クライアントさんとのセッションで、「自分で決めるのが怖い」という話はよく聞くのだけれど「自分で決められない」というのは出てこないなーと思うイトウです。
それもそのはずで、他人軸のつまずきは、決める以前の段階で起きているからなのです。
自分で決められないという話が出てこない理由
最近、ずっと書いていますが、他人軸の特徴に
- 常に周りに認められたと自分が感じる必要がある
- 1のために、意思を抑圧・犠牲にしているので、自分がどうしたいのかに沿って必要な対応を取る経験やスキルなどを身に着ける機会を失っている
というのがあります。
「自分がどうしたいのかわからない」のであれば「何を選ぶのか、何をするのかを決める」のは無理があります。
だから「私、どうしたいのかわからないんです」という話はあっても「私、決められないんです」とはならないのでした。
自分で決めるのが怖いとは?
EFTのセッションや講座では、一つの悩みを題材にネガティブな感情を認め、細やかに掘り下げます。
その後に、他人軸の欲求を満たしてから、自分軸のどうしたいのか、答えを引き出します。
その答えに沿って、動くと決める段階で、「怖い」とか「責任を持ちたくない」などの思いが出てきます。
そのため、自分の内側で葛藤が生じます。
ですが、他人軸の特徴2によって、必要な対応の取り方が分からず、特徴1に沿って、周りに認められる自分になることを選びます。
つまり、選べていないのではなく、「周りに認められる自分になる」ことを無意識に選んでいるのです。
「自分で決められない」と感じていたとしても決めている
今、自分で決められないと感じていたとしても、これまで全く「自分で決めていない」ということはないはずです。
ただ、恐らく今までは
- 誰かの提案 「こういうのがあるよ。あなたにはこういうのが合いそう」
- 誰かの誘い 「一緒にやらない?」
- 周りの発言や反応、事情 「あの人は、私にこうして欲しいと思っているんだろうな」
- 時期が決まっているもの 学校入学・卒業、仕事、家族の世話、タイムスケジュール
など「外側の何か」ありきで「自分はどうするのか」を決めてきたのだと思うのです。
このような時期を経て、今度は
- 自分はこれをやりたい
- これをやる!
ご自分の「内側」にある意思に沿って、自分がどうするのかを決め、行動し、結果を得て、その手ごたえを感じたいのではないでしょうか。
でも、どうやったら、それができるようになるのかわからないから、自分で決められないと感じて、悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。
もし、そうであるなら、あなたが、探している方法は、ここにあります。
自分の意思で決める方法を身に着けるには
一つの悩みを題材に、ネガティブを認め、掘り下げる、一連のプロセスをEFTを使って、意識的に行う。
これを、題材を変えながら、積み重ねることが大切です。
一連のプロセスの体験は、スタートパッケージセッションで、方法を身に着ける取り組みは、その次の基礎講習で行っています。
今日のEFTのことばはありません
今日の「EFTのことば(フレーズ)」はありません。
理由は、前述した通り「決められない」以前の「自分がどうしたいのかわからない(意志が引き出せない)」状態だからです。
前に「自分がどうしたいのかわからない時の対処法」を書いているので、そちらをお読み下さると共に、「一つの悩みを題材に、ネガティブな感情をありのまま認める」ことに慣れるのをお勧めします。
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