自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
この間、推拿の常連のお客様が「今年、年女なの」とお話になりました。
「・・ということは、96歳ですね。
おめでとうございます!」
体に触れると骨がしっかりしていて、基本的にはお元気な方。
アイホージュができた年からお付き合いがあり、初めてお会いした時は80歳目前でした。
時折、昔の話を伺うことがあります。
人生の先輩である方の貴重なお話なので、積極的に聞こうと思っています。
つい先日、とある場所で、運動をしていた時に「上手ですね。若い時にやっていたのですか?」と聞かれたそうです。
全然。私の学生時代は、全て戦争だった。
「体育」なんてなかった。
代わりに兵隊さんが学校に来て行われる、「教練」と呼ばれるものがあった。
男の人が招集され、学徒出陣もあったから農家に男手がなくなり、某地に、数カ月間、作業に行っていたこともあった。
一年、学年がずれたら。
一年だけでも「授業」があったのに。
残念そうにお話下さるのが、印象的でした。
「でも私、モールス信号が読めたから、それが後にとても役立ったのよね。」
ラジオで、何を言っているのかが、聞こえなかったけれど・・そう話して下さった、玉音放送が流れた、80年前の今日。
国を守るために、それぞれの立場で尽力下さった全ての方々と、全ての英霊の方々へ、思いを馳せつつ、今自分にやれることを淡々とやっていこうと思っています。
インターネットの普及によって、玉音放送の全文を聞いたり、現代語訳を読んだりできるようになりました。
テレビでよく流れるのは「堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び」の部分ですね。
初めて全文を読んだ時、あの部分の意味合いが、それまでとは全く異なるように感じたのを覚えています。