
セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。
この話は、Tさん事例・夫のモラハラ対処法【1】からの続きです。
本心を引き出すために最初に作ったフレーズ
Tさんが、本当の所、何を求めているのか、意思を引き出すために作成した、最初のフレーズ(言葉)は
【1】いつも旦那に死んでしまえと思っている
でした。
余談なのですが、記事をアップするために、キーワードをチェックしていたら「旦那死ね」の検索数、月間で1万越えだった。
他にも「旦那 死ねばいいのに」「クソ 旦那 死ね」とか類似がいろいろとあって1000越え・・。
心中お察しします・・。
旦那に死んでしまえと思う背景にあるもの
Tさんは、旦那さんに本当に死んでほしい訳ではありませんでした。
旦那の機嫌を損ねないよう、Tさんが自己犠牲をしているのに、実際はうまくいかず、傷つく場面が多いから「旦那が死ねば、傷つかずに済む、自分を守れると感じる」という話なんですよね。
でも、傷つかないよう自分を守るために、旦那さんが死ぬ必要はないんですよ。
なぜなら、自分の意思を活かすと
- 自分を守れる
- 相手も守れる
のですから。
この記事をご覧下さるあなたは、「死んでしまえ」なんて思っても、口に出してもいけないと感じるのではないでしょうか。
仮に、何とか思いを抑え込めたとしても、そこまでです。
気持ちは「死んでしまえ」のままですし、うまくいかない夫婦関係が改善できる訳でもありません。
Tさんの我慢が続いて限界が来て爆発し、旦那さんに暴言となって出たり、殺傷事件などへとつながったりしたら、シャレにならないのです。
だから、死んでしまえに留まらずに、Tさんが本当の所、どうしたいのかを引き出し、意思を活かして
- 自分を守れる
- 相手も守れる
を実行するために、思ったことをそのままありのまま認めていきます(`・ω・´)ゞ
ネガティブな感情を掘り下げていくと本心を引き出せる
彼女から出てきた思いを使って、次のフレーズを作ります。
Tさんは
【2】私は旦那と話をしたいし、話をきいてもらいたいけれど、旦那に背中を向けられていて話が出来ない、聞いてもらえない
と感じていたのでした。
例えば
【3】旦那が飲みに行くというので、誰とと聞いたら、何でそんなの聞くの?そんなの聞いてどうすんの、何すんのと喧嘩腰で返されて、旦那に何も聞けない
ということや
【4】台所付近を自分の使いやすいようにする為に断りなく模様替えをしたら、元に戻せと言われて、「私は、旦那に断りなく何かやっちゃいけないんだ」と思って自分から行動を起こすことを半分諦めている
ということがあって、旦那さんと話したり、自分の意思に沿って動いたりするのを、Tさんが半ば諦めている現状が見えてきました。
【4】のEFTが終わった後、Tさんは、昔のことを思い出した、とお話になりました。
高校三年の時に、母が入院し、家のことをほぼ私1人がやっていた。
母が片づけるのが苦手で、いない間に使いやすいようにと思って整理したら、母からどこに何があるのかわからなくなったと怒られ、機嫌悪くなったことを思い出した。
時代、出来事や登場人物などは異なりますが、Tさんの動きは同じです。
つまり、彼女が対人関係において気を付けなければいけない癖です。
なので、仮に、同じようなことが起きたら、どのように対応すれば
- 自分の意思の尊重(自分を守る)
- 相手の尊重(相手を守る)
が可能になるのかを、具体的にお伝えしました。
この日のセッションの最後に作ったフレーズは
【5】私は旦那と会話したい。旦那と話をしたいし、旦那の聞をききたいと思っている
Tさんの本心が出てきました!!
いいですね~。
ということで次回に続きます。