EFTタッピング実践・提供歴16年、自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
「行き当たりばったりを直したい」と思ったことはあるでしょうか。
このような時、お勧めなのは
いつもと変わりない内容ですね。
なぜなら、行き当たりばったりの原因は、意思の扱い方が他人軸であること、だからです。
原因がわかれば、どのような対応を取れば良いのかが見えてきます。
行き当たりばったりの原因となる他人軸とは
他人軸とは、周りにどう思われるかを優先して、自分の意思を抑えてしまう状態のことです
特徴は
- 周りに認められたと自分が感じることで、安定する
- 意思を抑圧・犠牲にしているので、自分がどうしたいのかに沿って必要な対応を取る経験やスキルなどを身に着ける機会を失っている
これらの特徴によって、さまざまな問題や悩みを引き起こします。
周囲に合わせて対応を変える
周囲に合わせて自分の対応を変えることが多いので、成り行きで動き、その場をしのいでいくことになります。
そのため、相手や状況に左右されやすくなります。
これが、行き当たりばったりになる原因の一つです。
でも、これだけではありません。
計画性以前の段階でつまづきが起きている
行き当たりばったり=計画性がない
と感じて、計画性を身に着けようと考える方が多いのではないでしょうか。
でもですね。
- 常に周りに認められる、完璧な自分を目指している。
- 自分軸の「自分がどうしたいのか」を引き出せないし、必要な行動に結び付けられない
他人軸のこの状態は、「計画・実行」以前の段階でつまづきが起きていることを意味します。
つまづきとは
ということ。
そのため
- 完璧な自分になることを目指して、あれもこれもやらなきゃとやみくもに手をつけ、中途半端になる
- 計画を立てても、三日坊主で終わる
- 目標を決めても、実現に結び付けられない
ことが起きますし、この状態に慣れてもいるはずです。
特に、他人軸の承認型でこのようなことが起きています。
「これを買えば、自分が変われそう」とか、「これをやれば、うまくいきそう」とか、衝動的に買い物をする傾向があるかもしれません。
手に入れるだけで満足で、その後は興味を失うという経験をしたことがあるでしょうか。
「自分がどうしたいのか」を問う前にやることがある
行き当たりばったりを直すには、自分軸で意志を扱うことが必要です。
でも、意思を抑圧しているのだから、いきなり「自分がどうしたいのか」自問した所で、わからないと感じると思うのです。
そのため、最初にやる必要があるのは、一つの悩みを題材に、ネガティブな感情を認め、他人軸の欲求を満たすこと。
なぜなら、他人軸の欲求を満たさない限り、自分軸の「どうしたいのか」は引き出せないからです。
日々、一つの悩みを題材に、他人軸の欲求を満たしつつ、自分軸のどうしたいのかを引き出し、必要な対応を取り、これまでと違う結果を得ます。
この対応を積み重ねた先で「なりたい自分」「やってみたいこと」などが出てきます。
そこに至るまでは、目の前の悩みに対応しながら、他人軸・自分軸、両方の欲求を自分で満たしつつ、自分を理解したり、意識的に、自分の感情や、思考や行動などを認めることなどに集中した方がいい。
これが、他人軸の行き当たりばったりを改善するために必要なプロセスなのです。
行き当たりばったりを直すにはプロセスを無視しないことが大切
プロセスを無視していきなり、なりたい自分や、将来やってみたいこと、欲しいものなど書き出して、計画を立てようとしても、現実味がないと感じると思います。
また、雑誌の切り抜きや写真を使ってコラージュしたりしても、ワクワクどころか、絵空事のように感じて、見るのが嫌になるかもしれません。
「プロセスを無視する」とは、「5キロ先の地図だけを見て、今どこにいるか分からないまま進もうとする」ようなもの。
だから、迷ってしまうのです。
そもそも、他人軸で意志を扱っていること自体「迷宮入りしている」状態です。
だから、行き当たりばったりにならざるを得ないのです。
ここから抜けるには、一つの悩みにネガティブな感情を認めることが、鍵になります。
今日のことばはありません
行き当たりばったりを直す第一歩は、ネガティブな感情を認めることに慣れること。
そのため、今日の「EFTのことば(フレーズ)」はありません。
EFTタッピングフレーズ|〇〇な時の対処法シリーズをご覧の上、一つの悩みを題材に、ネガティブな感情を認めて、取っ掛かりをつかむことから始めてみてください。
その先に進んでみたいと思われましたら、お声がけくださいね。