないと仰っていた)例のポストには就かなかったのかもしれませんよね。
でも、「正直に、ありのままの気持ちを周囲に伝えていく」ことで「ご自身の人生を大切にしていく」気持ちよさを味わったり、相手に本心を伝えることで周囲に自分を理解してもらう体験をしたり、それを自信へと繋げたりと、Cさんにとって必要なステップだったのではないかと思います。
今回抱いた思いに対して、下記のEFTをしてみると良いと思います。
EFTセットアップフレーズ
今のポストの一員となりほっとしたけれど、よし、頑張るぞという気持ちはなく、どこまでやっていけるかわからないと不安な気持ちがあるけれど、どこまでやっていけるかわからないと不安な気持ちをありのまま認め受け入れ許します。
不安を存分に感じるだけでもだいぶ違うと思います。
EFTセットアップフレーズ
例え不安な気持ちでどこまでやっていけるかわからなくても、不安を感じどこまでやっていけるかわからない私は、ありのままでとてもすばらしい存在だ。
というEFTをやってみると良いかもしれません。
私は、不安がダメとは全然思わないです。
不安と思っても、そういう自分がいて良いと許可できる方がラクで気持ちいいと思うんですよ。
Cさんよりアイホージュへ|これから起こる変化を楽しみたい
今回もEFTのセットアップの文章を載せてくださり、ありがとうございます。
まだ、不安に思うことは自分にとっていい状態じゃないと思う気持ちがあるので、みつるさんが書いて下さった文章の「不安がダメとは思わず、むしろ不安と思っている自分がいて良いって許可できるのがラクで気持ちいい」という考えはすごく素敵で、自分もそう思うようになりたいと感じました。
EFTを一通りやるのは、疲れているときには少し面倒だなあと思うことがありますが、こつこつと気長にやって、これから起こる変化を楽しみたいと思います。
セッション後の、ご自分の気づきから来る、Cさんの変化が素晴らしいですね。
「こんなことを言ったら嫌われるのではないか?」「誤解されるのではないか?」という恐れが先にあり、
伝えられないことが多かったのですが、自分の気持ちをちゃんと言わないのに人にわかってもらえるはずない。
というのは、Cさんが実践を通じてつかまれたことです。
この先、これをわかっているかどうかで、対人関係が変わりますし、生き辛さも減るのです。
このような内容は、当たり前のように映ります。
でも、本人がそう思える実体験がないまま、誰かから諭された所で「辛さをわかってもらえない」になってしまうのです。
ご自身の感情や思考などをありのまま認め、受け入れる方法によって、これまで抱えていた重荷が少しでも軽くなるなら、こんな嬉しいことはありません。
Cさん、ありがとうございました。
この記事は、自分軸で新しい道へと進まれるCさん【EFTタッピングセッション3年後の変化事例】に続きます。