EFTタッピングセッション事例|言えなかった自分の思いを伝えた時の変化

EFTタッピングで自分の思いを配偶者に伝えて関係が変化した60代女性の事例

ブログ記事を読んだJ子さんから、感想を頂きました。

J子さん

この1年半を振り返ることが出来た事は、とてもよかったと思います。
又、合間に伊藤さんの感想や解説が入っていて、新たにセッションを受けているように思いました。

事例公開の許可を下さるクライアントさん達からも「他の人の事例が掲載されると、自分のEFTを客観的に振り返ることができるし、(伊藤の)解説が入っているので、新たな発見がある。」と聞いたことが何度かあります。

へえ、そういう利用の仕方があるのか。

確かに、ご自分のセッション内容を、他人目線で書いた記事を読む機会ってないですよね。

私自身も、セッションを振り返りつつ事例を書くのは、クライアントさんのパターンを掘り下げる良い機会になっています。

伊藤

皆さん、いつもありがとうございます。

では、J子さんのEFTセッション後の変化「言えなかった自分の思いを相手に伝える」を紹介します。

目次

言えなかった自分の思いを伝える|EFTによる変化

今回のお相手は、J子さんが「お父さん」と呼んでいる「配偶者」です。

習い事の先生→おばあさん→お父さん という風に、伝える相手との関係は、以前よりも近くなってきています。

距離が近いからこそ、言いづらいこと、聞きづらいことがありますよね。

そんな訳で、以前よりも、少しハードルが上がります。

お父さんの顔が怖い

ある朝、「お父さん」とばったり顔を合わせたJ子さんは、このようなことを思いました。

J子さん

お父さんの顔が怖い・・・。

この時、下記の思いが、J子さんの中を駆け巡りました。

  • お父さん、どうして、怖い顔をしているのだろう?
  • 何かあったのかな?
  • 機嫌が悪いのかな?
  • 私が、何か怒らせるようなことをしたのだろうか?

いつもであれば、瞬時にお父さんの気持ちを察し、あれこれ考えるところです。

J子さん

あんなことがあったから、お父さん、怒っているのかな?

J子さん

私が、こんなことをしたから、お父さん、機嫌が悪いのかな?

J子さん

私が、何か悪いことをしたかな?

私のせいで怒っているのかな?

でも、いくら考えても、何もわからないので、すっきりしない思いを引きずっていました。

このような経験をしたことのある方は、多いのではないでしょうか。

J子さんの変化

ところが、その日のJ子さんは違いました。

J子さん

お父さん、どうしたの?

そんな怖い顔をして。

お父さんに声をかけたのです。

その結果、お父さんは、怒っているとか、機嫌が悪いとかではなく、「ご自分が怖い顔をしている意識が全くなかった」ことが判明したのでした。

J子さん

なあんだ・・。

J子さんは、拍子抜けしたこの時の話を、嬉しそうに教えて下さいました。

EFTで取り組んだことが、身についていらっしゃいますね。

事実と感情の区別がついた上で、できること

EFTでは、ネガティブな感情を認めたり、掘り下げたりすることを通じて、自分を満たしながら、事実と感情を区別していきます。

これまでの取り組みの成果で、

お父さんの顔が怖い

お父さんの顔が怖いとJ子さんは感じている

という風に、J子さんの中で、事実と感情の区別がついているのです。

区別がついたところで、ここしばらく繰り返した「伝える」という新しい選択を実行。

その結果「(伝えると)引きずらなくていい。」ということを、味わったのでした。

人の気持ちを読むってどういうこと?

「相手がこう思っているのでは?」と思うことがあるでしょう。

それはそれで良いんです。

でも、「事実」と「自分が感じたこと」は別です。

なので、普段私は、セッションを通じて、「相手のことは、相手に任せましょう」という話をしています。

相手が何をどう感じているのかは、相手のみぞ知る。
だから、相手のことは、相手に聞けば良い。

いくら「あの人はこう思っているんじゃないか」と察した所で、それは自分の想像に過ぎません。

相手のことは、相手に確認しないと、わからないのです。

仮に、相手が思っていることと違うことを話したのであれば、それはそれでいいのです。

相手は、「思っていることを言わない」という自分の選択に責任を持って、そうしているのだろうから、こちらが深読みしようとした所で、無理があるのです。

「私、相手の気持ちが読めるんです」と思っていても、実際に相手の話を聞いたら、全然違うなんて本当によくあります。

勝手に暴走し「あなたがこうしていたから、こう言っていたから」と、自分の中で相手の思いをすり替え、トラブルを引き起こす原因になることもあるのです。

このようなトラブルを回避しつつ、関係を築いていくために、EFTで「自分をありのまま認めることを通じて、自らを尊重する」取り組みをしています。


自分を尊重し、事実と感情を区別することができるようになれば、頭と心が納得した状態で「相手のことは相手に任せる」も「伝える」もできるようになってきます。

言っても何も変わらないと思う時に起きていること

「伝える」は、簡単そうに感じるかもしれませんが、実は、結構難しいのです。

セッション前のヒアリングで、クライアントさん達から、よく伺う内容に

  • 自分の思いを、お相手に伝えても伝わらない
  • 色々やってみたけれど、ダメだった。
  • 言っても何も変わらない

などがあります。

このような時は、大抵、お相手に伝えた内容が

  • 何で●●なの?
  • 何でこうしてくれないの?
  • 何でわかってくれないの?
  • 普通はこうするでしょ?

などになっているはず。

これは、他人軸が原因で、事実と感情の区別がつかないまま、思い込みによって「何で私を認めてくれないの?」と訴えている状態です。

もう少し詳しく書くと

本当に私のことを大切に思うなら、私が何も言わなくても、私の思いをあなたが察して、私のやって欲しいことをあなたがやるのが当然でしょう?

という意味です。

だから「言動」だけを変えても、「自分は伝えた(つもり)止まり」で、お相手には伝わらないのですよね。

「言ったつもりで伝わっていない」に気づけない

自分は伝えた(つもり)、ちゃんと言っている

相手には全く伝わっていない(だけなのに)

相手にわかってもらえない・大切にされていないなどと感じて傷つく

関係が少しずつ悪化する

このようなトラブルもまた、本当に多いのです。

いろいろな人間関係がありますが、特に、カップルや夫婦など関係が崩れたり、うまくいかなくなるのは「他人軸」が原因なのです。

でも、これって、もったいないですよね。

トラブルを未然に回避しつつより良い関係を築くためのEFT

アイホージュでは、このようなトラブルを可能な限り、未然に回避しつつ、より良い関係を築くために、必要なことを相手に伝えるEFTをしています。

もし、対人関係がうまくいかないと思うことがあったら、EFTをし、自分の中で何が起きているのかを把握し、必要な手を打ってみることをお勧めします。

以上で、J子さんのセッション事例は終わりです。

この後、2013年に、J子さんはEFT個人講座を受講なさっています。

そこから一年が過ぎた頃に、EFTタッピングインタビューを行っています。

インタビューを読むと、セッションや講座で取り組んだ内容や変化が、J子さんの未来へ、どのように結びついたのかが、お分かり頂けると思います。

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