EFTタッピング実践・提供歴16年、自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
- 失敗した
- 恥をかいた
- 意地悪をされた
- 蔑ろにされた
- 子どもの頃にやりたいことをさせてもらえなかった
- やってはいけないことをやった罪悪感
など、嫌な記憶が何度も蘇ることは、ありますか?
その度に、過去の傷がうずき
- あーっとなる
- 昨日のことのように感じて、落ちこんだり、猛烈に腹が立ったりする
- 何であんなことをしたのだろうと自らを罵る
- そのことにばかり気を取られて、目の前のことが疎かになる
- あの時、あれができていれば、今頃こんなことにはなっていなかったと悔やむ
など、今さらどうしようもないことを考えてしまうご自分を持て余していませんか?
このような時、嫌な記憶を消したい、忘れたいと思うかもしれません。
ですが、お勧めは「思い出す度に、EFTを使ってありのまま認めること」
(心療内科や精神科に通院し、薬の服用をしている方には、お勧めしません)
なぜかというと
です。
このヒントは「出来事そのもの」ではなく「出来事に対応している、自分の意思の扱い方」に注目することで、読み解けます。
思い出す過去から読み解ける、現状をよりよくするためのヒントとは
ここからは、思い出した「過去」がどのように「現在をより良くするヒント」になったのか、私・伊藤の事例3つを使って紹介します。
【その1】 やると決めたのにやりたくない
さかのぼること2009年。
アイホージュの立ち上げを決めたは良いけれど、何から手をつけたらいいのかわからない」という思いと「やると決めたのに、やりたくない」という葛藤が自分の中で生じて動けなくなりました。
これを機にEFTを使うようになりました。
当時は、「EFTでネガティブな感情を認めたら、すっきりするのはわかる。
でも、自分の現状を変えることには、結びついていない状態」でした。
なので、何の役に立つのかわからないと感じたまま、苦し紛れにEFTをすることになったのです。
過去の出来事を思い出す
「やると決めたけれどやりたくない」という気持ちを認めるうちに、小学校低学年の頃の、出来事を思い出しました。
すっかり忘れていたことを、なぜ思い出したのか、全然わかりませんでした。
思い出した出来事|やられた!
放課後、遊ぶ約束をしていた3人が、同じおやつを自転車のかごに入れて、こっちに向かってきたのを見て、何も聞いていなかった私は「やられた」と思った。
でも、どうしていいのかわからず、平気な顔をして、その場を取り繕った。
ただ悔しかったので、家に帰って、そのことを親に話した。
今ならわかる、大人目線の回答を得て「(親に)話してもムダだな」と思った。
私には「問題が起きた時、何事もなかったかのように振舞って、言葉を飲み込む」癖があるのです。
現在をより良くするためのヒント
当時、アイホージュの立ち上げを、まだ家族に話していませんでした。
自宅を使用する許可を取っていないから、、物事を決められなかったのです。
「何か言われるんだろうな。言いたくないな」と思いながらEFTをし、準備をしてから家族に話したらあっさり許可が出て、拍子抜けしました。
その後も、やりたくないとか、言いたくないとか、自分の中から出て来る度に認めながら、物事を進めていました。
人に話したくない自分の内側の恥と感じていることに直接アプローチができ、かつ、頭と心が納得した上で前に進めるEFTに「いいものを見つけた」と思っていたのです。
どうしても動けないと感じていた時のこと
そんなある日、どうしても動けなくなりました。
EFTをしていたら、中学の頃の嫌な出来事が浮上してきました。
思い出した出来事|とにかく会うのを避けたい
毎日接触する訳ではないのだけれど、何かの拍子で顔を合わせると、嫌なことを言う人がいました。
私は、何事もなかったかのように振舞いながら、通り過ぎるのが精いっぱい。
極力対面しないよう、避けていました。
EFTをするまで思い出しもしなかったのですが、当時の嫌な気持ちがすごく蘇ってきました。
さらにタッピングをしていくと、私は忘れていたのではなく、感覚的には、いつも恐れていたことに気付きます。
アイホージュの立ち上げをやめたい
「アイホージュを立ち上げたら、絶対にあの人は、私が変なことを始めたと、周りに言いふらす!」
卒業以来一度も会っていなくて、20数年が経っているというのに、昨日のことのように感じて動けなくなったのです。
アイホージュを立ち上げるのが怖くなりました。
〇〇〇現在をより良くするためのヒント その2
「立ち上げをやめたい」気持ちをひたすら認めること2週間。
今日も、何も変わらないんだろうなと思いながら、EFTをしていた時。
自分の両胸の間の辺りから、このような言葉が湧いてきました。
「へー、どうでもいいものを選んで、本当に欲しいものを選ばないんだ。」
??
