Tさん事例・夫のモラハラ対処法【3】

セルフケアサロン・アイホージュの伊藤みつるです。

この話は、

Tさん事例・夫のモラハラ対処法【1】

Tさん事例・夫のモラハラ対処法【2】

からの続きです。

旦那と会話したいと思っても、どうすればいいのかがわからない

「死んでしまえ」から始まり、辿り着いた本心。

「私は旦那と会話したい。旦那と話をしたいし、旦那の聞をききたいと思っている」

Tさんの本心が明らかになりました。

でも、彼女からは「どうすればいいのかわからない」という訴えが出てきました。

そうですよね。

今まで自らの意思を犠牲にする、自己犠牲を積み重ねてきているのですから。

具体的にどうすればいいのかは、わからなくて当然です。

次にやるのは、旦那さんへの対応(言動)を変える準備。

セッションは準備&練習。

日常に戻ってからが本番。

準備したことを本番で発揮できるように、セッションをしているのです。

本心に沿って対応を変える準備

まずはTさんに

  • 「一回言えばわかるでしょう」と思った時の対策
  • 旦那さんが「俺をばかにしている!」と言ってきた時の具体的な対策
  • 旦那さんに「話してもわからないでしょ?」と言われた時の対策
  • 話す時、話しかける時のコツ

などを説明します。

でも、説明するだけでは足りません。

なぜなら、自己犠牲を積み重ねている場合

  • 旦那さんに負けた気がする
  • 旦那の機嫌取りをしているような気がして嫌だ
  • 何か言われて傷つかないよう、言い訳して逃げる

といった抵抗がTさんの中で生まれ、言動を変えるのが難しくなるからです。

これだと、1回だけは「成功」したとしても、その先が続きません。

会話をしようと試みても、旦那さんが怒鳴ったり、冷たい口調で返してきたりするかもしれない。

そう考えて、今まで通りに振る舞い、我慢してしまうかもしれない。

なので、タッピングを使って、こちらが説明した内容を、Tさんの頭と心が納得した状態で実行できるよう、取り組みを進めていきました。

ここで一回目のセッションは終了です。

セッション後の変化

以下、Tさんからのメールです。

先日は、ありがとうございました。

セッションを受けた次の日、子供の進学について旦那と少しだけ話をしました。

自分の意見と私の意見が違うからムスッとはしてたけど、なんと!一回も怒鳴る事も無く終わりました!!初です!

相変わらず、(子供が望む学校に)行かせる気は無いらしい…。

子供も私同様、今まで逃げ腰で来てるので、一緒に行きたい学校に連れて行って、なぜ自分がここに決めたのか説得して来たら?と提案したら、そこから始めなきゃダメなの⁉︎と、今度は子供の方が話を聞かなくなってしまった…

でも、旦那には効果があって、〇〇〇の話や職場の人達の話をしても、ちゃんと会話になりましたよー。

今までは何か話ても、ふ〜ん、あっそう、って返しだったけど、久しぶりの会話でしたー。

セッションから3日後

Tさんから

私が居ない間に、旦那から進学のOKが出たようです!
細かいところは聞けてないけど、OK出ましたよ!

というメールを受け取りました。

ほっ。良かったです。

一山超えました、というところで次回に続きます。