意味がわからず、出てきた言葉を使ってEFTをした所、別なことを思い出しました。
この時、私の中で、点だった様々な話が、一つにつながり、出てきた言葉の意味がわかりました。
あの人から逃れることを選んだ私は、本当に大切な人を選ばなかった
詳しく書けないのですが、これは私にとって、ものすごく衝撃的なことだったのです。
あまりにショックで、取り返しのつかないことをした。
今さらどうすることもできない。
次々後悔が襲ってきました。
つまり
怖いからと言って「過去の人間に会わないよう逃げ回る」ことを選んで、アイホージュを立ち上げをやめたら、悔やむ未来が待っている
そのことを、過去の嫌な出来事が教えてくれたのです。
私は、相手に何かされた時の対応方法を決め、後悔にもEFTをし「二度とこんな選択はするまい」と誓い、立ち上げの準備を進めました。
効果を実感しているのにEFTを提供したくない
でも、悲しいかな。
喉元過ぎれば熱さを忘れる言う言葉の通り、私はヒト・モノ・コトを変えて同じことを繰り返すのです。
当初、アイホージュでは、推拿の他に、物販を予定していたのですが、これがダメになった時。
EFTの提供が浮上してきました。
何となくそうなりそうな気配を感じつつも、勘弁と思っていました。
「効果は実感している。
でも、EFTで自分が変わっただなんて、絶対に周りから怪しいって言われるから、やりたくない。」
私には、他に提供できるものがなく、EFTをやる以外の選択がありませんでした。
現在をより良くするためのヒント その3
強い抵抗を、EFTで認め続けました。
数日が経った頃、両胸の間の辺りから「この方法を世の中の誰かが探しているかもしれない」という思いが出てきました。
この時、追突事故を機に、自分を立て直せなくなり、さまざまな方法を試しては、うまくいかないと感じていた過去のことを思い出しました。
今使っているEFTが、探していた方法だとして、変化の再現性はあるだろうか。
「自分の感情や思考を自分で認めるように、クライアントさんの感情や思考を認める」ということで、再現性はあると判断。
EFTの提供を決め、SNSやホームページを通じて発信したり、「怪しいチラシ」と名付けて、知り合いのお店に置かせてもらったりしていたのでした。
同じことを繰り返しているように見えても物事のハードルは上がっている
ヒト・モノ・コトを変えて同じ対応を繰り返していた私ですが、対応のハードルは、
親→過去の嫌な人→地域および不特定多数へ世界発信
と上がっていたのです。
実体験を通じて、思い出した過去が、現在をより良くするためのヒントとなると気づいたことで、私は積極的に認めるようになりました。
今日のEFTのことば
この記事をお読み下さるあなたの、思い出す過去がどのような内容なのか、私にはわからないので、まずは取っ掛かりとなることばを作りましょう。
まずは、思い出した過去に伴う、あなたの感情を言葉で表します。
- あの時のことを思い出して、〇〇と感じている自分がいる
- なぜかわからないけれど、あの時のことを思い出した自分がいる
コツは、過去を思い出しているあなたの嫌な感覚が湧く場所に意識を向けて、「ことば」を繰り返していくこと。
思い出したことをそのまま口に出して+~と感じている自分がいる
ということばもオススメです。
今日の「ことば」は、ネガティブリマインダー方式で書いています。
「ことば」の作り方やEFTタッピングのやり方は、下記の記事をご覧ください。

お一人でできるのはここまでです。
焦らずに、嫌な感覚が湧くうちは、徹底的にご自分に寄り添い、ありのまま認めることをお勧めします。ちなみに私は、今回紹介した事例を通じて、EFTのコツをつかんだのでした。
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